うおがしんぶん 第三号

魚河岸シャツを愛する市民Photo

夏に着るシャツと言えば、ハワイの「アロハシャツ」、あるいは沖縄の「カリユシ」を思い出す人が多いと思います。

小生が住んでいる静岡県の小さな漁港街では、「魚河岸シャツ」が夏の定番となっています。
夏季になると、役所や銀行の職員らの制服が「魚河岸シャツ」に替わります。

そんな市民に愛される「魚河岸シャツ」をもっと楽しもうと、地元の新聞店が発行しているのがこの『うおがしんぶん』。

今回が第三弾ということで、好評です。

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祭りや宴会、お祝いの席でも定番となっている「魚河岸シャツ」。
最近は、いっそうカラフルになり、性別・年代を問わず、市民に愛されています。

魚河岸シャツとは

その昔、焼津の魚屋さんが魚を卸しに行ったとき、手ぬぐいの生地の反物をもらい、その反物をシャツに仕立てたのが「魚河岸シャツ」のはじまりとか。
素材が手ぬぐいなので、通気性がよく、汗も乾くということで、着心地の良さが人気となっています。

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高温注意報 !?

冬はまだ先・・・Photo

今朝は、爽やかな秋晴れで、雲ひとつありません。
そんな本日は、ミッキー・マウスの誕生日ということで、ディズニーランドは大騒ぎなんだそうですね。

本来なら、晩秋ということで木枯らしが吹く頃なんですが、ポカポカ天気の小春日和です。

そこで、今日の朝刊の三面記事で、こんなのを見つけました。

22日から一週間、高温に警戒必要
  東海4県

名古屋気象台は 17日、静岡など東海4県で 22日ごろから約一週間の平均気温が平年同期より 2.1度以上高い「かなりの高温」になる恐れがあるとして、「異常天候早期警戒情報」を発表した。「かなりの高温」への警戒情報は今月 2度目。【『静岡新聞』 平成 26年 11月 18日】

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ベットタウンで土砂崩れ

平成狸合戦ポンポコPhoto

今回は、ご批判を承知で記します。

さて、東京の郊外、多摩ニュータウン。その開発を批判した宮崎アニメ『平成狸合戦ポンポコ』。
そこに住んでいた狸たちが、懸命の抗戦を繰り広げたのですが、結局、人間の開発力に負けたという物語です。

もしかしたら、今回の大災害の広島の広域土砂崩れがあった地域にも、開発途上に 狸たちとの戦いがあったかもしれません。

こういった危険地域が、日本全国には沢山あるとのこと。

さて、そのなかで、小生が危惧している地域があります。

それは、藤枝市の「駿河台」という地域です。

丘陵を、そのまま宅地に開発したもので、いわば、森林を全て取り払って、コンクリートで固めたものです。
近くには、国道が走り、静岡市のベットタウンとなっています。

小生は、その開発の様子を見ていましたが、そんなことを人間がして良いものかと思ったものでした。

その後、市民病院が移転してきたり、大学が新設され、さらに立派な街となっています。
しかし、古老たちは、必ず大きな災害が起こると繰り返し警鐘を鳴らしています。

もし、そこに土砂崩れが起これば、病院そのものが孤立し、災害を増幅する可能性があると思います。

いままで災害がなかった・・・と安心せず、見直しをする必要があると思います。

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金目の問題

禁句Photo

小生は、この半世紀の生涯で 3度の区画整理による立ち退きに遭いました。
この世の中で、転勤族とか、流しの芸人一家など、引越しを常とする人たちがいることは存じていますが、同じ市の区画整理で 3度も立ち退いた人は珍しいと自負しています。

一応、引越しなどに関わる補償金などを戴くわけですが、学区の変更など、お金には代えられない負担が確かにあります。
しかし、それによって世の中が便利になるのなら、仕方ないと思います。

しかし、区画整理に当たった人の中には、ゴネて得をしようとする人が確かにいますね。
たいてい、そういった人たちはサヨク系が多いと思います。

しかし、立ち退く人たちが総てサヨク化するわけではありません。2012060116190000
やはり、住み慣れたところから離れるのはザンネンであります。
また、せっかく計画をして建てた家が壊される姿は、見ていて悲しくなります。

そうした立ち退きの問題は、総てお金で解決することは確かです。

しかしですね。
カネの問題と、金目の問題とは、意味が全然違います。

「金目」とは、「金目的」、「金目当て」の略語です。

立ち退きをお願いする側の人が、「金目」という言葉を使うことが、立ち退く側の相手にとって、どんなに屈辱的なことか分からないのでしょうか ?

