介護保険料額

ヘンな算定方法

弊社は、オーナーが中国人のせいか、給料が数か月分滞ったままです。
つまり、昨年度は 10ヶ月分しか支払われず、今年度も 1ヵ月分、合わせて 3ヵ月分滞っているのですね。
これが、中国人のやり方なんでしょうか。

小生の場合、高卒の労働社会階級、しかも途中で会社を変更したということで、世間一般で言う‘負け組み’です。
つまり、働けど働けども暮らしが良くならない‘ワーキング・プア’族です。
そういうことて、現在の給料はピーク時の 1/3以下で、子供たちの給料よりも低いし、家内のアルバイト料と肩を並べています。

そういうわけで、生活保護のほうがよほど良いわけですが、持ち家で自動車も数台所有していて、預貯金も少し残っているので、生活保護の対象にはならないようです。
もっとも、保護して貰う気は毛頭ありませんが・・・。

そういうわけで、ただでさえスズメの泪ほどの給料なんですが、その支払いを渋られてしまうと苦しいわけですね。

しかし、日本に住む外国人の場合も小生と同様みたいで、日本の会社が外国人に給料の支払いを渋るので、それが問題になり、実際に日本人社長が殺されるという事件も起きています。

特に、中国人研修生と呼ばれる人たちに対する給料の不払いは顕著で、日本人として恥ずべきことだと思います。

まぁ、殆どの日本の企業が時間外手当の支給を渋っていますから、まともに給料を貰っているのは公務員と銀行員ぐらいでしょうか。

ですから昔のように、企業が従業員にキチンと給料を払うだけでも、この国の経済は良くなると思います。

さて、今回の話は給料の不払いについてではありません。介護保険料についてです。
とにかく、昨日、今月分の給料の明細書をもらったのですが、その中に税金や保険料の決定書も同封されていました。

それを見てビックリ ! !

介護保険料が跳ね上がっていたのですね。
そこで、たまたま市の福祉課に勤めている従弟がいたので、介護保険料の仕組みについて訊いてみました。

すると、介護保険料額の算定方式がヘンであることが分ったのです。

たとえば、所得税は、その月の所得に応じて算定されますね。
地方税の場合は、一般に その年の 4~ 6月分の平均給与が、その年度の地方税額の算定基準になります。

ところが、介護保険料の場合は、各自治体で異なっているようですが、一般に、前年度の総所得を対象に賦課されることになっているようです。

小生の場合、昨年度、区画整理で補償金を貰ったので、総収入は一時的に跳ね上がっています。
しかし、区画整理の場合は、5千万円の特別控除がありますから、小生の場合、区画整理の補償金は 5千万以下でしたから、昨年度の確定申告時に、その補償金は所得税には反映されませんでした。

つまり、小生の場合は、区画整理による滅失分が補償金として充てられていたので、何も儲かってはいないわけですね。

ですから、区画整理の補償金については所得税に反映していなかったので、当然、地方税とか年金保険料とか介護保険料にも反映されないものと思っていました。

そこで、介護保険課が発行している「介護保険料の算定に関する基準と所得段階別保険料率」を見ると、介護保険料は前年度の合計所得によって算定されると記されているのです。
ところが、実際には「所得」ではなく「収入」に賦課されていたのですね。

つまり、区画整理の補償金は、長期一般の分離課税分に区分けされるというのです。
それはおかしいでしょう。

ましてや区画整理に応じると、介護保険料が跳ね上がるなんて、事前に聞いていませんでしたから、驚きました。

そんな事が事前に分かっていたら、区画整理の交渉内容も変わっていたかもしれません。

一般に区画整理とは、公益のために個が犠牲になることですね。

そういうわけで、犠牲になった人に対して保険料や税金が上がると言うこの制度は、明らかにオカシイ ! ! ・・・と、思うのです。
逆に、今までの生活から変わるのですから、減免の対象になっても良いと思うほどです。
介護保険の担当者も、区画整理に協力すれば、介護保険料が跳ね上がると言う今の制度はオカシイと言うのですから、やはり、オカシイですね。

皆さまも、ご自分の介護保険料について見直されてみてはいかがでしょうか ?

