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2014年7月

車検をすることに

新車が欲しいのだけど・・・・Photo

さて、拙宅には スズキアルトが 3台あります。
平成 12年式と平成 14年式、そして平成 24年式。

今年は、そのうちの古いほうの 2台が車検です。

その古い車の下回りを見ると、タイヤも減り、ゴム類が破れています。
特に、駆動部の ブーツ と呼ばれる駆動軸を囲ったジャバラのゴムが破れています。

また、ガラス窓を拭くワイパーとか、エンジンの横にあるゴムベルトも疲れている様子。
どうやら、今回の車検には お金が掛かりそうです。
つまり、タイヤを含めたゴム類を交換しないと、車検に通らない状況みたいです。
それなら、新車を !  と、思ったのですが、今のアルトには愛着があるのですね。
何しろ、マニュアル・トランスミッションに加え、横の窓ガラスも手動で開閉します。
そんな車が、今どきの新車にありますか ?
エンジンも調子がいいし、燃費も 18Km/L を維持しています。Photo

小生はアナログ派、しかも、ナンバープレトーの上の小文字の数字が三桁になっている現今、拙宅の古い車のナンバープレートの上の数字は二桁ですから、これは維持したい・・・

そんな情緒的な理由で、車検を通すことにしました。

まずは、タイヤ交換。
135-80H-R12 というサイズ。近所の ホームセンター で、ちょうどそのサイズの ヨ○ハマ・タイヤ製が売っていましたので、4本一式交換してもらいました。
工賃、廃タイヤ処理料、消費税などを含めて、一式 1万 7千円。
それが高いか安いか分かりませんが、とにかく日本製のタイヤはこの店には これしかないのですね。
もはやタイヤの 12インチは選べないカテゴリーなんでしょうか ?

その他は、自分が出来る範囲で、ゴム類の交換をすることにしました。

まずは、ワイパーのゴム。

これを交換す方法として、ブレードから交換する方法と、直接ガラスに接しているラバーだけを交換する方法とがあります。
プレートの交換は、およそ 1300円です。
ワンタッチで簡単に交換できます。

Photo_2 Photo_3

ところが、右の写真の赤い矢印で示した ラバーの場合は 700円で済みます。
ブレードごと交換するのと比べておよそ半額ですが、プレートからラバーを外すという手間が掛かります。
( 素手で作業をすると、指がまっ黒になりますよ。)

そこで、ブレードと呼ばれる ワイパーの金属の部分は、多少錆びてはいても健在ですから、小生は ラバーと呼ばれるゴムの部分だけを交換します。
今回もその部品を交換しようとしたのですが、古いブレードが、なかなか外れないのですね。

いつもなら、ラジオペンチでゴムをつまんで スルリと抜けるのに、今回は抜けない。

やっと抜けたところで、今度は、新しいラバーが最後までカチッとはまらない・・・。
精密ドライバーで、ゴムの出っ張りを押さえながら、やっとはめました。

なんと、片方のワイパーの交換だけで 30分も費やしてしまいました。

小生が苦戦している様子を見ていた家内は「歳だねぇ・・・」とケラケラ笑っていました。

そう言われてみれば、細かいところが見えないし、手も動きにくくなっています。

なるほど、定年とはこういうことか・・・と、実感してしまいました。

他にも、内装を車体に留めている プラスチック製のリベットが経年劣化していました。
これらも交換しなければなりません。

けっこう、手間がかかるものです。

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土用丑の日

うなぎ でしょ !!2014072918390001

盛夏です。
拙宅のキンモクセイにも、セミたちが鳴きあっています。
そして、今年の土用丑の日は 本日 7月 29日ということで、うなぎ を戴きました。
長男の勤めているスーパーの鮮魚売り場で購入しました。

「静岡県産」ということで、ふわふわして実に美味しい ! !