・・・というわけで、石原環境大臣には「レッドカード」を差し上げたいと思います。
速やかにご退場ください。Photo_2

ところで、「レッド」に「金目」といえば「金目鯛」。
駿河湾で獲れる「金目鯛」は美味しいですよ。

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『全電源喪失の記憶』 証言 福島第一原発

避難なのか逃亡なのか

もし、自分だったらどうしただろうか・・・

そんなことを常に考えさせれれるのが、『静岡新聞 夕刊』の連載記事 『全電源喪失の記憶  証言 福島第一原発』です。

今晩の記事のタイトルは、「⊳ 39 制御不能 ⑨ 運転員の中に妊婦も」。
つまり、全電源喪失に陥り、水素爆発した福島第一原発の運転員のなかに妊娠四ヶ月の女性運転員がいたのですね。

彼女は、東電初の女性運転員。原発が全電源喪失した際、運転員として最後まで制御室にとどまらなければならない・・・。彼女はそう思ったそうです。

しかし、実際には福島県川俣町の小学校の体育館で 1号機の爆発の様子をテレビで見ていたのでした。
その様子を見ていた避難民の男性から「おまえ、何でここにいるんだ。俺たちを監視しているのか ? 」と問われたようです。
彼女は、東京電力の青い作業服を着ていたからなんですね。

このように、この新聞の連載記事は、全電源喪失に陥った原発を、必死に冷却しようとする作業員だけでなく、色々な事情で、職場から避難した作業員の様子が記されています。

それが、あらためて新聞記事になったこともありました。Photo_2
つまり、第一原発の吉田所長の記録によれば、多くの作業員が第二原発や近くの避難所に「避難」した様子です。

この連載記事のシリーズの中には、資材を運んだトレーラーの運転手が、爆発で建屋が吹き飛んだ原発を目撃して、そのまま車を放棄して逃げてしまったことなども記されたこともありました。

福島の現場から遠く離れた東京の本社の社員の中にも、事故直後に退職して海外に逃げた者がいたことが問題になったこともありました。

現在でも海に流出し続けている大量の汚染水。
それを食い止めるために、 事故から 3年以上も経った今になって ようやく 冷凍壁の設置に着手したことがテレビのニュースで報じられていました。

こんな様子なのに、原発を推進する人がいまだにいることには、不思議です。
その中に日本の首相がいることに、唖然とするとともに絶望感を感じてしまいます。
毎月のように福島に足を運んでいるという首相。
何が彼を原発推進思考にさせているのでしょうか ?

また、なぜ、エネルギー利権は代替エネルギーの開発や普及を妨害するのか・・・

欲に目がくらんだ人の目には、見えるものも見えていないようです。

そこで、次回からは、昔の言葉である「巨室」について考えてみたいと思います。
「居室」の間違いではありませんよ。

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『美味しんぼ』完売 ! !

NHK も宣伝Photo

漫画『美味しんぼ』を掲載している小学館のコミック雑誌が、発売、即完売の盛況のようです。

どうやら、新聞をはじめとするマスコミ、なんと NHK までが『美味しんぼ』の宣伝をしているではありませんか。

いままで被曝を扱った漫画がたくさんあるのに、なんで『美味しんぼ』だけを話題にするのでしょうか。

不思議です。

不都合な真実・・・でもあるのでしょうか ?

これでは、NHKをはじめとするマスコミが「風評被害」をもたらしているのではありませんか ?

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「巻き戻し」が死語に

「◄◄」記号を何て読む ?

今朝の食事のときにテレビを眺めていたら、『巻き戻し』が死語になりつつあることを紹介していました。

30歳代を境に、DVDプレーヤーなどにある『◀◀』記号の呼び方が違うと言うのですね。

小生は、迷いもなく、『◀◀』記号を「巻き戻し」と言います。
ところが、最近の若者は「巻き戻し」とは言わないようです。

たしかに、DVDを巻き戻す・・・とは物理的にも変ですね。
これは「VTR」時代の遺物なんでしょうか。

そこで、拙宅にあるリモコンを見てみると・・・

まずは、2003年製のテレビデオ。もちろん「VTR」です。

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次に、2004年製の DVDプレーヤーのリモコン。
「逆スロー」みたいですね。

Dvd_2004 Dvd_2004_2

さらに、同年の DVDレコーダーのリモコン。

Dvd_2004_3 Dvd_2004_4

なんと「早戻し」という表示ではないですか ! ?
2004年では、既に、デジタル時代に突入していたようです。

次に、2007年製の DVDレコーダー。

Dvd_2007 Dvd_2007_2

「サーチ」という表示。いよいよ現代的です。

そして、2010年製の HDDレコーダーのリモコンを見ると・・・。。。。

Hdd2010 Hdd_2010

な、なんと、「巻き戻し」という表示。
最近のデジタル機器メーカーが、アナログ表示とは、驚きです ! !
どうやら「巻き戻し」は死語でもなさそうです。

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美味しんぼ

風評被害 ?

