「万歳」やりなおし解散

大義なき戦いPhoto

衆院が解散し、選挙戦が始まりました。
総理は「アベノミクス解散」と、今回の解散を命名していましたが、どうやら国民はそうは思っていないようですね。

今、この時期に解散する必要があるのか・・・。

先の内閣改造で、またもや「身体検査」が問題となり、その流れを断ち切るために解散をしたような、そんな感じがしてなりません。
第一次安倍内閣のときの悪夢が総理の頭をよぎったのかもしれません。

現在、一強多弱といわれる政党勢力です。
こういう状態で、今のような選挙制度で選挙をすれば、自民党が大勝することは間違いないでしょう。
さっそく「みんなの党」が解党してしまいました。

安倍さんは、「当然な勝利」をもって国民の信を得たとして、経済至上主義政策を展開するつもりなんでしょう。
しかし、それをするなら、法律通りに消費税増税を断行すべきだったでしょう。

今春の増税で、景況感は悪化し、各種数値は良くありません。
増税、特に間接税などの増税は、消費者の立場なら嫌に思うことは当然で、それに「反応」して景気が落ち込むことも当然です。
その当然なことを予想して、今年の春の増税に踏み切ったはずです。
確かに増税法には「景気状況」の項目がありますが、今更「信を問う」なんて、あまり意義がないではありませんか。

もし、本気で国民の信を問うのなら、財務官僚主導の現体制について、ズバリ問うべきではないでしょうか ?

そもそも財政を立て直すに、増税で成功した例は、過去の日本においてはないのですね。

年貢を増やしたり、増税して、財政を立て直そうとしても、結局、庶民が疲弊してしまって、駄目になってしまう。

では、どのようにして財政を立て直したのか・・・。

それは「節約」と「合理化」でした。
さらに「新田開発」というように、殖産政策もあわせて断行しました。
徳川吉宗にしても、上杉鷹山にしても、二宮金次郎にしても、そうして改革を成し遂げたのでした。

それが、日本の財政再建の歴史です。

ですから、歴代の偉人たちに倣って今の財政を立て直そうとするのなら、今の財務官僚の考え方を根底から直さなければならないと思います。
税が不足ならば、増税すればよい・・・。それが官僚思考なんですね。
そうして増税しても、結局はその分、財務官僚に喰われてしまう・・・。
そういうことが分かっているので、国民は「増税」には反対するのでしょう。
増税した分、適正に使われることが保証されるのなら、国民はそんなに反対しないでしょう。

とにかく、今の日本は、お金がジャブジャブ状態なはずです。
日本銀行は「異次元の緩和」と称して、大量の紙幣・貨幣を発行しているからです。
これが「アベノミクス 第一の矢」の効果です。
しかし、それが市場に出回らないのは、お金が銀行に留まったままと言われています。

そうではなくて、銀行はお金をドンドン貸して、経済を回すべきです。
不良債権が生じても、日本銀行などが‘買い取って’くれる時代ですから。

また「アベノミクス第二の矢」による財政出動で儲かった企業は、そのまま懐に入れたままです

そうではなくて、儲かった企業は、従業員の給与を上げるだけではなく、下請けに対する‘値切り’も辞めるべきです。
さらに、さらに言えば、日本の大企業は、日本の下請け企業の製品を、もっと高値で購入すべきです。
良い品を高値で買うことが、正常な経済の形態です。

かつて、ダイエーの創始者が「価格破壊」を提唱しましたが、それは健全な経済の姿ではないはずです。

「価格破壊」から「適正価格」。

そういう流れを作らない限り、日本経済のデフレからの脱却は不可能でしょう。

安倍さんは、解散して「アベノミクスを問う」たからには、そういうことも、銀行や企業に強く要請すべきです。

そうしなければ、「大義なき戦い」と揶揄されても仕方がないと思います。

それにしても、今回の解散劇。

衆院議長が、陛下の「解散の詔」を読み上げている最中。
しかも「御名御璽」という大切な場面で、自民党議員が、「万歳」を叫び出す。

いったい「陛下の詔」を何だと思っているのでしょうか ?

大勝を確信して、はやまった行動に出た自民党議員に対して、衆院議長も呆れて「万歳のやりなおし」をさせ、野党議員も呆れ返っていました。

もっと呆れたのは国民でしょう。
そうまでして、そんなに選挙をしたいのでしょうか ?

