金目の問題
小生は、この半世紀の生涯で 3度の区画整理による立ち退きに遭いました。
この世の中で、転勤族とか、流しの芸人一家など、引越しを常とする人たちがいることは存じていますが、同じ市の区画整理で 3度も立ち退いた人は珍しいと自負しています。
一応、引越しなどに関わる補償金などを戴くわけですが、学区の変更など、お金には代えられない負担が確かにあります。
しかし、それによって世の中が便利になるのなら、仕方ないと思います。
しかし、区画整理に当たった人の中には、ゴネて得をしようとする人が確かにいますね。
たいてい、そういった人たちはサヨク系が多いと思います。
しかし、立ち退く人たちが総てサヨク化するわけではありません。
やはり、住み慣れたところから離れるのはザンネンであります。
また、せっかく計画をして建てた家が壊される姿は、見ていて悲しくなります。
そうした立ち退きの問題は、総てお金で解決することは確かです。
しかしですね。
カネの問題と、金目の問題とは、意味が全然違います。
「金目」とは、「金目的」、「金目当て」の略語です。
立ち退きをお願いする側の人が、「金目」という言葉を使うことが、立ち退く側の相手にとって、どんなに屈辱的なことか分からないのでしょうか ?
・・・というわけで、石原環境大臣には「レッドカード」を差し上げたいと思います。
速やかにご退場ください。
ところで、「レッド」に「金目」といえば「金目鯛」。
駿河湾で獲れる「金目鯛」は美味しいですよ。
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コメント
私は幸か不幸か立ち退きということになったことがありません。
というか私が子供の頃、持ち家がある人なんて珍しかったですね
生まれたのは本当のあばら家で12月生まれのわたしに外からの雪がかかったそうであります。
まあ、それはともかく、大震災後、なんども故郷に帰りましたが、そのたびに半壊した家を撤去し、新しい道路ができています。3年経った今は一見すばらしい町並ですが、私が30くらいのときの面影は全くありません。
ああ、カナシイナア
投稿: おばQ | 2014年6月17日 (火) 22時08分
おばQさま
日本人の好きな歌の第一、それは「ふるさと」なんだそうです。
それを「第二国歌」にしようという動きもあるそうですね。
その故郷(ふるさと)を奪われる悔しさは、奪われた人でなければ分からないと思います。
ところで、小生が住んでいる田舎では、かつては、ほとんどの人が持ち家だったと思います。
町へ出れば、アパートがありました。
そんな小生のムラは、統計によりますと、20年後は消滅するそうです。
少子化は現実的なものとなってきました。
投稿: あらま | 2014年6月18日 (水) 19時13分