懐メロが愛される理由
盛夏ですね。気温は上昇しています。
それに合わせるかのように、セミがうるさく鳴いています。
暑さを増す音は、セミだけではありません。
ラジオから流れてくる高校野球の応援曲。
甲子園での、暑い日差し と 流れる汗が、ラジオの音から伝わってきますね。
さて、その応援曲に、懐メロが多いのは何故か ?
その理由を、朝の情報番組 『とくダネ ! 』が伝えていました。
まず、その『とくダネ ! 』が、全国の高校野球出場校 49校にアンケートをお願いしたところ、45校から回答があったようです。
そこで、どんな曲が応援曲として使われているかというと・・・
1. アフリカン・シンフォニー
2. 紅 ( X 1989年)
3. 狙いうち ( 山本リンダ 1973年)
3. サウスポー ( ピンクレディー 1978年)
5. ルパン三世 ( アニメソング 1977年 )
6. ポパイ ( アニメソング 1959年~ )
7. トリトン (アニメソング 1972年)
その他に 「タッチ」「必殺仕事人」「暴れん坊将軍」「ひみつのアッ子ちゃん」「サザエさん」などか挙げられます。
(アフリカン・シンフォニーが選ばれる理由は、曲が勇壮であること。さらに、25年前に 強豪校である智弁和歌山高校が選曲して以来、他の高校も強豪校に倣おう・・・という気運が広まったというのですね。)
一位に選ばれている アフリカン・シンフォニー を除いた 二位以下の曲は、全て 懐メロ曲なんですね。
そこで、どうして こういった懐メロ曲が選ばれているのか・・・
『とくダネ ! 』では、音楽評論家の スージー鈴木 氏に、その特徴を聞いたところ、3つの共通点があるというのです。
1. 短調であること
2. リズムが、「パン ♪ パン ♪ パンパンパン 」に合わせやすいこと
3. テンポが、150拍子/分 であること
つまり、手拍子が合わせやすい曲なんだそうです。
でも、そういった曲は、新しい曲の中にも たくさんありますね。
では、なぜ 古い曲、( 特に アニメソング )から選ばれるのか・・・
それには、事情があるようです。
まず、野球部の事情としては、甲子園のテレビで聞いたことのある曲なので、是非、自分たちもそれを伝えたい・・・という希望があるのだそうです。
また、応援する吹奏楽部の事情として、夏のコンクールの練習で忙しく、新しい応援曲を練習する暇がない・・・ということなんだそうです。
そうした事情で、応援曲も「伝統」になっているようですね。
ところで 今年は、東北勢の頑張りが感動を呼んでいます。
彼らに負けないように、我々も頑張りたいと思います。
最近のコメント