カズ 決める ! !
昨日、東日本大震災の復興支援の チャリティーイベントの一つとして、日本代表とJリーグ選抜の慈善試合が、大阪・長居スタジアムでありましたね。
今月下旬に予定していた国際親善試合が震災にたいする自粛ということで中止になり、その代わりのような感じなんですが、この試合が企画されたようです。
国際Aマッチの試合ではなくなったため海外組の招集に強制力はなかったのですが、欧州組12人が全員参加。嬉しいですね。
試合の結果は以下の通り・・・
○日本代表2-1J選抜●
▽得点者【日】遠藤(前半15分)、岡崎(前半19分)【J】三浦(後半37分)
▽観衆4万613人
なんと、44歳の カズ こと 三浦知良選手がゴールを決めてくれました。
そして、恒例の カズダンス。(写真 右)
三浦選手は静岡出身で、彼そのものが、日本のJリーグ歴史なんですね。
その彼が決めてくれたことは、小生にとっても特別なものです。
そして、その彼のコメントが嬉しいですね・・・。
「あの日」以来、多くの選手がプレーで被災者らを勇気づけたいと願う一方、「こんな時に試合をしていいのか」と自問を続けている。阪神大震災(95年)や新潟県中越地震(04年)の慈善試合に出場した経験のある三浦すら「自分がプレーすることで何を伝えられるか不安」と明かしていた。(毎日新聞)
復興の祈りを込め、カズダンスを踊る。日本代表-TEAM AS ONE(Jリーグ選抜)による東日本大震災復興支援チャリティーマッチは29日、大阪・長居で開催される。Jリーグ選抜のFW三浦知良(44=J2横浜FC)は、ゴールを決めればカズダンスで被災地に勇気を送ることを約束。さらに被災地・岩手県出身のMF小笠原満男(31=鹿島)らと積極的に支援活動を行う意向を明らかにした。
被害の甚大さに胸を痛め、東日本大震災後は笑顔すら封印していたカズが“伝説のパフォーマンス”を約束した。世界中で中継される今回の慈善試合。「賛否両論あると思うけど、やってもいいんじゃないかな」。得点を決めれば復興の祈りを込め、カズダンスを踊る。被災者感情を考えれば、批判の声が上がるのも覚悟の上での決断。全ては被災地に勇気を送るためだ。
被災地の岩手県を視察してきた小笠原の「思い」に突き動かされた。宿舎入り後、真っ先に話をした。「内容は想像を超えていた。中でも、このままではサッカー少年団さえつぶれていくという話にはハッとさせられた。“サッカーの復興”もお願いしますと言われたよ」。今後は被災地での慈善試合も計画する。何より子供たちに元気を--カズダンスの披露がその第一歩になると信じている。
サッカー界は今、一つになっている。カズはこの日朝、Jリーグ選抜の宿舎を訪れた日本協会の小倉会長と会談したことも明かした。「日本協会、東北の協会とも連携して支援していこうという話をしました」。昨年末から日本代表の待遇改善などを求め、対立関係にあった選手会と日本協会だが、一時休戦。復興への思いで一つとなった。
注目の一戦はFWでの先発が有力だ。小野が、中村俊が「カズさんに決めてもらいたい」と言う。「仲間がそう言うなら決めないとね」とカズ。豪華メンバーとの共演に練習でもテンションが上がり、帯同した専属トレーナーが「抑えめにと言ってあったんですが」と苦笑するほど全力でプレーした。カズは信じている。伝説のパフォーマンスは必ず、被災地に希望と勇気を届けることになると。(スポニチ)
後半17分から出場し得点を決めた三浦知良は、自身のゴールを「みんなの気持ちがひとつなったゴール」と表現。試合前には岡田前代表監督らが募金活動を行うなど、日本サッカー界総出で行われたチャリティーマッチに「これが東北の皆さんに届くと祈っています、届いたと思います」と熱い思いを口にした。また被災地へ「まだまだ苦しい、大変な生活が続くと思いますが…」と前置きした後「みんながついていると、日本全体、世界全体でこの危機を乗り越えましょう。頑張りましょう」と力強くエールを送った。
試合後のインタビューで日本代表のザッケローニ監督は「今日は素晴らしいクオリティーにあふれた選手がいて、いい試合になった」と総括。J選抜・三浦知のゴールには「キャリアを象徴するような素晴らしいゴールを決めた。私も嬉しく思う」と敬意を表した。(サンスポ)
このように、イベントは皆を勇気付ける魔力があります。
そして、ダンスは感情の素晴らしい表現ですね。
公的な行事が自粛される中、民的なパワーで日本を盛り上げることが大切ですね。
【追加】
今朝のスポーツ紙トップは、一斉にカズダンスを掲載。
被災地の「勇気を貰った」というコメントを添えていました。
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