さすがの産経新聞も、このフライング万歳を、敢えて取り上げていました。←

【以下、産経新聞記事、引用】

民主党の海江田万里代表は21日、党本部で開いた両院議員総会であいさつし、衆院解散について「スキャンダル隠しの解散だ」と批判。さらに「自民党は浮足だっている。選挙は浮足だった方が負けだ」と指摘した。海江田氏のあいさつの全文は次の通り。

 さきほど、衆院の本会議で解散となった。本会議場で目撃したと思うが、天皇陛下の詔書を議長が読み上げている最中に、自民党の議員から万歳の三唱が起こった。まさに前代未聞のことでありまして、自民党の全議員が浮足立っていることの証左ではないか。選挙は浮足だった方が負けであります。

 特に今度の自民党の衆参両院の議員は健闘いただきました、(やじあり)民主党の衆参両院の議員は健闘いただきました。その結果、私どもが最重要法案と位置づけをしていた労働者派遣法。これは、2度目の審議未了、廃案に追い込むことができた。現場の皆さまのご尽力を心から感謝を申し上げます。

 また、国会の前に内閣改造をやって、そして看板閣僚であった2人の女性閣僚のスキャンダルによって、皆さま方の追及で、2人の閣僚は辞任を余儀なくされた。今回、辞任には至りませんでしたが、その他の多くの閣僚が、政務三役が政治とカネの問題でぼろぼろになった。

 その意味では、今度の解散の自民党にとっての意味というのは、この「政治とカネ」のスキャンダル隠しであるということ。このことも私たちは確認をしないといけない。総じて言えば、今度の国会は民主党が全力を出し切ることで、自民党を追い詰めた国会であったと総括することができると思う。

 今度の選挙に大義がない。言うまでもない。マスコミの世論調査でも6割以上がそういう判断をしている。大義がないことはいうまでもないが、いよいよこれから選挙がスタートする。私たちの側から積極的に争点をつくっていかないといけない。その一つは安倍(晋三)さんのこの間の経済政策。特に2年たって結果が全てだといっていた安倍首相。その言葉はそのままご自分にかえってくる。

 アベノミクスによってこの2年間、日本の社会では格差が拡大した。このことは確か。そして働く人たちの賃金は、物価の上昇に追いつかず、15カ月連続して実質所得が減っている。

 こうした事実一つ一つを突き詰めて、突き付けて、自民党の経済政策に対峙(たいじ)をしていく必要がある。それだけではない、今度、選挙が終わると最長4年間、新たな政権が日本のかじ取りをやることになる。安倍首相に再びこの日本のかじ取りを任せたときの日本は、一体どうなるでしょう。

 集団的自衛権。まさに立憲主義を無視して、国会の議論をほとんど行わず、一方的に閣議決定をした。それから特定秘密保護法も、まさにこの衆院議員が一人もいないときにこれが施行される。どうして国会のチェックができるんでしょう。

 それから、社会保障の問題も大きな問題です。とりわけ来年の4月から、介護保険から要支援の人には切り離しをするということで、その準備ができていないという声を私は各地を回ってしっかりと聞いた。

 こうした争点、本当にたくさんある。こうした争点の一つ一つをていねいに有権者に説明をしていく必要があると思う。その意味では、今度の選挙の期間、全く短い期間ではありますが、私たちが一丸となって、それこそ地域に入っていって、もちろん私も本当にこの日本全国くまなく回って、この自民党政治の問題点、これから先4年間任せたら、日本の国はとんでもない方向にいってしまう。私たちこそがその方向性を、その流れを質す勢力になるということをしっかりと訴えていきたいと思います。

 全衆院議員は全員が戻っていただく。それだけではない。新たに公認をした候補者の方々にも全員がこの民主党の本部に集まって、そしてこれから新たな議員総会を開催するということにしたい。

 参院の皆さまには、衆院の選挙の応援、心からお願いを申し上げます。すでにさいは投げられました。一丸となって頑張りましょう。

この野党党首の挨拶文については、全て賛同するわけではありませんが、同意する部分はあります。

【追加 22日】
NHKの朝のニュースでも、先ず昨日の「フライイング万歳」の様子を取り上げていましたが、『静岡新聞』の本日の朝刊では、以下のように記していました。