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施設の文化祭

力作がズラリPhoto

本日、母が入居している施設で文化祭がありました。

母も 絵や 習字を出品していました。

残念ながら撮影を控えてくださいということで、力作をご案内できませんが、お手玉とか人形とか、可愛らしい編み物が展示されていました。

さらに、今までの行事を写真で示してくれて、楽しそうな様子が伺えました。

来月は家族を交えての忘年会があるとか・・・

母は、結構、この生活が気に入っているようです。

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男性の介護者が増加

仕事が出来ない・・・

昨日の『静岡新聞』夕刊に、こんな記事が・・・

Photo_3

【『静岡新聞』 2011年 5月 25日夕刊】
( 記事をクリックすると拡大して読めるはずです。)

老人がその老人の伴侶を看る 老々介護。さらに、認知症の人が さらにヒドイ認知症の伴侶を看る 認々介護。
核家族化、少子高齢化が進み、そうした人たちが増加していることが社会問題になっていますね。

さらに、年老いた認知症の母を、男性のその子供が看る・・・・。
そのようなパターンが増えていますね。
拙宅も、そんな感じです。

以前は、家内が母を看てくれていましたが、その家内が介護疲れでドクターストップ。
結局、実子である小生が、母を看ることになりました。

親が自立していれば「扶養」ですが、自立していない認知症の場合は「介護」ですから、誰かが犠牲になるのですね。

その犠牲になる人が、以前は あたりまえに女性の仕事でしたが、現代は そうでなくなりました。

そんな感じですから、職場にも事情を説明して、フレックスタイムで就業しています。
その代わりに、所得は大幅ダウン。
年収は、10年前の 1/3 以下です。

それなら、介護保険を使って、施設に入れたり、ヘルパーさんに頼めばよい・・・ということになるのですが、認知症の場合、本人や事業所が介護を拒否することが多いので、どうしても家族の負担になります。

つまり、介護保険を支払っているのに、その制度の恩恵を受けることが出来ないのですね。

そんな男性介護者を支援する NGO などがありますが、仕事や介護をしていると、そうした会合に出る時間はありません。

そうして悩んでしたら、母の妹、つまり小生の叔母が看てくれると言います。
ところが、実際に叔母に母の介護を頼んでみると、その叔母は、母の介護のためにはどうしても必要ということで、母のお金で健康食品を大量に買い込んでいたのでした。

そこで、叔母には体よく断ったところ、見るに見かねた家内が、再度、介護に挑戦してくれることになり、家内の調子のよい時にはお願いすることにして、 2年が経過しました。

・・・ところが、やはり、母の認知症を看ることは、家内にとっては相当にストレスみたいです。

また、東日本大震災の影響で、零細企業を取り巻く環境が悪化して、介護者を置く余裕もないようです。

どうしたものか・・・と、悩む毎日です。

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介護認定の更新

テストがイヤ

母の介護更新ということで、認定テストに立ち会いました。Photo

今の母の介護度は、「要介護 3 」。

しかし、実際には、介護保険は使っていません。

母は、施設に入るのも、他人から介護を受けるのも拒否しているのですね。つまり、家族以外から介護サービスを受けるのを嫌がっています。

先日も、施設のサービスを受けてもらおうとしたところ、暴力的な行動に出て、周囲の人を傷つけてしまいます。

従って、契約業者も、母を預る条件として「拘束」を認めてもらいたいと言っていましたが、最近は、そういう発言も問題になるということで、体よく断られてしまっているのが実情です。

ですから、介護認定をしてもらっても意味がないのですが、とりあえず更新だけはしておこうと言うことになったのですね。

しかし、その更新の際の「テスト」にも、母は強く抵抗します。

「今日は何日ですか ? 」、「この指は何本に見えますか ? 」・・・・

こんな質問をされるのがイヤみたいです。

さらに、それに答えられないこともイヤみたいです。

プライドが傷つけられると思うのでしょうね。

ですから、更新のテストが終っても、暫くの間不機嫌で暴力的です。

何か、プライドを傷つけないテスト方法はないものでしょうか ?

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高齢者への虐待

過去最高

昨年度の65歳以上の高齢者に対する家族からの虐待件数が、15,615件で 過去最高を更新したと、マスコミが伝えていました。
また、介護施設などの職員による虐待も増え続けているそうですね。

件数が増え続けているのは、高齢者虐待防止法による通報制度が浸透したためで、まだ氷山の一角だろうということでした。

高齢者への虐待、子どもへの虐待・・・・Photo
今、日本の家族はどうなっているのでしょうか ?

