二人の日本人世界チャンプ誕生

WBC (世界ボクシング評議会)Photo_2

桜吹雪が舞う昨日、日本では二人のボクシング世界チャンピオンが誕生しました。

一人は、ライトフライ級の 20歳の井上尚弥選手。
プロ 6戦目での世界王者は日本人選手としては最速なんだそうですね。

もう一人は、78歳。
元フェザー級のプロボクサー、袴田 巌さんです。
巌さんは、現在、検査入院中なので、代わりに姉の秀子さんに、WBCのマウリシオ・スライマン会長から「名誉チャンピオンベルト」が贈られました。(写真)

緑色をした名誉ベルトには、現役時代と 48年間いた拘置所から釈放されたときに撮影された顔写真が入っているそうです。

関係者によると、WBCによる名誉ベルトの授与は極めて珍しいケースなんだそうですね。

この「名誉」は袴田さんだけではなく、ボクシングを愛している人たち総ての人たちの「名誉」に関わるものなんだそうです。

つまり、かつてのボクサーは、世間的に偏見な目で見られてきた経緯があったようです。

袴田さんに対しても、当時の警察の内部資料にボクサーへの偏見があったことを示す記述が確認されているそうです。
同様に世界を見渡すと、数多くのボクサーがアウトローと目され、冤罪の憂き目に遭ったようです。Photo

たとえば、 「袴田事件」と同じ年に米国で殺人事件が発生し、そのときに逮捕されたのが、映画「ザ・ハリケーン」の主人公にもなったルービン・カーター氏
彼は、終身刑を宣告された後、無罪を勝ち取ったわけですが、彼の袴田さんに宛てた手紙には、「決してあきらめないでほしい。独房の外で支え続ける人がいるから」と記されていたと言います。
今後も続く袴田さんの再審の闘いに、世界中のボクサーが応援しているようです。

【追記】
ルービン・カーター氏は、今年 4月 20日、カナダのトロントで 76歳の生涯を閉じたそうです。
彼は、袴田さんの釈放を知ったのでしょうか ?

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羽生結弦選手にも隕石メダル ! ?

ロシア隕石落下から一年目Photo

ロシア隕石落下からちょうど一年目の本日、その隕石で作られたメダルを獲得した日本人がいます。

それが、フィギュアスケート男子で金メダルを獲得した 羽生結弦選手。
今回のソチオリンピックでは、金メダルの副賞に、その隕石が贈られるそうですね。

金メダリストとなった羽生選手。
金メダリストとして、東北の復興に意欲を燃やしていたのが印象的でした。

【追加】
どうやら、15日に金メダルを獲得した人に隕石メダルが授与されるのではなくて、15日に行われた競技に優勝した人が対象となるようですね。
羽生選手は、現地時間では 14日の競技で優勝したわけですから、隕石メダル獲得の対象にはならないようです。

う~ん、ザンネン ! !

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股割り

運動不足048

疲れもたまり、更に、わき腹に鈍痛があったので、家内の紹介で、昨夜、マッサージ店に行ってきました。
60分の揉みほぐしコースで 3000円というもの。
ところが、このマッサージ師は、小生の体に少し触れたら、「これは、マッサージというよりもストレッチのほうが良いでしょう。」ということで、急遽、ストレッチコースに変更。
体の各部を、ゆっくりと限界まで曲げて、体をほぐすというもの。
おかけで、今朝の小生の体は軽いのですね。

小生は毎朝、テレビの体操をしているので、自分なりに体をほぐしていると思ったら、どうやら股を開く運動をしていなかったようで、股関節が硬く、それが脇腹からソケイ部にかけての鈍痛となって現れていたようです。

そういうわけで、今後は、体全体を意識して動かすようにしたいと思います。
特に、開脚ですね。
それは、重点的にやって行きたいと思います。

ところで、母の肺炎ですが、抗生物質の点滴のお蔭で、入院 3日目ぐらいで、レントゲンから影がなくなりました。
しかし、体を動かさなかったせいか、両ひざの関節が硬くなり、腫れあがっていました。

そういうわけで、入院中も、意識して体を動かすことが大切みたいですね。

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田中の 302球

おめでとう 東北 ! !

昨夜、プロ野球 楽天イーグルスが「日本一」を決めましたね。
今朝のテレビ・ラジオ・新聞などのマスコミ、そしてインターネットの話題は、楽天の優勝。
そのなかで、星野監督の「スズメの泪ほどでも、震災に耐えている東北の人たちの慰めになりたい。」という勝利監督インタビューの言葉が印象的でした。

それにしても、田中将大投手はスゴイ。

前日に、160球という投球数を投げ切って完投したにもかかわらず、その翌日に再び立つマウンド世界は、まさに異次元。
まさに、今年は田中投手の年でした。

今季 24勝 無敗 という成績で、「絶対投手」という称号を獲得。
その大投手が、この日本シリーズで投げた投球数は、
第二回目が 127球、完投勝利。
第六回目が 160球、完投敗退。
そして、最終 第七回目が最終回に登板、 15球、見事 胴上げ投手に。413