万歳三唱やりなおし

衆院が解散された 21日の本会議で、万歳三唱をやり直す珍事があった。伊吹文明議長が解散詔書を朗読し、「日本国憲法第七条により、衆議院を解散する。ぎょめ・・・」と言った時点で、議員席から「万歳」の声が上がり、三唱後に沈黙。伊吹氏は改めて天皇の名と押印を意味する「御名御璽(ぎょめいぎょじ)」と発言し、日付と安倍信三首相の副署も朗読した上で、「万歳はここでやってください」と促し、万歳三唱がやり直された。
2000~12年の間の五回の解散では、議長が「衆院を解散する」と読み上げた後に万歳が始まり、本会議が解散となっており、伊吹氏が先例を破った形。

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パナシの歌

やりっ放し

拙宅の 81歳の母、55歳の家内、そして 25歳の娘。
彼女らは、筋金入り ? の やりっ放し 人間です。

とにかく 彼女らが通った後は、散らかっています。
小生は、彼女らの後を 片付けながら 追っています。

さて、突然吹いた「解散風」。
今回の衆院解散の大義は、消費税増税について国民に信を問う・・・ということらしいのですが、そんなことをしないで予定通り 10%に上げたらよいと思います。
国民は反対しながらも、既に心の準備していましたからね。

それよりも、選挙の前にやることがあるでしょう。
それは、国会議員の「定数是正」。
自民党の安倍さんと、民主党の野田さんの約束が、この国会議員の定数是正です。
それをやらないで、さらに与党の議席を増やそうとすることは、民主党に対する裏切りであると同時に、国民に対する裏切りです。

そうした「やりっ放し」体質に対して、国民はウンザリしています。
こんな忙しい中、「やりっ放し」解散、選挙に付き合うほど、国民は暇ではないと思います。

こんな急な選挙では、野党再編なんてする余地もないし、今の選挙制度では選挙をする前から、与党の大勝は目に見えています。
それでもって「国民の信を得た」とする安倍さんの目論見は、ミエミエです。
恐らく、投票率は低いと思いますよ。
その投票率の低さが、国民の意思でしょう。

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被選挙権

選ばれた人

一般に、関西人は元気だと言われていますが、橋下大阪市長をみると、確かに大阪人は元気だと思います。

その橋下市長が、某団体の代表と「言い合い」になった際、「参政権」に触れました。
その「参政権」とは「選挙権」と「被選挙権」です。

つまり、日本国民には、一定の年齢に達すると、選挙権が与えられ、さらに立候補権も与えられるということで、橋下氏は、政治に訴えたいことがあるのなら、自分自身が立候補して政治家になったらどうかという・・・ことなんでしょうか ?

確かに、選挙権を行使するよりも、代議士や首長となったほうが自分の考えを直接政治に反映させることが出来るのでしょう。
しかし、代議士になろうと立候補した場合、「政治とカネ」の問題に象徴されるように、資金や「3バン」なしでは当選することは不可能とされてきました。

ところが最近では、そうした「ジバン」や「カンバン」、「カバン」がなくても、テレビなどのマスコミやインターネットを利用して顔を売り、そうして立候補して当選を勝ち得る人がいますね。

橋下さんや東国原さんは、テレビのチカラで当選を勝ち得た人たちだと思います。
いわゆる「タレント議員」さんですね。

また、その中には「反原発」を唱えて参議院議員になって、天皇陛下に無礼をはたらく輩もいます。

そうした意味では、マスコミやネットなどを利用して選挙活動に登場した人を選ぶことは、両刀の刃的な側面があるような気がします。

さらにいえば、「タレント議員」という言葉が示すように、選ばれる人にはその「才能 = タレント」が必要で、志があれば誰もがなれるものでもないと思います。

つまり、誰もが努力しても「金持ち」になれないと同様に、誰もが志を持って努力しても必ずしも「代議士や首長」なにはなれないと思うのです。

「努力」以外の「才能」が必要な特殊な「職種」だと思うのですね。

そうした意味でも、同じ国民の権利である「選挙権」と「被選挙権」には、本質的な違いがあると思います。
つまり、才能がなくても投票できるけど、才能がなければ投票してもらえない。

これは、「被選挙権」に及び腰な小生の「言い訳」なんでしょうか ?

