とろかつお
油ののった鰹
新聞報道によれば、ついに、日本人の魚介類の摂取量が肉類のそれを下回ったといいます。政府が閣議決定した 2008年度の『水産白書』によれば、すべての世代で魚介類の摂取量が減ったそうです。日本の食文化の変化を感じますね。
さて、かつおの季節です。この季節に油ののった‘とろかつお’に出会うと、ハッピーな気持ちになります。
なにしろ、その かつお が とろ (油がのっている) なのかは、切って開いてみなければ分かりません。そして、色が変化しないうちに、すし屋さんなどに出荷されますので、スーパーで出会うことは困難です。
昨夜も、スーパーマーケットに勤めている長男が、その希少価値の‘とろかつお’を持ってきてくれました。売れ残りを買って来たそうです。
とろかつお は、時間が経つと表面の油が白くなり、さらに赤身の部分が黒くなるので、全体的に灰色になってきます。
その色の変化が美味さを現しています。しかし、美味しそうには見えないので売れ残ることがあるんだそうです。
料亭などで見るとろかつおは、綺麗な色をしていますから、見間違えても仕方がないと思います。
さっそく、日本酒とともに、戴きました。その写真を撮る間もなく、お腹の中に入りました。
長男の見立てだけあって、極上物でした。・・・というわけで、昨夜は、ハッピーでありました。
(写真は、加寿翁 さまよりお借りしました。)
【参考】
「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」
こんな句が詠まれるほど、初鰹は有名です。この初鰹は黒潮に乗って太平洋岸を北上する鰹ですが、脂が少なく鰹の風味が生きたさっぱりとした味わいです。 それと対照に『戻り鰹』というのがあります。これは北上した鰹が水温の低下に伴い南下してきた所を釣り上げた鰹ですが、まるまると太り脂がよくのっていて、これも大変美味で「トロ鰹」とも呼ばれます。『初鰹』はさっぱりとして、脂が少ないので鰹の風味が楽しめて、『戻り鰹』はマグロのように脂がのってとろけるような味わいです。カツオ通の方なら、食べ比べて見ると面白いかもしれません。【 たたき本舗 さまのホームページより 】
ですから、初鰹 の中に とろ鰹 が含まれていると、非常にラッキーです。
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