日本は「戦前」
まもなく「開戦の日」がきます。
「ニイタカヤマ・ノボレ」「トラ・トラ・トラ」。
この暗号文で、72年前に日本の「最後」の戦争が始まりました。
その 12月 8日は、奇しくも「平和主義者」のリーダー、ジョン・レノンの命日でもあります。
しかし、その日本の「開戦の日」が変わるかもしれません。
つまり、新たな「開戦の日」が 訪れるかもしれないのです。
具体的に言えば、あらたな日中戦争です。
最近の中国の動向を見ていますと、「不測の事態」から免れることはできない感じがします。
そんななか、日本では秘密保護法が強行採決されました。
確かに十分な協議がされたとはいえませんが、この法律は、必要だと思います。
なぜかと言えば、前述のように、今の日本は中国と武力衝突する可能性が高いからです。
そうなったときに、ようやく秘密保護法を作るのでは遅すぎるのですね。
今、まさに必要な法律です。
公務員だけでなく、すべての日本人が日本の秘密を守る義務があるのですね。
その義務を果たすための具体的な法律が議決されたことは、独立国家として当然なことだと思いませんか。
確かに、民主党の海江田代表が示していたように、この秘密保護法では「官僚の隠蔽工作保護法」という側面はあります。
しかし、実際に戦争になったときに、国民の生命や財産をつなぐために、そのときの国民の生命や財産を犠牲にさせなければなりません。
いわゆる「総動員法」みたいなもので。
そうして戦争に臨まなければ負けてしまうでしょう。
そうなったときには、文民は「統制する側」ではなくて「統制される側」になります。
ましてや戦争にでもなったら「官僚の隠蔽工作」なんてものは問題にもならないと思います。
全国民がその戦いに一心集中しなければならないからです。
その有事に備えるためにも、秘密保護法は必要です。
今までの日本、いや人類は、そうやって種を保存させてきたと思います。
今まで人類は、様々な不意な困難に遭ってきました。
その不意に訪れるのは「自然災害」だけではありません。
人為的な災害も同様です。
つまり、降ってくるのは、隕石だけではなくミサイルであっても不思議ではないということです。
そして、それに「負け」れば、結果が悲惨であることは、今まで困難に遭ってきた日本人は、もう身に沁みたはずです。
確かに災害や戦争は嫌ですね。
しかし、必ず次もやってくるものです。
人類にとって「最後の自然災害」、「最後の戦争」なんてものは、人類が滅亡するまでありえないと思います。
そして、その「開始」を「決める」のは常に「相手」側なんですね。
つまり、どんなに戦争をしたくないと思っていても、戦争をするかしないかを決めるのは「相手」側なんですね。
たとえ戦争を仕掛けた側でも、あの戦争は「防衛戦」であったことを主張するものです。
今までの戦争とは、だいたいそんなもののようです。
ですから、備えあれば、憂いなし。
有事を想定した法整備をすることは、日本の独立を守る上で必要でありましょう。
そこで、日本の歴史は、見方によっては大陸や半島との戦争の歴史でもあります。
その日本の隣人が中国である以上、日本の運命は決まっているようなものです。
たとえば戦争になれば、当然、相手側は、まず先に、日本の核施設を狙うでしょうね。
それが福島第一原発事故の「教訓」でもあります。
もし日本の核施設が破壊されても、その影響は中国には及び難いでしょう。
逆に中国の核施設が破壊されるようなことがあったら、西風に乗ってその被害は日本にも及ぶでしょう。
そういうわけで、日本は地理的に不幸なところに位置していると言えるでしょう。
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