「連投」といえば 以前、「上野由岐子の413球」という言葉が、2008年の流行語大賞の審査員特別賞になりました。

これは、同年の北京オリンピックの女子ソフトボールで、日本のエース 上野由岐子投手が準決勝のアメリカ戦・3位決定戦・決勝戦と、2日間に1人で投げ抜いた投球数。
日本ソフトボール界にとって念願の金メダルを獲得する原動力となりましたね。

ことしは、田中の 302球が、小生の印象として強く残りました。

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誤魔化しのできない性分

職人気質Photo_2

日本サッカー界のキングと言えば、カズ こと 三浦知良。
それについては誰も異論を唱える人はいないでしょう。

これだけ日本のサッカーに貢献しているのに、なんとワールドカップに参加していないそうです。
ドーハの悲劇では出場権を逃がし、次のフランス大会では最終選考から洩れてしまいました。

なんとも不運な・・・・。

そのカズが、フットサルのワールドカップ日本代表として選出されたのですね。

サッカーとフットサルとは、ワールドカップの意味が違うと言いながらも、日の丸を背負って出場できることに、喜びを噛み締めている様子がテレビに映し出されていました。

その彼が、テレビのインタビューで、「どんなにキツイ練習でも辛いと思ったことはない。その練習を誤魔化そうとしたこともない。いつも 100% のオッサンです。」と、自らを評していました。

その誤魔化しの出来ない性分・・・というのが日本人の気質なんですね。

それが、日本のモノづくりにも現れています。

誰も見ていない、蓋をしてしまえば分からないだろう・・・
そんな場面でも、人知れず愚直にこなしているのが、日本の職人集団でした。
それが、日本製品の信頼となっていて、高くても売れる理由でしょう。

いまも、その伝統が日本の深層で続いていると思います。

自分に恥ずかしい仕事をしたくない。。。

そうした職人気質が、日本の中で、いつまでも続くように祈るばかりです。

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全日本フィギュア・エキシビション

2011年の年末を飾る2011122620490001

美しい・・・
凄い・・・

言葉にならないほどの感動。

ちょいとテレビのスイッチを入れたら、ちょうど荒川静香さんがイナバウワーをやっていました。

また、世界チャンピオンのカナダの パトリック・チャンも参加してのエキシビション。

今年は、いろいろなことが有りすぎた年でしたが、最後に、この若者たちの頑張りと笑顔に元気を貰いました。

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万里一空

四字熟語Photo

この「万里一空」という四字熟語は、小生にとっては初めて耳にするものでした。

今朝、大相撲の琴奨菊(27)の大関昇進が正式に決まりました。
 
日本人の大関誕生は、2007年に昇進した琴光喜以来、4年ぶりなんだそうですね。

その大関昇進の伝達式で琴奨菊は、宮本武蔵の兵法書から引用して、「万理一空 (ばんりいっくう) の境地を求めて、日々稽古に精進致します」と述べました。

この「万里一空」という言葉をネットで調べてみると・・・

宮本武蔵が長年の修行で到達した精神的境地で、著書の「五輪書」では「山水三千世界を万里一空に入れ、満天地とも攬(まとめ)る」と動揺せずに冷静であることが望ましいという心の持ちようを説いた。「どんなに遥か遠くまでいっても、空は1つしかない。すべてのものは1つの世界にとどまっている」の解釈から、現在では「目的、目標、やるべきことを見失わずに励む、頑張り続ける」の意味で使われる。 【 28日 日刊スポーツ 】

日本語の四字熟語は奥が深いですね。

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大関 魁皇、横綱 白鵬に勝つ

通算勝ち星一位に、あと一勝

NHKが放送しなかったので知りませんでしたが、昨日の大相撲 千秋楽で、小生の大好きな力士、相撲界の国宝、有形文化財、生きる歴史・・・と小生が勝手に称している 大関 魁皇が、7連覇した 横綱 白鵬に勝ったそうですね。

この試合で 9勝目を挙げた魁皇は、通算 1044勝となり、史上一位の 千代の富士の記録にあと 1勝に迫ったそうですね。

今回は、『大相撲技量審査場所』ということで、賜杯もなく寂しい限りですが、魁皇白鳳が気を吐いていますので、来場所も楽しみですね。

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チャリティー・イベント - 2

カズ 決める ! !

昨日、東日本大震災の復興支援の チャリティーイベントの一つとして、日本代表Jリーグ選抜の慈善試合が、大阪・長居スタジアムでありましたね。
今月下旬に予定していた国際親善試合が震災にたいする自粛ということで中止になり、その代わりのような感じなんですが、この試合が企画されたようです。
国際Aマッチの試合ではなくなったため海外組の招集に強制力はなかったのですが、欧州組12人が全員参加。嬉しいですね。

試合の結果は以下の通り・・・

 ○日本代表2-1J選抜●

▽得点者【日】遠藤(前半15分)、岡崎(前半19分)【J】三浦(後半37分)

▽観衆4万613人

なんと、44歳の カズ こと 三浦知良選手がゴールを決めてくれました。
そして、恒例の カズダンス。(写真 右)

