未確立な技術
原子炉というものは、もとはといえば、原子力爆弾の原料になるプルトニウムを製造するためのもので、その余熱があまりにも膨大なので、もったいないので発電に利用しようとしたまでのことなんだそうですね。
北朝鮮は、その瀬戸際外交でアメリカを脅して、軽水炉をつくらせ、その原子炉でプルトニウムを製造して、原爆保有国となったわけです。
つまり、原子力発電というのは名目で、原爆を作るのが目的なんですね。
よく、キチガイに刃物・・・と言いますが、同じものでも、日本が持てはロケットでも、北朝鮮が持てはミサイルになる・・・と、同じことですね。
今、アジア諸国でも、原子力発電の開発が試みられていて、ベトナムでも日本の技術による原子力発電建設が継続されていると言います。
もちろん、ベトナムだって原子力発電所を稼動させれば、同時に、原子力爆弾の原料を持つことになるぐらいはわかっていると思います。
むしろ、中国と対立している今、原爆を保有して、外交を優位にしようと考えるのは当然だと思いますよ。
アメリカは、イランの原発には反対しているのに、ベトナムの原発には言及していないのも不思議な話ですね。
まぁ、アメリカは、ベトナムに対して、ある意味「敗戦国」ですからね。
いずれにしても、原発を稼動させると、プルトニウムを製造することが出来ますが、同時に、膨大な核廃棄物もできて、その処理を現世代で済ませることは不可能なんだそうですね。
つまり、技術的に未確立なまま見切り発車したのが「原子力」と言うことになっていると思います。
さらに、日本の学界でも、今回の原子力事故を受けて、原子力が安全なものと言っていたのが、危険なものと言いなおしました。
日本の科学者が危険なものと断定しているのに、これ以上、被曝国 であり 自曝国でもある日本が原子力発電を続ける意味がないと思います。
今、福井県の大飯原発の再稼動に向けて、政府が性急な態度を取っています。
どうやら、政府・民主党は、エネルギー利権のしがらみから抜け出すことが出来ないようですね。
さらに、大飯原発の利権を受けている地元の人の中には、再稼動に賛成している人が多いようです。
でも、同じ「原発村」でも、静岡県の浜岡原発がある御前崎市は、再稼動に反対する住民が多いようです。
小生は、大飯原発の周辺住民は、一度、福島第一原発にバスツアーでも行って、勉強すべきだと思います。
話は変わりますが、強力な死刑反対論者が、肉親を惨殺されたのを契機に強力な死刑支持論者に変わった話は有名ですね。
体験しないと分からない・・・では困ると思いますよ。
小生は、豊富なプルトニウムを保持した日本が、これ以上原発を続ける理由なんてないと思いますが。
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