ヨーロッパ人が食べる一年分の量のうなぎを、この日一日で日本人が平らげてしまう・・・と、ラジオが騒いでいましたが、やはり、これが日本人の食文化。

「絶滅危惧種」「産地偽装」など、うなぎ を取り巻く環境は:決して良くなく、高値が続いているというマスコミの報道のせいか、スーパーのウナギ売り場では、買うか買うまいか・・・と思案に暮れている人がいる中で、迷わず小生は 2 尾買っちゃいました。

そして今、食べ終わったのですが、実に美味しかった。
皆さんも、ちょいと奮発してみませんか ?

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今晩のメニューは、ウナギ 1尾のほか、芽ヒジキ、枝豆、永谷園のインスタントのお吸い物ということで、ビールが美味しかったですよ。

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花火大会

各地で花火大会Photo

今年も梅雨が開けたら、猛暑が待っていました。
そこで、夏の夜の納涼行事として、各地で花火大会が催されています。
夏休みを迎えた子供たちにとっても、楽しみの一つでありましょう。
この日ぐらいは、スマホから離れて、ゆったりと夏の風物詩を味わってもらいたいものです。

静岡県でも、本日、7月 26日は、全県的に大きな花火大会が予定されています。
まず、静岡県の中部区域 (旧 駿河の国)では、静岡市の安倍川花火大会があります。
これは、69年前の静岡大空襲の慰霊の目的で行われているものということです。

また、静岡県の東部 (旧 伊豆の国)では、狩野川の花火大会もあるそうですね。

それから、静岡県の西部(旧 遠州の国)では、湖西市の諏訪神社奉納煙火、秋葉神社奉納花火大会などが予定されているようです。

天気予報では、今年は晴れが予報されていますから各地で花火大会が楽しめそうな夜です。
新聞を見ると、これからも毎夜のように各地で花火大会があるようです。
熱中症には気をつけてお出かけください。

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60周年記念

やっぱり行くのかな

今年は「ゴジラ」 60周年記念の年なんだそうですね。
とうとう ゴジラも還暦を迎えましたか・・・。
また、日本を守ってくれている自衛隊も 60周年記念とか。

そういうわけで、衛星放送をしている某公共放送も、また某民放も、ゴジラスペシャルとして、今まで放映された「ゴジラ映画」を一挙放送しているそうです。

そこで、小生も TV 録画機に「ゴジラ」というキーワードを入れて自動録画していたら、あっという間に録画機のメモリが満杯になってしまいました。

そういえば、小生の子供の頃は田舎の貧乏生活をしていたので、映画なんて観たことがありませんで、当然、怪獣映画なんて観たことがありませんでした。

そこで、今頃になってから、ゴジラ第一作目から順番に観ています。2014072520230000
「ゴジラ」第一作は、1954年の作品ということで、「海上保安庁」がその撮影に協力していていました。
( 写真は、『ゴジラ』第一作目の冒頭の部分 )

その後、ゴジラを退治するために、「自衛隊」が頑張ってくれるのですが、10年前の「ゴジラ 50周年記念」の作品では、日本は既に「自衛軍」を組織していました。

そこで気がついたことは、ゴジラ映画の特徴として、作品の順番にはあまり関連性はなく、全ての作品は第一作目を基準にしているようですね。

今年、海外で作られたと言う作品も「第一作目」を踏襲しているということです。

さて、それとは別に、小生にはもうひとつの「60周年記念」がありました。
それは、長年お世話になっていた前の会社が「60周年記念」を迎えるということで、OBらも招いて来月の旧盆に某ホテルで式典を開くそうです。

既に、その案内状は小生のところにも 3ヶ月前には届いていましたが、小生を「捨てた」会社ですので、行く気になれませんでした。

ところが、小生の先輩らがその式典に行くということで、小生にも一緒に行くようにと、先輩たちから重ねてお誘いの電話があったのですね。
遂に、直属だった先輩が拙宅を訪れてくれて、「一緒に行こうや・・・」と言うのです。