Photo Photo_2

三浦選手は静岡出身で、彼そのものが、日本のJリーグ歴史なんですね。
その彼が決めてくれたことは、小生にとっても特別なものです。

そして、その彼のコメントが嬉しいですね・・・。

「あの日」以来、多くの選手がプレーで被災者らを勇気づけたいと願う一方、「こんな時に試合をしていいのか」と自問を続けている。阪神大震災(95年)や新潟県中越地震(04年)の慈善試合に出場した経験のある三浦すら「自分がプレーすることで何を伝えられるか不安」と明かしていた。(毎日新聞)

復興の祈りを込め、カズダンスを踊る。日本代表-TEAM AS ONE(Jリーグ選抜)による東日本大震災復興支援チャリティーマッチは29日、大阪・長居で開催される。Jリーグ選抜のFW三浦知良(44=J2横浜FC)は、ゴールを決めればカズダンスで被災地に勇気を送ることを約束。さらに被災地・岩手県出身のMF小笠原満男(31=鹿島)らと積極的に支援活動を行う意向を明らかにした。

 被害の甚大さに胸を痛め、東日本大震災後は笑顔すら封印していたカズが“伝説のパフォーマンス”を約束した。世界中で中継される今回の慈善試合。「賛否両論あると思うけど、やってもいいんじゃないかな」。得点を決めれば復興の祈りを込め、カズダンスを踊る。被災者感情を考えれば、批判の声が上がるのも覚悟の上での決断。全ては被災地に勇気を送るためだ。

 被災地の岩手県を視察してきた小笠原の「思い」に突き動かされた。宿舎入り後、真っ先に話をした。「内容は想像を超えていた。中でも、このままではサッカー少年団さえつぶれていくという話にはハッとさせられた。“サッカーの復興”もお願いしますと言われたよ」。今後は被災地での慈善試合も計画する。何より子供たちに元気を--カズダンスの披露がその第一歩になると信じている。

 サッカー界は今、一つになっている。カズはこの日朝、Jリーグ選抜の宿舎を訪れた日本協会の小倉会長と会談したことも明かした。「日本協会、東北の協会とも連携して支援していこうという話をしました」。昨年末から日本代表の待遇改善などを求め、対立関係にあった選手会と日本協会だが、一時休戦。復興への思いで一つとなった。

 注目の一戦はFWでの先発が有力だ。小野が、中村俊が「カズさんに決めてもらいたい」と言う。「仲間がそう言うなら決めないとね」とカズ。豪華メンバーとの共演に練習でもテンションが上がり、帯同した専属トレーナーが「抑えめにと言ってあったんですが」と苦笑するほど全力でプレーした。カズは信じている。伝説のパフォーマンスは必ず、被災地に希望と勇気を届けることになると。(スポニチ)

後半17分から出場し得点を決めた三浦知良は、自身のゴールを「みんなの気持ちがひとつなったゴール」と表現。試合前には岡田前代表監督らが募金活動を行うなど、日本サッカー界総出で行われたチャリティーマッチに「これが東北の皆さんに届くと祈っています、届いたと思います」と熱い思いを口にした。また被災地へ「まだまだ苦しい、大変な生活が続くと思いますが…」と前置きした後「みんながついていると、日本全体、世界全体でこの危機を乗り越えましょう。頑張りましょう」と力強くエールを送った。

試合後のインタビューで日本代表のザッケローニ監督は「今日は素晴らしいクオリティーにあふれた選手がいて、いい試合になった」と総括。J選抜・三浦知のゴールには「キャリアを象徴するような素晴らしいゴールを決めた。私も嬉しく思う」と敬意を表した。(サンスポ)

このように、イベントは皆を勇気付ける魔力があります。
そして、ダンスは感情の素晴らしい表現ですね。
公的な行事が自粛される中、民的なパワーで日本を盛り上げることが大切ですね。

【追加】
今朝のスポーツ紙トップは、一斉にカズダンスを掲載。
被災地の「勇気を貰った」というコメントを添えていました。

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相撲くじ、復活を

逆転の発想

大相撲の八百長問題が発展しています。

小生は、こうした報道に接するとウンザリします。
マスコミや政治家の白々しいコメントを耳にすると、「おまえたちが言えたものか ! ! 」と、思ってしまいます。

相撲は、他の競技と同様に、もはやギャンブルの対象になっている部分があることは否めない事実だと思います。
そんなこと、当たり前ですよね。
それが、相撲賭博として暴力団の資金源になっているというのなら、いっそうのこと、相撲もサッカーと同様に公営ギャンブルの対象にしたらどうですか ?

その上で、暴力団を取り締まれば、相撲業界を解体の危機から救うことが出来ると思います。

つまり、トトカルチョのような、日本のサッカーくじのように、相撲もくじにすればよいと思います。

調べてみると、かつて、相撲クジも 1946年 11月に 一回だけ行われたようですね。
当時は、終戦直後のゴタゴタで準備が整っていなかったようです。

今回は、恐らく、相撲賭博にまで話が及ぶような気がします。
そうなると、今度は、法に抵触するわけですね。

相撲は、陛下はもとより、国民が愛している競技です。
どうか、正義の刃で切り刻む前に、関係諸氏に一考願いたいと思います。

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