実際に、立候補して落選して、職を失い、家族も離散した人を見たことがあります。

そうした意味でも、選挙に打って出ると言う行為は、大博打に似ているように思います。
その賭けに踏み込めない小心者の小生には、橋下氏の一連の「被選挙権」発言は、チト悔しいですね。

悔しいですが、選挙に勝つには確かに「人望」が必要だと思います。
小生には、その「人望」がないことは、自分自身が良く分かっているつもりです。

いえ、そうして自分を制限して、言い訳をしている「弱虫」だけなのかもしれません。

ところで、来年早々に、小生が住んでいる地方の議員選挙があり、友人が 三選目を狙っています。
その彼の選対委員長が今年亡くなったので、小生にその代わりをしろ・・・と言ってきました。

もちろん、小生のような人望のない者が彼の選挙に関われば、返って迷惑になるだろうと丁重に断りました。

そうしたら今度は、小生の妻の従兄弟がその選挙に出馬することになり、そちらの方からも協力の要請がありました。

でも、小生は、そうした選挙活動には関わりたくないのですね。
つまり、神輿を担ぎたいとも担がれたいとも思わないのです。
現役の期間は、あまり政党色を現したくないのがホンネであります。

体制側に従っていれば、生活するには楽です。
やはり「安定」を選んでしまうのですね。

更に言えば、そんなことは有り得ないことを前置きに、もし、仮に小生が出馬でもしようものなら 「鍛冶屋が政治家になるなんて、分をわきまえていない ! !」と、先輩たちから叱られそうです。

そうした小生の心理は、単に勇気がないというだけではなく、市民、県民、国民という公民として「問題」があるのでしょうか ?

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がんばれ、橋下さん ! !

お役人体質との戦いPhoto

橋下大阪市長が、この時期になって市長選挙を行うと言います。
大阪の二重行政の無駄を省こうというのが、その趣旨だと思います。

話し合いを重ねても、停滞する議会。
そこには議員自身の問題があると思います。
つまり、大阪の府議にしても市議にしても、当選すると党派を問わず、初心を忘れで公務員に飼い馴られてしまうのですね。

議員は、公務員の操り人形になっています。
そんな議会で公務員の既得権益を損なう議案が通るわけがないですね。
公務員は、議員を使って必死の抵抗をしているのです。

そこで橋下市長は、公務員に毒された議会に問うよりも、直接、市民に問う。
これは、正当な手法だと思いますよ。

マスコミのなかには、こうした橋下氏のやり方は、自分の思い通りになるまで選挙を重ねるようで我儘だ・・・と言っていますが、そんなことはないと思いますよ。

あの安倍首相でさえ、TPPや原発問題など、官僚に飼い馴らされていると思われる部分が多々あると思います。

公務員制度とか、基本的なシステムを改革しようとすると、公務員の強い抵抗に遭い、思うような行政が出来ず、しかたがなく首長たちは妥協してしまうのですが、それに屈せず頑張っている橋下さんに、エールを贈りたいと思います。

そして、こうしたお役人の体質を改善するには、首長だけではなく市民の覚悟が必要だということが、これてよく分かったと思います。

ところで、多重行政は、なにも大阪だけに限ったものではありません。
小生が住んでする街でも感じることがあります。

たとえば、拙宅の近くの漁港。
そこでは、国と県それから市が 1/3づつ出資して管理しています。
その漁港には、国の出先機関があり、県の管理事務所、市の管理局があります。
そして、それぞれに組合が絡んでいます。
つまり、三者がガチガチになっているので、新しいことや、何か改善をしようとしても、なかなか通らないのですね。

そんな具合に、行政の無駄があちらこちらにあります。

そういうわけで、こうした公務員体質を改善するために、橋下さんが突破口を開いてくれることを期待したいと思います。

橋下さんのやりかたは多少乱暴かもしれませんが、そのぐらいでなければ動かないでしょう。

そういうことで、大阪市民には、重大な責任が課せられていると思います。
棄権をせずに、民意を示してもらいたいと思います。

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盛り上がらない選挙

投票したくても・・・0005

八月から「近いうち」なんて言っていたのが、本日になってようやく衆院解散・・・ということで、一気に選挙モードとなったかと思いきや・・・

世間は シラケ ムードなんですね。

自民もダメ、民主もダメ、期待の第三局はまとまらない・・・
いったいどこに投票してよいのやら・・・

ところで、昨夜、小生が住んでいる市の任期満了にともなう市長選の公開討論会がありました。
この選挙は 25日が投票日なんですが、その日が投票日の選挙は 全国的にはこれだけあるそうです。