何か、使い捨てにされた感じの会社ですので、あまり気が乗らなかったのですが、強く誘ってくれたので、行くことにしました。

・・・こう書いていると、まだまだ小生は「子供」だと、自分ながらにも思います。

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ようこそ、オスプレイ

日本に適した機材2014071614510000

昨日、アメリカ軍のオスプレイが、静岡県内に初飛来した・・・ということで、マスコミは大騒ぎでした。

『静岡新聞』もこの話題を大きく取り上げ、「まるで怪物」という見出しまでつけていました。
そして、飛来に反対する団体の活動の様子、そしてサヨクの意見を満載していました。

しかしですね、そのオスプレイを歓迎する動きもあったのですね。
その件については全く触れていない。
これは、マスコミとしては偏った報道姿勢ではないですか。

確かに開発段階のオスプレイは、幾度か墜落事故を起こしていたようです。
しかし、それは過去のこと。
今では、安全性も高まり、事実として日本に来て 2年も経つのですが、大きな事故は起こしていないようです。
飛行機事故を言うのなら、初フライト以来、故障を繰り返している新型旅客機 ボーイング 787型の方が危ない。
なのに、事故を起こしていないオスプレイを「危険物」視するのは、おかしいではないでしょうか。

飛行場がないところでも高速大量空輸できるオスプレイは、離島の多い日本の防衛・防災に適した機材だと思います。
もし、東日本大震災のときにオスプレイが配備されていたら、復興の速度も違っていたでしょう。

ですから、小生は、このオスプレイを自衛隊が購入することには賛成です。
もし、それに異論があるとすれば、是非、日本のメーカーがオスプレイのような垂直離着陸機を独自に開発して、日本人に運行してもらいたい。
そうすれば、サヨクも含め、全国民が納得するところでしょう。

ところで、日の丸と星条旗で、オスプレイを歓迎していた人たちがいたのに、それを映さないなんて、メディアのサヨク化には呆れたものです。Photo_2

そこで、ネット情報を見ると、オスプレイ歓迎派の様子を伝えていました。
マスコミよりもネット情報の方が、正確ですね。
その中に、「オスプレイ反対」の看板に、「オスプレイ歓迎」の貼り紙があったそうです。
その行為に、サヨクは強く抗議していました。
たとえサヨクの看板であっても、法的に正しい立地であれば、そこに無断で張り紙をしてはいけませんね。

【おまけ】

紹介した『静岡新聞』 夕刊 小コラム『紙弾』に、以下のように記されていました。

オスプレイがキャンプ富士に初飛来。本土訓練の地ならしか。見つめる県民の不安な目。

さて、不安な目をしている県民とは、どこの県民なんでしょうか。
さては、プロ市民に次いで、プロ県民の登場か ?

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お独りさま - 2

親を扶養することは、その子供の「義務」 ?

親の扶養義務は、男女の別、出生の順にかかわらず、その子である限りは同等に負うものとされています。
ですから、戦前のように長男であるという理由で、他の兄弟姉妹よりも扶養を大きく負うことにはならないはずです。
しかし、親の体を兄弟の人数分に切り分けることは出来ませんから、実際には誰かが特段な負担を負っています。
しかし、それでは不公平ということで、ほかの兄弟姉妹それぞれの生活状況等を考慮して、扶養の負担を分けることができるはずです。

しかし、拙宅の場合は、長男である小生が、母の介護料を払っています。
勿論、母の年金や預貯金の管理をしていますが、それだけでは足りません。
また、施設で問題が起これば、小生が対処します。
それに対して、大企業に勤め小生よりも遥かに高給であろう弟は、介護料は払っていません。
もちろん、問題があっても呼び出されることも無く、母が肺炎で入院した際も、見舞いに一回来ただけです。
どうやら弟は、母の件は長男である小生に任せ切りの構えを崩していません。
小生が払えなくなるまで、‘たぬき’を装うつもりなんでしょうか。

そこで、ネットで「親を扶養する」で検索してみたら、扶養料の支払いの減額あるいは扶養の必要はないと判断をされる場合があることがわかりました。

その典型な例として,親が子を虐待していた場合があるようです。
そこで、小生の弟をみると、母から特に虐待を受けていたという印象はありません。

・・・ということで、小生は弟に対して母の扶養の分担を請求しても良さそうです。
弟の嫁さんは、何て言うでしょうか ?

