『全電源喪失の記憶』 証言 福島第一原発
避難なのか逃亡なのか
もし、自分だったらどうしただろうか・・・
そんなことを常に考えさせれれるのが、『静岡新聞 夕刊』の連載記事 『全電源喪失の記憶 証言 福島第一原発』です。
今晩の記事のタイトルは、「⊳ 39 制御不能 ⑨ 運転員の中に妊婦も」。
つまり、全電源喪失に陥り、水素爆発した福島第一原発の運転員のなかに妊娠四ヶ月の女性運転員がいたのですね。
彼女は、東電初の女性運転員。原発が全電源喪失した際、運転員として最後まで制御室にとどまらなければならない・・・。彼女はそう思ったそうです。
しかし、実際には福島県川俣町の小学校の体育館で 1号機の爆発の様子をテレビで見ていたのでした。
その様子を見ていた避難民の男性から「おまえ、何でここにいるんだ。俺たちを監視しているのか ? 」と問われたようです。
彼女は、東京電力の青い作業服を着ていたからなんですね。
このように、この新聞の連載記事は、全電源喪失に陥った原発を、必死に冷却しようとする作業員だけでなく、色々な事情で、職場から避難した作業員の様子が記されています。
それが、あらためて新聞記事になったこともありました。
つまり、第一原発の吉田所長の記録によれば、多くの作業員が第二原発や近くの避難所に「避難」した様子です。
この連載記事のシリーズの中には、資材を運んだトレーラーの運転手が、爆発で建屋が吹き飛んだ原発を目撃して、そのまま車を放棄して逃げてしまったことなども記されたこともありました。
福島の現場から遠く離れた東京の本社の社員の中にも、事故直後に退職して海外に逃げた者がいたことが問題になったこともありました。
現在でも海に流出し続けている大量の汚染水。
それを食い止めるために、 事故から 3年以上も経った今になって ようやく 冷凍壁の設置に着手したことがテレビのニュースで報じられていました。
こんな様子なのに、原発を推進する人がいまだにいることには、不思議です。
その中に日本の首相がいることに、唖然とするとともに絶望感を感じてしまいます。
毎月のように福島に足を運んでいるという首相。
何が彼を原発推進思考にさせているのでしょうか ?
また、なぜ、エネルギー利権は代替エネルギーの開発や普及を妨害するのか・・・
欲に目がくらんだ人の目には、見えるものも見えていないようです。
そこで、次回からは、昔の言葉である「巨室」について考えてみたいと思います。
「居室」の間違いではありませんよ。
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