北見市長選挙 (北海道)
北見市議会議員補欠選挙 (北海道)
深浦町長選挙 (青森県)
天童市長選挙 (山形県)
朝日町長選挙 (山形県)
只見町長選挙 (福島県)
下仁田町長選挙 (群馬県)
勝山市長選挙 (福井県)
西桂町長選挙 (山梨県)
西桂町議会議員選挙 (山梨県)
羽島市長選挙 (岐阜県)
関ケ原町長選挙 (岐阜県)
焼津市長選挙 (静岡県)
四日市市長選挙 (三重県)
神石高原町長選挙 (広島県)
神石高原町議会議員選挙 (広島県)
大豊町長選挙 (高知県)
大豊町議会議員補欠選挙 (高知県)
美里町長選挙 (熊本県)
瀬戸内町議会議員選挙 (鹿児島県)
金武町議会議員選挙 (沖縄県)

小生は、その市長選の公開討論会を覗いてみたのですが、会場内は支援組織の人たちが集まっているぐらいで、そんなに熱気は感じられませんでした。
とにかく、本日解散する衆院選挙の前哨戦ということで、自民党も民主党も今回の選挙の結果が気になるところでしょうが、実のところ、市民はシラケ ムードなんですね。

小生の印象として、再選に挑む現職の市長は、平和運動に力を入れてばかりで、直面する市政にたいしては あまり熱心とは感じられません。
最初、彼は、税金の無駄遣いをしている「箱物施設」を廃止する・・・いう公約をして当選したので、小生は彼に期待していたのですが、当選するとその約束をアッサリと破棄してしまったので、小生も含めて多くの市民は現市長に信頼を置いていないようです。

方や、今回初めて市長選に挑戦する人は、小生と同じ小学校、中学校の出身です。
しかし、同級生ではなかったせいか、全く存在感は感じませんでした。
そういうわけで、彼について聞かれることはありますが、正直なところよく分かりません。

とにかく、今回の市長選にしても国政選挙にしても、どこに投票してよいのかわりません。
今回の市長選は、自民か民主かという二者択一ですが、その選択肢の中には希望する政党から候補者が出ていないので、小生は白票を投じるかもしれませんね。

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センセイ 大忙し

近いうち 選挙

・・・と言っても、アメリカの大統領選挙のことではありません。

近いうちに行われるという 日本の衆院選挙です。
それをにらんでか、石原東京都知事が辞任して国政に返り咲きしようとしていますね。

同様に、国会議員らも挨拶回りに大回転です。

とにかく、今の時期は、大学祭や自治会をはじめ秋の文化祭が真っ盛りです。
更に、スポーツの秋ということで、各種スポーツ競技が行われています。
更に 更に、褒章の時期ということで、祝賀式やパーティーが行われています。

そういうわけで、人が、有権者が集まるところには 必ず センセイ方も集まってきます。

昨日も、小生は午前中に大学祭に行き、午後には市の文化祭に行き、その間に葬式に出て、夜は 友人の祝賀パーティーに行ってきましたが、その総ての場で 某 国会のセンセイとご一緒でした。
まるで小生は、背後霊みたいに後に憑かれているようで、気味が悪かったです。

こういうときでないと現れない センセイがた・・・。。。

また、知らない間に、知らないセンセイの後援会に入れられていたようで、国会報告会 ? の出欠席を伺う葉書が何枚も来ていました。

国民の間では、この週末を利用して、東北の被災地に、定期的にボランティアを送り出しているというのに、センセイがたには ゴクロウサンでありますなぁ・・・・。。。。

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統一地方選 たけなわ

何が何でも

本日は、地域防災訓練の日でした。Photo
主に、避難経路の確認をしました。

しかし、住民たちの関心事は「統一地方選挙」。
県議会議員選挙、市会議員選挙、首長選挙があり、その中で、静岡市長が、出馬を断念。
そういうこともあって、防災訓練よりも、選挙の情報交換の日でした。

しかも、ほとんどの市民は、防災訓練には参加していませんでした。
この暮れの忙しいときに、防災訓練なんてやってられない・・・
選挙なんで、誰がなっても同じだ・・・・