さて、さらに調べてみると、扶養にも「優先順位」があるようです。Photo

一般的には、まず配偶者や未成年の子を扶養し、なお余裕があるときに親を扶養するということになっているようです。

つまり、自分自身に扶養する能力がなければ、扶養する義務から免れると言う考え方です。

いまや、家庭保護の時代。親の扶養の余裕がない人が増えていることは事実でありましょう。

さらに、まるで「社会主義国」みたいに国民に手厚い制度を完備した今の日本では、扶養は個人の問題ではなく社会の問題として捉え、なるべく個人の負担を軽くしようという動きがあるようですね。
つまり、社会が子供を育て、社会が老人を介護する・・・・。。。。

それが「介護保険」となって現れているわけです。
そうしたシステムが、お独りさま増加を助長している側面があるようですね。

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お独りさま - 1

親を扶養する義務1

本日は、母がお世話になっている介護施設から‘呼び出し’があり、仕事を休んでいます。
(仕事が大嫌いな小生にとっては、久々に正当な理由で会社を休めました。なにしろ、仕事をしても休んでいても薄給の固定額は変わりがありませんから・・・)

どうやら、母の老化が進み、そこでもう一段‘ランクアップ’した施設への転居を勧められました。
またまたお金の掛かる話であります。
そこで、小生にはたった一人の兄弟である弟がいますから、彼と相談してからにする・・・ということになりました。

さて、認知症が進んだ母にとって、施設に入居できているということは、母はもとより、その子供である小生にとっても幸いです。

周囲を見渡せば、本当にこれで良いのか・・・と思う老人が、独りで暮らしています。
また、そうした独居老人が亡くなり、廃屋となってそのままのところが目立ってきました。

朝刊に目を落とせば、「人口減で『非常事態宣言』 全国知事会 強い危機感示す」とあります。

老後の問題は、もはや母の問題ではなく、自分自身の問題だと認識せざるを得ません。

そこで、いま話題の「お独りさま」について、一考してみたいと思います。

なぜ、独居老人が増えているのか・・・。
それは、親を扶養する義務を怠っているから ?
今回は、これをシリーズとしてみたいと思います。

ご参考として、この問題に関する法律を紹介したいと思います。

民法877条第1項
直系血族及び兄弟姉妹は互いに扶養をする義務がある。

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『HERO』 と 道徳

検察官のモラル

木村拓也さん主演の人気連続ドラマ『HERO』が帰ってきましたね。Hero
なんと、13年ぶりなんだそうです。
家内も大好きだった 温和な 小玉 清 さんが、写真で出演していました。
その初回の視聴率が 26.5% だったようですね。

ところで、この『HERO』というドラマが、文部科学省とタイアップして、道徳教育をしているそうです。

つまり、ドラマを通じて 堅苦しいイメージの道徳を、国民に理解してもらおうと言うことのようです。

今回の『道徳の授業』のテーマは何だったでしょうか。
小生は「確証をつかむ」が、今回のモラルのテーマだったと思います。
つまり、冤罪の防止ですね。
最近話題の袴田事件を意識して作られたようです。

まずは、検察の仕事の一番基本的な問題として、「とりあえず、検挙して押さえておこう」という態度は良くない・・・ということですね。

最近の検察は、証拠を捏造したり隠蔽する・・・というイメージになっています。

それでは、信頼関係は生まれませんね。
また、取調べの「可視化」も問題となっています。

いずれにしても、チョンボは駄目よ・・・という基本的スタンスからスタートしたようです。

また、小生は「時効」という制度を廃止すべきだという議論にも一石を投じていると思います。

つまり、今回のドラマでは、時効を目前にした犯人が、欲を我慢しきれず、シッポを出したと言うことですね。
そういったケースは珍しいですが、今までも無くはなかったと思います。
つまり、時効のお蔭で解決したというケース。

