拉致問題は、解決しないのか・・・
最高裁の朝鮮総連本部売却停止
本日の国会中継をラジオで聴いていました。
それにしても、拉致問題が解決しませんね。
9月に北朝鮮が拉致情報などを「報告」する・・・なんて約束を取り付けたものの、またしても、北朝鮮に騙された形です。
そして、「報告」をして欲しいのなら、北朝鮮に来い・・・とまでいう。
恐らく、「拉致問題は解決済み。もし、日本人がいると思うのなら、勝手に調べなさい・・・。それで見つからなかったら、拉致問題は本当に解決です。」とでも言うのでしょうね。
そこで、どうして何時まで経っても拉致問題が解決しないのか、考えてみました。
拉致被害者は言い方を変えれば「人質」です。
それで、「犯人」は金品を要求してくるのですね。
「人質を返してもらいたいのなら、金をよこせ ! !」あるいは、「我々の要求に応えよ ! !」
こうして、日本は北朝鮮の言いなりに金やモノを渡し続けました。
「犯人」の要求を呑めば、きっと返してくれるだろう・・・と。
その金品の窓口が、日本にある朝鮮総連など。 ← (クリックしてください)
上記の記事は、2006年のものです。
お蔭で、北朝鮮の将軍一族は、裕福です。
ところが、2007年、いわゆる「ハーベスト投資顧問」の問題で、裁判沙汰に。
朝鮮総連本部ビルの土地・建物が競売に掛けられるに至ったようです。
しかし、『Wikipedia』にも記されているような顛末で、今年 6月の最高裁の決定で、総連側は、本部ビルを明け渡すことなく、そのまま使用できる状態になったのです。
つまり、北朝鮮の目的は、最高裁の異例の決定で達成されたのです。
そういうわけで、北朝鮮の「窓口」は開いたまま。
つまり、日本から北朝鮮への金の流れは途絶えていないということです。
お蔭で、若き将軍様は痛風になるほど・・・。
このように、「人質」さえ取っていれば、日本は北朝鮮の思い通りに動く・・・。
北朝鮮は、身代金を要求するたびに、それを「確信」したのでしょう。
もちろん、今後も「人質」を全員返すつもりもないでしょう。
もし、金の流れが滞るものなら、拉致問題を逆手にとって、貪り続ければよいのですから。
どうして、北朝鮮は、こんなに日本を嘗めているのか・・・。
それは、日本は何をしても反撃してこないことが分かっているからでしょう。
北朝鮮が問題を起こしても、日本はただただ「遺憾・・・」というのみ。
かつて、北朝鮮の工作船が、日本の海上保安庁の巡視船に沈められたことがありましたが、そのときは日本の巡視船に対して発砲して弾を当ててしまいました。
しかし、逆に北朝鮮は弾を当てない限り、他に何をしても日本は何もしてこないことが分かったようです。
さらに、北朝鮮は、日本が「経済制裁 ! !」なんていっても、人質を取っている限り、完全な「制裁」なんてできないことは良く知ってるようですね。
そうして、「人質」を返すふりをしたり、少し返しただけでも、日本は反応する。
騙しても騙しても、騙され続ける日本。
きっと、そうした日本の対応が面白くて仕方ないのでしょうね。
そんな様子を見て、日本人の一人として、悔しいですね。
朝鮮総連本部を奪還した今、北朝鮮が拉致問題を「手放す」ことはないでしょう。
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