・・・・ということで、大多数の市民は、地方政治には全く関心がないようです。

Dec03_a18 それよりも大掃除、年賀状、買出し・・・と言う具合に、市民生活は、今がいちばん忙しい時です。

さて、リーダー無き、日本の政局・・・。
日本政治には閉塞感が漂っていますね。
しかし、その中でも、地方のリーダーは頑張っています。

政治を支えるのは市民の関心・・・。
そのことを忘れてはならないと思いました。

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賭博は犯罪か ? - 2

予想以上の結果

ズバリ的中 ! !
サッカーワールドカップの勝敗予想をするドイツの蛸、パウル君のことではありません。

昨日行われた 参院選挙の結果です。
小生の願い以上の結果が出たので、喜んでいます。

ところで、国政選挙で当選すれば、特権階級である国会議員になれます。Photo
しかし、落選すれば タダの人 です。
そういうわけで、選挙というものも、賭博、結婚と同様に、実力と運が試されるモノだと思いませんか ?
とにかく、当選された方は、私欲を離れて国益のために頑張ってもらいたいと思います。

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投票に行きましょう !

我々の権利

ご存知のように、庶民が国政選挙の投票権を得たのは、長い人類の歴史の中では つい最近のことなんですね。
それまでは、身分の高い人とか、税金をたくさん納めていた人にだけに選挙権が与えられていました。
そして、日本の女性に投票権が与えられたのは、戦争直後のことみたいですね。
つまり、長い日本の歴史の中で、普通選挙の歴史なんて、僅か 65年しか経っていないのです。

その投票権を得るために、たくさんの人が犠牲になってきたようです。Photo_2
ですから、そうした経緯をみれば、我々の先人が獲得した権利を放棄するなんて、もったいないと言いますか、申し訳ないと思うのです。
もちろん、棄権も、国民の意思表示のひとつとして尊重されるべきことなのかも知れませんが、単に怠けて投票に行かない者との区別がつかないと思いませんか ?

また、これからの日本は、高齢化に伴い、北欧のような社会保障制度の充実した国家に必然的になると思います。
そのためには、我々の年金とか税金とかを安心して公務員に預けられるような態勢にしなければなりませんよね。
そのためには、ヘンな公務員を排除しなければなりません。
つまり、税金を公私混同するような公務員を辞めさせる代議士を選ばなければ、社会保障の充実した国家にはならないと思いませんか。

そこで、今までの日本は、投票率が示すように、選挙権のある人の およそ半分の人しか投票に参加していなかったのです。
ところが、社会保障の充実した重税国家の投票率は、およそ 90%で、ほとんどの国民が政治に参加しているのですね。
我々の税金を扱うのですから、ヘンな人を公務員にしては 国民は大損をしますものね。
つまり、重税国家の国民は たくさんの税金を納めているので、それだけ選挙にも関心があるのでしょう。
そして、実際に、税金を着服するような公務員を排除させて、社会保障制度を維持しているのでしょうね。

だから、重税国家でも、国民は安心して満足していられるわけです。

ところが、日本人の場合、そんなに重税感がありません。Photo
特に、給与所得者は、税金を「天引き」にされているので確定申告をする機会が少なく、自分がどれだけの税金を払っているのか知らない人が多いのですね。
しかし、実際に計算してみると、北欧の国家に負けないほどの税金を払っていることに気がつくはずです。
「所得税」「地方税」「年金」「公的保険」などの直接税の他に、さまざまな間接税を支払っているのです。
あまりにも煩雑なので全部でいくらの税金を払っているのか分らないのです。

そんなにたくさんの税金を払っているのに、給与所得者は政治に対して関心が薄いのです。
ところが、農業従事者などは、農協などを通して結束し、組織票で代議士を選出してきたので、今や、政府から手厚い保護を受けています。
税金が、政治に参加する人に還元されることは当然の原理でしょう。

我々給与所得者が農業従事者と比較してあまり保護されていないのは、政治に対してサボタージュしてきたツケが、いまこうして返ってきているのでしょう。

もし、我々給与所得者にも税金が公平に還元されるように願うならば、まずは、政治に参加することです。

そして、我々の納めた税金を正しく扱う人に投票することが大切ではないでしょうか ?
来る 11 日は、参院選挙です。
公私混同をするような公務員を排除する制度を作れるような代議士を選ぶことが、我々の未来を保証するものだと思うのですが いかがでしょうか。