しかし、時効によって罪が‘消える’というのは、やはりオカシイですね。

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障害者割引

使ってみました

本日は、東京でクライアントとの待ち合わせをしました。
指定された場所が、なんと浅草のスカイツリーの展望台。
地上 450メートルのところです。
今は混んでいないということで、当日券でも楽々入れます。

そこで、会社に旅費を請求したら、交通費のみ。
観覧料は払ってくれない。

やっぱりね。まだまだ景気の波は弊社には及んでいないようで・・・。
普通、待ち合わせの場所は、喫茶店が多く、そのぐらいは自腹で払えます。
しかし、日本一高い展望台の観覧料は、ちと高い。
その観覧料を自腹にするには、薄給の小生には納得のいかないところ・・・。

そこで、なんとかならないものかと、その前夜、スカイツリーリのホームページを観ながら考えました。
すると、障害者割引というのがありました。

小生は、今から 15年前に交通事故に遭い、頚椎を痛め、その後遺症が残りました。
その際、障害者手帳を交付されたのですね。

それを使ったらどうなるか・・・。Photo
8時 30分の静岡発の鈍行に乗って、東海道線で東京、上野へ。そこからシャトル・バスを使って、スカイツリーに。展望台に上がっても、13時の待ち合わせ時間に間に合いそうです。
さらに、交通費や観覧料、全て含めても合計 5千円で収まる計算。
支給された旅費が 約 1万円でしたから、5 千円儲かることに。

そこで、本当に実行してみたら、その通りに !!

でも一般に、障害者割引とは、福祉目的に設定されたものという認識ではないでしょうか。
たとえば、福祉会館のお風呂を利用するときには問題はないと思います。

しかし、会社の営業に利用するのは、目的違反にはなりませんか ?

そういうわけで、今回の障害者手帳の使い方には、小生自身にも疑問が残るところ。
何のための「障害者割引」なのか、自戒しています。

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空梅雨

なぜ、ここだけ降らない ?Photo

今年は各地で豪雨が報道されています。
巨大台風の出没も脅威です。

さらに、突然現れた 竜巻や雹 (ひょう)の被害に遭った様子が報道さています。

そんな報道があるというのに、小生が住んでいる静岡県の中部地区、特に志太平野と呼ばれている特定の地域には雨が降らないのですね。

いったいどうしちゃったんでしょう。Photo_2
最近は、庭の灌水にも風呂の残り湯を使っています。

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年金積立金の運用

昨年度は 10兆円超益とは言うものの

今朝の新聞をみると、第一面に「13年度、年金運用益 10兆円超」という見出しがありました。そこのところを少し引用してみようと思います。

厚生年金と国民年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF) は 4日、2013年度の運用結果は 10兆 2207億円の黒字だったと発表した。過去最高だった 12年度に次ぐ高水準で、運用利回りは 8.64%となった。(中略)
ただ、14年 1~3月期は国内株式の下落が響いて 1兆 15億円の損失となり、12年 4~6月期以来の赤字。運用状況が株式市況に左右されている構図が示された。
安倍政権は積立金の運用に関し、日本経済の活性化につながるとして今秋にも国内株式投資を増やす方向で運用方針を見直すよう GPIF に要請している。新方針で国内株式への投資割合が高まれば、市場動向による運用成績の動向はさらに大きくなりそうだ。【『静岡新聞』 平成26年 7月 5日 朝刊 第一面 】