ところで、小生も母を虐待しているということで、親戚の人から市の福祉課に通報されたことがあります。
被害妄想の母は、小生から財産が盗まれていると、叔父や叔母に相談し、あわせて身体的な暴力まで受けたというのですね。
実際には、そんなことはなく、母の虚言を真に受けた親類たちは確かめもせず市に通報したという‘お手つき’でした。

また、ある日、鍵を失くした母は、その鍵を小生に盗まれたと思い込み、入り口の錠を交換したことがありました。
そのときにも、鍵屋さんに「息子から虐待されている」と相談し、それを聞いた鍵屋さんは警察に通報。
その情報は、警察から福祉課の職員に伝わったようで、また福祉課の職員が事情を聞きに来ました。

他にも、母は電話を使って虚言を拡散するので、母の電話を停めたことがありました。
すると、叔父から、母の電話を停めるのは母への虐待行為だ・・・と叱られたこともあります。
母は、孫が担任の先生から虐められていると思い込み、その学校の校長先生に電話で‘通報’。
通報された担任の先生は、苦境に立たされ、悩んだそうです。
そういった‘虐め’の事実はなかったのですが、百回近く 電話を掛けたので、仕方なしに小生は母の電話を停めたのでした。
しかし、叔父が母の電話を復帰させてしまい、母は再び、学校に電話を掛けるようになったのです。
そうなると、孫(小生の長男)は、学校に居辛くなり、結局、転校を余儀なくされました。

そういった類のことが、何回もありました。

老人の訴えが、ホントなのか、虚言なのか・・・
認知症が増える中、その見極めが大変なんでしょうね。

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母の表情

笑いと涙

昨日、長女の通う大学で、大学祭が行われました。
本来は、一昨日が初日の予定でしたが、台風で流れてしまい、初日のイベントは全て中止。
でも、昨日の二日目のイベントは行われたので、母を連れて見に行くことになったのです。

母は、皆が集合している場所で、突然、奇声を発することがあるので、冠婚葬祭にも出られないのですが、爆音を発する学園祭の会場では、母の奇声も消されるだろうと思い、思い切って連れて行きました。

閉じ篭もってばかりの母ですが、なんとか行く気になってくれたので、車に乗せたのですね。

さて、長女のジャズダンスクラブは、初日の舞台公演は中止になりましたが、二日目の屋外ライブは、学生ホールに場所を移して開催。2010103115460001
狭いホールも、観客で一杯になりました。(写真)

大音量のヒップホップの音楽に乗って団員たちが踊りだすと、母も反応して声を発していたようでした。
そして、自分の孫が踊っているのが分る様子でした。

帰り際に、母がうっすらと涙を浮かべていました。

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ラップ療法

効果は如何ほど ?

以前、床ずれによる深い傷 ( 褥瘡 - じゅくそう - 圧迫性壊疽 )に、台所にある普通のラップを利用する方法を紹介したことがありました。

実は、この ラップ療法 は、閉鎖 あるいは 湿潤療法とも呼ばれ、床ずれ だけでなく、普通の 火傷 にも効果があるということで、急速に普及しているようですね。

そこで、先日、交通事故で傷を負った次男に、そのラップ療法を試しています。
残念ながら、次男は写真に映ることを強く拒否していますから、他の人の写真を転用します。

Photo

写真のように、傷口を水洗いして、家庭用のラッブを載せて、周りをテープ固定します。さらに、その上にネットを巻いて出来上がりです。
(ネットは、おまじない です。)
消毒も、包帯も使わない、極めて簡単な治療法ですね。

さっそく、新しい皮膚が出来ている様子が、透明のラッブを通して目視できますよ。

とにかく、夏場の怪我は 蒸れて 治りにくい ものですが、この ラップ療法 は、受傷者にとっても動きやすく、痛みや痒みも少ないということで好評です。

痛みや痒みを覚えたら、患部を水で洗い流せば良いみたいですよ。

あとは、ホームページに記されているような効果が出るかどうかです。

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夜の公園

まるで夜祭

なぜか母は、夜になると元気になります。
そこで、天気が良くて そう寒くなければ 母を夜の散歩に連れて行くことがあるのですね。

大きい声を上げても迷惑にならないところに行くのですが、だいたい海辺とか川辺、山道はアベックが多いので、近所の池の周りを散歩道として選びます。

すると、夜の 1時だというのに、その散歩道には 意外と沢山の散歩やジョギングを楽しむ人たちを見受けます。
年齢層も子供から老人まで。男女の比率は女性の方がやや多いですね。
最近は、団塊の世代の夫婦と思われる人たちが手をつないで歩いている姿が多く見受けられています。

昨晩は土曜の夜ということで、酔い覚ましにベンチを占領している人も目立ちましたが、それ以上に明らかに中学生と思われる女の子たちがいるのですね。

そして、暫くその様子を見ていると、大きい乗用車が現れて、なんと、その車に女の子たちが乗り込んでいくのです。
その女の子の親たちは、そのことを知っているのでしょうか ?

