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船員を予備自衛官に

覚悟は出来ている ! !Photo

最近の中国は挑発的ですね。
9月 3日を 「抗日戦勝記念日」と定めたり、左のイラストのような新聞を発行しています。
その新聞をみると、まるで日本が戦争をしたがっているように報じています。
そして、ヒロシマ・ナガサキの次に、中国がトウキョウを核攻撃する意欲を見せているようにも感じます。
さらに、沖縄諸島が消えている代わりに、北方領土が明確に記されていると言うことは、中国は北方領土を日本固有の領土と認めているようです。

さて、『船員しんぶん』という全日本海員組合の会報紙があります。
その 2014年 8月 25日付のヘッドラインは、「船員を予備自衛官とすることに断固反対」とありました。
労働組合という立場上、そう記さなければならないのでしょう。

しかし、ほとんどの船員は、常に決死の覚悟を決めて海に出でいます。
海に出れば何があるか分かりませんものね。
荒れた海、故障、紛争、怪我、病気・・・、なにが起きても自己解決する覚悟がなければ、海になんて出れませんね。

当然、自国が戦争に巻き込まれれば、その国の国民でもある船員も、ともに戦わねばなりません。
「戦争反対 ! 」・・・なんていう念仏を唱えてていも、身を護ってもらえません。

とにかく、中国が不穏な動きを見せている以上、こちら側も有事に備えなければなりません。

有事の際には民間船を適宜動員させることは、世界的常識になっています。

しかし、その『船員しんぶん』には、以下のように記されています。

船員を予備自衛官とすることに断固反対

8月 3日付、毎日新聞の紙面に「日本政府が尖閣諸島を含む南西諸島の離島防衛の有事の際、自衛隊員を戦闘地域に輸送するために民間フェリーの船員を予備自衛官として活用する事の検討を始めた。また既に輸送船として民間のフェリー会社 2社と高速フェリーを借りる契約を結んだ」との報道がなされた。

毎日新聞の報道を受け、8月 5日に開催された中央執行委員会において「民間人である船員を予備自衛官とすることに断固反対」とする旨の声明を出すことに決定し、8月6日、「8月 3日付 毎日新聞の報道に関する声明」として、声明を発表し報道各社に通知した。

本組合は太平洋戦争時に多くの民間船や船員が軍事徴用され、1万5千隻を超える民間船が撃沈され、6万609名の船員が犠牲になった過去を忘れることはできない。
そして、民間人である船員を予備自衛官とする事実上の徴用について絶対に容認する事はできない。

起動展開構想による海上輸送に民間船員を一切従事させない

このような状況下、防衛省が 新日本海フェリー(株)所属船「はくおう」、津軽海峡フェリー(株)所属船「ナッチャン World」を借りる契約を結んだとの報道がなされた。

本組合はこの報道を受け、直ちに新日本海フェリーと津軽海峡フェリーとの間でそれぞれの労務委員会を開催し、その事実関係を確認するとともに、船員と船舶の安全確保について改めて労使共通認識を図った。その結果、「有事に備えた民間船活用した自衛隊の海上輸送、いわゆる起動展開構想の枠組みに基づく輸送事業について、一切の輸送業務に従事させない」こととし、民間船員による輸送は行わないと確認した。

今後も、組合員の安全を第一義とした状況確認を都度行っていく。Photo_2

いずれにしても、現在日本では、輸送型、空母型の護衛艦を急ピッチで建造しているようです。
この毎日新聞の報道は、もし、それに間に合わないときに有事が起きた時の対応について記したもので、実際には、以前から防衛省と「有事契約」している民間船業者はたくさんあるようですね。

70年前の太平洋戦争でも、日本の軍部は民間業者と「戦時契約」をしていましたが、戦争に負けたので、そのほとんどが支払われていないことも付記しておきます。
ですから、次回の戦争は、負けないようにしましょう。

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コメント

しかし驚くのは現実を見ていないということですね
巡視船に激突してきた中国船
ミサイルを撃ち込んできた北朝鮮の船
私は平和主義ですなんてのが通用するとでも思っているのでしょうか?
「船員を予備自衛官とすることに断固反対」する前に、中国の侵略に断固反対してほしいです。
まあ、こんなものを読むと反論する気にもなりませんね

投稿: おばQ | 2014年9月 6日 (土) 22時48分

おばQさま、毎度ありがとうございます。
組合の機関紙ですから、上記のような内容を記すのは無理もないと思います。
もちろん、いったん海に出れば船長の命令が絶対ですから、組合がなんと言おうが関係ないですね。
職種的に、船員は平和ボケをしている人は少ないようで、国家意識、防衛意識が非常に高いと思います。
ですから、組合がなんと言おうが、彼らは常に覚悟が出来ていると思います。
とにかく、船頭の友人らが言うには、中国船内の実情は「悲惨」の一言のようです。
なにしろ、中国製の船に、中国製の装備、そして乗組員が中国人ですから、そりゃ悲惨になるのは当然でしょうね。 ┐(´д`)┌

投稿: あらま | 2014年9月 7日 (日) 10時22分

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