増税の前に、公務員制度改革

同様に、米軍基地移転の前に、日米地位協定の改正。

順序を間違えてはいけないと思います。

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消費税 10% が・・・

参院選の「公約」

来月の参院選を控え、事実上の選挙戦が始まっています。
与党 民主党、野党 自民党などは、マニフェスト ( 政権公約 ) を公表しました。

それを見ると、民主党も自民党も消費税率を 10% に引き上げることを唱えています。
ところが、一部の経済学者らの予想は、消費税を引き上げれば、さらに国民の消費意欲が下がってデフレが加速し、日本経済は回復不能に陥るといいます。Photo

しかし、日本の国債などの「国の借金」は 1,100兆円を超え さらなる勢いで増え続けています。
これは、OECD ( 経済協力開発機構 ) の推計によれば、「日本の借金」は 国内総生産 ( GDP ) の 190% つまり、約 2倍で、最近 経済破綻が騒がれている ギリシア の 115% よりも高いことを示しています。
普通に考えれば、既に日本は破綻しています。

それが破綻しない理由は、日本には底力があると評価されているからなんだそうです。

しかし、そんな評価に頼り続けているわけには行きません。

そこで、各党は日本の財政を立て直そうと、消費税率の引き上げを提言しているわけです。

ところが、国民はそれに反発しています。
国のお金の使い方が滅茶苦茶で、そうした国の姿勢を正さなければ、どんなに消費税などの税金を上げても、結局、無駄に使われてしまうだろうというのですね。

そこで、民主党は事業仕分けをして、官僚を 首 (はじ) めとする 公務員の無駄な「天下り」や「出向」を止めさせようとしたわけです。

Photo_2 ところが、官僚らは、事業仕分けで予算がカットされると、自分たちをカットしないで、必要な職員や事業経費のほうをカットするという始末。
結局、そのしわ寄せは国民に来てしまうわけです。
これでは、事業仕分けの意味がありません。

ですから、自分の保身ばかりを考えている日本の公務員の意識が変わらない限り、何をやっても ダメ ということですね。

ヨーロッパでは、ギリシアの破綻を回避させようと、国際的な組織などにも働きかけて、ギリシアの救済に乗り出しているようです。

ところが、もし、日本の破綻が明らかになっても、誰も助けてくれません。Photo_3
ですから、日本の破綻が明らかになったときは、戦争級のショック を日本国民は覚悟しなければなりません。

そういうわけで、今度の選挙の各党の争点は「財政規律」「景気回復」になるかもしれませんが、国民が望んでいることは「健全な運営」であることを各党は知るべきでしょう。

消費税率の引き上げの必要性を唱えても、国民は納得しないと思います。
そのまえに、税金が効率よく使われるシステムを作ることを マニフェスト に掲げたところに浮動票が集まると思います。

・・・しかし、実際は、高校の授業料を無料化したり、こども手当てを支給している民主党が子育て世代 から絶大な支持を獲得しているようですね。

はたして、それで良いのでょうか ?

もう一度 書きますが、日本が破綻していない理由は、世界の評価機関が 日本には底力があると評価しているだけで、一旦、世界の評価機関が 日本に対して正しく評価したら、いっぺんに日本財政は破綻するでしょう。

そんなことになれば、リーマン・ショックとは比較にならない規模の世界的な経済混乱が起こるでしょう。それが引き金になって、世界大戦が勃発するかもしれません。

そういうわけで、世界中の人が、日本の破綻を見ない振りをしているだけなんでしょう。

ですから、ここで日本が 財政規律 に反した政策 を採れば、日本のみならず世界が危うくなると思います。

( ここでいう 財政規律に反した政策 とは、かつての ソ連やギリシアが行った 社会主義的政策 のことです。日本では 民主党が行っている 高校の授業料の無料化とかこども手当ての支給を言います。これらは いわゆる「年金」ではないのです。)

だからと言って、単純に 消費税率を上げればカイゼンされるわけではないですよね。

国民に税金をばら撒いてご機嫌を伺うような政策では、すぐに破綻すると思います。

つまり、日本の公務員による「浪費体質」をカイゼンしなければ、何をやっても無駄なんでしょう。

さらに、公金を プール するような癖が、公務員にはあるようです。そうしたクセが、経済を停滞させている遠因にもなっていると思います。税金は、公務員のものではありません。

そこで、我々日本国民が出来ることは、日々の職務精励で経済を支えることはもちろんですが、公務員制度改革に真剣に取り組む政党選挙 で選ぶことが必要ではないでしょうか ?

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