さらに、花火を楽しむ高校生と思われる男子たち・・・。

真夜中だと言うのに、この辺りは賑やかです。

小生は、母が疲れたのを見計らって、そそくさと帰宅しました。

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父の遺品

企業戦士

拙宅と弊社との距離は、徒歩で行けるほどで、その間に、我が家の墓地があります。
そういうわけで、小生は、毎日のように墓参りをするのが日課となっています。
その墓には、今のところ父しか入っていません。その父は、生きていれば 83歳のはずでした。
15年前に他界したのですが、最近、なんとなく父を思い出す機会が多くなったような気がします。

父は、中学生の時に祖父との折り合いがつかず、遠い親戚を頼って独りでこの地にやって来ました。
その親戚が経営する鉄工所に入職し、夜間学校に通って、ようやく高校を卒業したようです。

そして、設計士として図面を引いていたところ、日本に紹介されたばかりの『品質管理』に出会い、これを ライフワーク と決めたようです。

この新たな『品質管理』というものを会社に取り入れることに、父は大変な抵抗に遭ったそうですが、なんとか社内に定着させました。

その後も、休日には『品質管理』の講師として、全国を飛び回ってその活動を広めたようです。

そのために、テキストを執筆したわけですが、その内容がそのまま他の大学教授の名前で出版されて、父はショックを受けたこともあったようです。
そこで、学歴のない父は、在籍中に幾度も大学受験を試みましたが、最後まで失敗に終りました。

こうしたことは、父が亡くなってから知りました。
小生にとって、父は家庭にはいない人でした。ですから、父のことでありながら、父については何も知りませんでした。
当時は、そんな 企業戦士 が当たり前の時代でしたからね。
会社に‘徴兵’されたまま 消息 知らずでした。

父が亡くなると、その遺品の処理をしたわけですが、几帳面な父は、見事なほどキチンと資料が整理されていました。
当時、出たばかりの ワープロ を駆使して、それをフロッピーディスクに収納していました。

残念ながら、その資料は、今となっては古すぎて使い物になりませんが、『品質管理』を自分に徹底させていたことは立派だと思います。

ただ、その『品質管理』を家庭にも取り入れようとして、母の強い抵抗に遭い、結局、それは実現しませんでした。
それどころか、それ以来、母は家事の放棄をしたままです。
父も徹底的な人でしたが、母も徹底的に抗戦する人でした。
どうも、その時には、既に母は ADHD を呈していたようです。

定年退職した父は、母の後を追って、母が散らかしたものを片付けていました。
しかし、母の散らかしようには追いつかず、父は脳梗塞になりました。
ところが、母は、その父の看病や介護を放棄しました。

結局、父は、2年半ほど休んで亡くなりました。
その様子を見ていた父の主治医が、母の異常に気付き、これは母の性格ではなくて、病気であることが判明したわけです。
その後、父に代わって、今度は家内が母の散らかしたものを片付けていました。

母の散らかしてたモノは、‘物’だけではなくて、‘事’にも及びます。
つまり、自分の妄想を事実のように言う‘虚言癖’があり、電話を使ってその虚言を広めるのですから、その収拾に苦労させられるわけです。

たとえば、小生の長男、すなわち母の孫が、担任に虐められていると思い込み、母は校長に訴えるようなことをしました。

結局、立場が悪くなった長男は、転校を余儀なくされました。

こうして、3人の子供を抱えながら、家内は、ADHD の母の相手をし、それが大変なストレスを生むことになった訳です。

母の病気は複合的になり、遂に、前後不覚に陥ってしまいました。

その後、こうした病気の人がたくさんいることを知り、その家族が苦労している実態も知ることになりました。

そういうわけで、父は、亡くなることで自分の病気だけでなく、母の病気からも解放されたのですが、父の残した最大の遺物に、小生ら家族は翻弄されたままです。

実は、小生の 3人の子供たち全員、片付けが出来ません。

そこで、もしかしたら母の病気が隔世遺伝したのではないかと案じましたが、どうやらそうではなさそうで、安心しました。

とにかく、どんな気持ちで母と接してよいのか・・・試行錯誤の毎日です。

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先送り

今年も残りあと僅か・・・

先送り・・・と言っても、普天間基地問題ではありませんよ。

さて、本日は祝日でした。
でも、零細企業の弊社は休みではありません。
暇で潰れそうでも、年末はそれなりに忙しいみたいです。
本当なら、時間があれば、ゴミ屋敷となっている母の部屋などの掃除をしたかったのですが、それもできそうにもありません・・・。
母は、またしても 要介護 3 に認定されてしまいました。

ゴミ屋敷、今年も掃除、先送り。

あらま、心の一句でした。

仕方がないので、素人の可愛い女性で構成したという、美人時計美女暦を見ながら晦日を迎えたいと思います。

一応、拙宅にも 美しい妻、可愛い娘がいるんですけどね・・・

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