さらに、これに関連したもので、米投資家の反応を示したニューヨーク共同記事を載せていました。
以下、その部分を引用してみます。

世界最大の規模の年金運用機関である日本の GPIF が株式投資の拡大など、運用方針を見直すことに関し、アメリカの投資家からは「日本株購入の合図だ」などともてはやす声があがっている。
GPIFは、日本の厚生年金や国民年金など約 127兆円 (2014年 3月末時点) の資産を運用している。
そのうち 6割を安全性が高いが利回りの低い日本国債で運用しているのが現在の基本方針で、国内株式への投資は原則として 12%にとどまる。(中略)
GPIFの職員数は 80人程度。海外の年金基金と比べると運用体制が充実しているとはいえない。そのため大まかな運用方針を決めた上で、実際の運用は信託銀行や投資顧問会社に委託している。(中略)
(今回の)運用方針の見直しで、外国の株式や債券などの投資が増えるとの見方も出ている。(中略)
そうなれば、GPIFが外国株式や外債を買うために大規模な円売りドル買いを行い円安が促進される可能性がある。円安が輸出企業の業績を押し上げ、日経平均のさらなる上昇を後押しするとの期待も出でいる。(中略)
ただ、日本国債の購入の重要な担い手である GPIF が (日本国債の) 売りに回れば、長期金利が上昇したり不安定化するリスクもある。邦銀大手の駐米幹部は「ヘッジファンドが日本株で儲けた後に売り抜け、株高が一時的な現象で終わる懸念がある」とも指摘している。【 同紙 第五面 赤字は引用者 】

年金積立金
会社員の厚生年金と自営業者らの国民年金で、保険料収入から給付費を差し引いた残額を将来の年金支払に備えて積み立てた資金。2004年の年金制度改革で、約 100年かけて計画的に取り崩すことを決めた。14年 3月末の積立金は約 127兆円。厚生労働省所管の「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF) が、大半を信託銀行などに委託し、国内外の株式や債券で運用している。

つまり、我々の年金積立金は我々の年金給付に使われているのではなく、株式投資などに転用されているというのですね、GPIFのホームページによれば、その転用の根拠は「法律」からの要請によるものということです。
実際には年金の給付金は不足していて、税金から不足分を補っています。

この現実を、どう思いますか。

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機雷掃海作戦

安倍首相が危惧していることPhoto_5

現在日本は、およそ 80パーセントの‘化石エネルギー’をアラブ諸国から輸入していて、そのほとんどがホルムズ海峡を通過しているといいます。

もし、その海域に大量の機雷が敷設されたら、日本経済は立ち行かなくなってしまう。
そこで、自衛隊の掃海艇が活躍する・・・。

これが、安倍首相の示す「集団的自衛権」行使の可能性の一例です。

実は、湾岸戦争のとき、日本の自衛隊が機雷除去活動を展開していたことは余り知られていません。
日本の掃海技術は世界一と言われています。
(写真は、海上自衛隊の掃海艇「えのしま」、海上自衛隊のホームページより)Photo_4

その日本の掃海作戦について記したホームページを紹介したいと思います。
題して「機雷敷設作戦」。←

このように、太平洋戦争のとき、日本は本土だけでなく、海上封鎖にも遭ったのです。
その戦後の掃海活動は、現在も続いていると言います。
つまり、あの太平洋戦争で投下された爆弾が、今でも日本の各地から見つかるように、日本の海で機雷が見つかるのです。
それを自衛隊が見つけては除去していることは、あまりり知られていないことはザンネンです。

さて、そんな恐ろしい機雷が、今、中国の海洋進出に伴って南シナ海や東シナ海に流されたら・・・。

そんなこと、絶対に有り得ない ! ! ・・・なんて、言い切れますか ?

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近代の‘戦死’

どんな攻撃から日本を守るのかPhoto

昨日、安倍内閣が集団的自衛権に関する閣議決定をしたことに対して、今朝の新聞、テレビを観ると、「憲法九条の空洞化」を嘆いている様子が伺えます。
集団的自衛権に関してマスコミは、報道するというよりも批判しているという印象です。

たとえば、「これで、日本は戦争に巻き込まれてしまう。」「一内閣が、憲法を勝手に捻じ曲げて解釈している。」・・・などなど。
そんなマスコミの報道が、小生には滑稽に思えるのです。