漫画『美味しんぼ』が話題になっていますね。
それについて、「風評被害を助長するもの」という批判もあれば、「事実だ」という人もいます。
しかし、小生が購読している『静岡新聞』を読むと、この『美味しんぼ』なんて問題になりません。
たとえば、今年 (平成 26年) 5月 9日の『静岡新聞』夕刊には、連載記事として『全電源喪失の記憶 証言 福島第一原発 ► 30 一号機爆発 ⑮完 最期の覚悟の制御室』が掲載されました。
これは、証言に基づいた実名記事なので、内容が検証可能なものです。
それには、原発の建屋が水素爆発をした様子が描かれています。
こうした一連の記事を読むと、今もなお多量の放射線が環境に放出され続けていて、特定の地域の人だけでなく、日本人全体が「被ばく」していると考えるのが妥当だと思います。
つまり、日本人全員に「被爆者手帳」を発行しても可笑しくはない状況ですね。
したがって、福島第一原発の近くの人、あるいは作業に携わった人が、特別に「被ばく」したというのは初期的な状況で、爆発から三年以上も経った今、日本のみならず全世界の人が福島第一原発から拡散されている放射能に被ばくしているというレベルだと思います。
さらに言えば、地球の放射能汚染は、日本から発生しているものだけでなく、今でも、世界中のいたるところから放出され汚染されているとみるべきでしょう。
最近の記事でも、たとえば、イギリスの海岸の放射能汚染、世界各地の核実験場の風下の放射能汚染などなど・・・。
深刻なのは、旧ソ連の原子炉が放置されていること。
たとえば、原子力潜水艦は、そのまま深海に捨てられているとか、いずれ原子力衛星が地上に落下するだろうとか・・・
そういうわけで、地球の放射能汚染の根源を特定することは、もはや意味のないところまで来ているとおもいます。
とにかく、放射能汚染に対しては、人類は手も足も出ないということですね。
パンドラの箱を開けてしまった人類はどうなっているのか・・・
『美味しんぼ』や『全電源喪失の記憶』は、それを表現していると思います。
つまり、被曝による障害についての因果関係は既に特定できないものであるということですね。
したがって、上記の漫画や新聞記事は、ヒロシマ・ナガサキの「被爆者手帳」などは廃止すべきだという理屈に繋がるものとして意味があると思います。
たとえば、原子爆弾で被曝された方々のなかで、ご高齢になって発症した癌が、それが総て被曝によるものとすることには、無理があるということです。
そうして、その医療費が国の援助で無料になることには、がん患者の一人である小生には納得のいかないところです。
二人に一人の割合で癌に罹患する現在、そうした補償制度に何の意味があるのでしょうか ?
そういった観点から『美味しんぼ』を読むと、これは面白いと思いますよ。
フクシマの被曝障害が確定すれば、あらたな被爆者手帳を福島の人々に発行しなければならない・・・。
そういうことになれば、新たな補償制度を創設しなければならなくなり、国の負担が増える・・・。
いえ、そんなことはなく、放射能が拡散され、人類全体に行き渡っている今、被爆者を特定しそれを保護すること自体、無意味ということです。

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被害者遺族が死去-袴田事件

再審決定翌日に発見

衝撃的なニュースです。
まずは、2014年 3月 29日付け『静岡新聞』朝刊から引用します。

静岡市清水区で 1966年、みそ製造会社専務橋本藤雄さん=当時 (41)=の一家 4人が殺害された「袴田事件」で、別棟で寝ていて唯一助かった長女の橋本昌子さんが 28日、同区の自宅で死亡しているのが見つかった。清水署によると、事件性はないと見られる。

当時 19歳だった昌子さんは、親きょうだいを一度に失った。以後 48年間、苦しみの中で生きてきた“もう一人の被害者”ともいえる。
関係者によると、 28日午後 6時ごろ見舞いに来た家族が異変に気付いた。
27日には、事件の犯人として死刑が確定していた袴田巌さん(78)の再審開始が決まったばかり。【下略】

なんとも悲痛なニュースです。

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美しい笑顔

48年ぶりの春2014032809050000

今朝の新聞は、笑顔に溢れていました。
スポーツ欄では、自分の目標をやり遂げた、フィギュア・スケートの 浅田真央選手、鈴木明子選手。そして、モーグルの 上村愛子選手。

しかし、更に美しい笑顔がありました。

袴田 巌さん (78) が、東京拘置所から釈放されましたね。
そして、姉 秀子 (81) さんと、都内のホテルで宿泊したそうです。
そのときの写真が、今朝の『静岡新聞』に掲載されていました。

袴田さんの失われた時間は戻りません。
さらに、時間を奪うことは、正義に反する以前の問題です。

静岡地検が即時抗告を東京高裁に申し立てないようにお願いするばかりです。
それに関連した記事が、『静岡新聞』の電子版にありました。

袴田事件、検察は即時抗告断念を 超党派議連が要請

(2014/3/27 07:21 アット S) Photo

静岡市清水区で1966年、みそ製造会社の専務一家4人が殺害された「袴田事件」で、超党派の袴田巌死刑囚救援国会議員連盟は26日、静岡地裁が再審開始を決めた場合、静岡地検に即時抗告させないよう谷垣禎一法相の指揮権発動を求める要請書を法務省に提出した。
静岡地裁が27日に第2次再審請求に対する可否を判断するのを前に、議連会長の塩谷立氏(自民、衆院静岡8区)、世話人の大口善徳氏(公明、衆院比例東海)らが同省に出向いた。黒川弘務官房長に法相宛ての要請書を手渡した。
塩谷氏は要請後、記者団に「再審を決定して正義の裁判を行ってほしい」と述べた。 法相は検事総長に対する指揮権の発動を独自に判断できるが、過去60年にわたり行使されていない。

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