なぜ、そんなマスコミを小生には滑稽に思えてしまうのか・・・。
そこで、もっと具体的に「自衛」を想定してみましょう。

70年前の戦争で、日本は本土決戦を覚悟していたようです。
「一億総玉砕」・・・・。なんて新聞記事が、当時の国民を鼓舞していました。
しかし、アメリカから受けた攻撃は、沖縄を除いて、主に空爆や艦砲射撃でした。
つまり、旧日本軍が想定した本土決戦はなかったようです。沖縄戦のように、空爆や艦砲射撃の後、陸戦部隊が上陸して砲撃や銃撃をしたわけではありません。
沖縄決戦では、県民の 4人に 1人が戦死したといます。
日本の「本土」は、その悲惨な戦禍から免れたわけです。
とは言え、結局、原爆投下で、幕が閉じたのでした。Photo_3

さて、それから 70年後の今、日本を武力攻撃する可能性がある国があるとすれば、どこでしょうか。
中国、北朝鮮、韓国、そしてロシア ?
確かに、韓国は竹島を占拠するに当たって、多くの日本の漁民を銃殺してきました。
北方領土では、今でも日本人の漁民がロシア兵の発砲によって倒れています。
そうした国々は、本格的に日本を攻めるとしたら、どんな方法で攻撃してくるのでしょうか ?

仮に、日米安保条約が破棄されて、フィリピンのように米軍が日本から撤退したとします。
つまり、日本からアメリカ軍の基地がなくなることを想定してみます。

すると その瞬間に、日本を武力攻撃して制圧したいと思っている国々は、実行に移すでしょう。

問題は、その制圧の方法です。
まさか、昔のように、艦艇から兵士や戦車をおろして、兵士が日本の首都を制圧するために自衛隊と銃撃や砲撃を交えるのでしょうか ?

たとえば太平洋戦争時の硫黄島の戦いのように、アメリカ軍がミサイルや大砲で徹底的に破壊して、その後、自国の国旗を山頂に掲げるでしょうか。
勿論、現代戦争ではそんな非効率でリスクの高い攻撃はしないでしょう。
でも、核兵器や化学兵器を使う可能性はあるでしょうか。Photo_2

もっとも可能性が高いのが、無人機による日本の核施設への攻撃でしょう。
福島第一原発のような事故が、東海道沿いにある静岡県の浜岡原発、あるいは大阪に近い福井県の核施設に起これば、日本は、応戦どころ状況ではなくなるでしょう。
その攻撃は極めて簡単です。たった一本の電線、たった一本の配管を遮断するだけでよいのですから・・・。

でも、現実的には日米安保条約があり、日本はアメリカに基地を提供する代わりに、日本を他国の武力攻撃から守ってもらうことになっています。
したがって、日本領空の制空権は維持され続けているので、上記の仮定は有り得ないと思います。

しかし、今後も絶対に有り得ないと言う保証はないのです。
アメリカが弱体化して、世界に部隊を展開することが出来なくなる可能性が 0 ではないからです。

ところで、「日本はアメリカのポチ」と言われています。
日本はアメリカにとって忠犬だというのですね。
つまり、他国の軍隊の基地があるということは、その国に制圧されていると言うことです。
ということは、日本はアメリカの属国か ?
しかし、実際には日本はそんな感覚はないですね。
ほとんどの日本人はアメリカという国に占領されている・・・なんて思っていないと思います。
日本以外にもアメリカの基地を提供している国が世界各地にありますが、アメリカに占領されていると意識はないと思います。
むしろ、番犬を置いている。
日本の場合、「思いやり予算」という餌も与えている。
だから、自分が戦わなくても、番犬に戦わせればよい。
互いにそんなふうに思っていませんか。
しかし、その番犬とは「アメリカ人の青年の血」という意味です。
日本は世界最強の用心棒を雇っているという感覚でしょう。
だから、のんびりと構えていられるのでしょうね。

でも、いつまでも そんなんで良いのでしょうか。
戦死はアメリカの青年がするもので、日本人は戦死しない ? ?

しかし、実際には、多くの日本人が今でも「戦死」していて、マスコミはそれを報じようとしないのですね。
それを報じれは、日本人は一気に右傾化してしまう・・・。
そんな危惧を、政府やマスコミが抱いているのでょうか ?

今回の安倍内閣の憲法解釈変更で、たとえばASEAN諸国では「これで日本は普通の国になった。」と言っているようです。

そもそも、世界の人々のなかで日本の憲法を知っている人なんてほとんどいないわけで、日本国憲法の第九条の条文を初めて知ったときのリアクションは、まさに「クレイジー」といった感じです。
「理想としては素晴らしいけど、でも、これはタテマエでしょう。」
小生と話したことのある外国人は、みなそんな感じでした。

・・・普通の世界レベルの感覚では、無防備でいるということは非常識ということですね。
日本の憲法は、単に理想を述べたもの・・・、それが世界的な常識みたいです。

日本は、自国を防衛する権利も装備もあります。
しかし、それが行使できないのです。
そのために、今まで多数の日本国民が犠牲になっているのですね。
そのことを積極的に報道しない日本のマスコミの姿勢は不思議です。

日本は、昨日、ようやく自縛を解き、現実的で普通の考え方になった・・・。
安倍内閣が示したことは、ただ、それだけのことでしょう。

今後、早急に防衛に関する法律が整備され、日本は独立国としての体をなすでしょう。

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お役人の示す‘数字’

世間と乖離

さて、今年も後半になりました。
今朝のマスコミの報道では、集団的自衛権の話題で持ちきりですが、国を守ることは当たり前のことで、そこには「個別的」も「集団的」もないと思います。
いったん戦争が始まれば、法律も条約もなく、悲惨な殺し合いが続くのは、他国の様子をみれば明らかでしょう。

日本が戦争から逃れているのは「平和憲法のお蔭だ」と言う人がいますが、戦後、何人の自衛官が殉職したか、何人の民間人が他国の発砲による銃弾に倒れたか、何人の人が他国に誘拐されたか・・・。
もし、その数字を知れば、日本が平和だなんて感じないはずです。
ところが、そうした数字は、政府もマスコミも明らかにしようとません。
なぜでしようか ?

さて、日本の国家公務員のボーナスが 12%も UP したようです。
国民の所得に準じた数字ということですが、どこの国の国民に準じたのでしょうか ?

さらに‘奇怪’な数字が、今朝の新聞に載ってましたので、切り抜いて貼っておきます。

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その新聞記事によれば、厚生労働省が公的年金制度の改正に向けた議論をするために示した数字がこれです。

これもまた、いったいどこの国の‘数字’なんでしょうか ?

ちなみに、この新聞のページをめくると、「4月平均給与、県内 1.9% 減」とありました。
その記事によれば、静岡県の平均給与額(含 残業代) は 25万 9422円で 7ヶ月連続で前月を下回ったそうです。
こちらの数字のほうが、厚生労働省の示す数字よりも現実的に思えます。

とにかく厚生労働省は、少子高齢化による人口の減少に対応するためなんでしょうか、年金制度を変えていく方針みたいです。
しかし、それよりも、我々が納めてきた年金積立金はどうなっているのでしょうか ?

首相は、我々の年金の積立金を今年の秋から株式投資にも運用すると言います。

いままで、いろいろな名目で、我々の年金が使われてきました。
たとえば、銀行や証券会社が抱えた不良債権の処理や、内外の国債の購入にも使われてきました。

さらに、投資にも失敗したようで、その額はハッキリしません。
そもそも、なせ我々が納めた年金を横流しして使っているのか ?

そうした大切な議論を抜きにして、訳の分からない数字を羅列して、今後の年金の支払を抑制しようとしています。

本来なら、年金を流用して国民に損害を与えた役人の責任を追及して、今後、こうした流用をやめさせるようにしなければならないと思います。

当初は 250兆円もあった年金積立金。
それが、いつの間にか 126兆円、つまり半分に減っています。

それが何に使われたのか、関係するお役所のホームページを開くたびに変わっています。

お役所は、それでうまくやったと思っているでしょうが、年金定期便で当初の予定額の1/3程度しか貰えない我々世代の「不信」と「不満」が、そうとうに高まっていることをお忘れなく。

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