ロシアの声
小生が子供の頃、鉱石ラジオ、トランジスタラジオを作って遊んだことがありました。
夜になると電波の通りがよくなるのか、中波でも海外の放送を聴くことが出来ます。
その中の一つに「モスクワ放送」がありました。
日本語の放送です。
当時は、東西冷戦の時代で、北方領土問題もあり ソビエト連邦は日本にとっては‘敵国’と言った感じでしたので、その‘敵国’の情報が流れている・・・と言う気がして、興奮して聞いた覚えがあります。
また、日本人のリスナーがモスクワ放送に手紙を送っていたようで、その手紙の内容を紹介したり、質問に答えたりしていて、意外とフレンドリーだと思ったものでした。
それにしても、遠いモスクワから 720kHz という中波で日本に届くなんて、スゴイ高出力で放送しているのではないかと思いました。
そして時が流れ、ペレストロイカ、ソビエト連邦が崩壊したということで、「モスクワ放送」も「ロシアの声」となって、引き続き日本に向けて放送を続けていたと言うことですが、その頃は何かと忙しくて、その放送を聴くことはありませんでした。
最近、ウクライナが世界的な問題となっていて、新たな東西冷戦の時代か・・・ということで、「モスクワ放送」のことを思い出して、ラジオのダイヤルを回してみました。
ところが、モスクワ放送らしきものが聞き取れないのですね。
そこで、『Wikipedia』で「ロシアの声」を検索したところ、どうやら昨年の暮れを最後に放送をしていないようですね。
しかし、「ロシアの声」のホームページでストリーミング放送をしているということで、久しぶりに聞いてみました。
ネットラジオなのでクリアな音ですが、昔のような雑音があったほうが、はるばる遠くから飛んできたいう感じがして良いではないか・・・なんて勝手なことを思いました。
また、当時の放送の出力が 500kWであったことも、『Wikipedia』で知り、NHKラジオ第二放送と同様な高出力であったことも知ることが出来ました。
余談になりますが、こうした国際放送は、北の将軍様のいる北朝鮮からも流れてきます。
北朝鮮の国際放送名は『Wikiopedia』によれば「朝鮮の声放送」と言うらしいです。
中波は 621kHz (500kW) で、電波の通りの良い夜間に放送しているようですよ。
こうした国際放送は、国外にいる自国のスパイとか工作員に向けた暗号も含まれているということですが、真偽のほどはどうなんでしょうか ?
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コメント
アメリカも沖縄などからVOA(ボイスオブアメリカ)なんて放送していたのですが、放送局の近くでは電波で蛍光灯が付くとか、雨樋の水で検波して音が聞こえたとかいう話も聞きました。
蛍光灯が光るのは間違いないですが、雨樋の水で検波するのか定かではありません。
投稿: おばQ | 2014年4月20日 (日) 23時31分
おばQさま、ありがとうございます。
以前、ダンプのCB無線で、テレビの画像が流れ、蛍光灯がチカチカしたことがありましたが、今はそうした違法無線がスッカリなくなりましたね。
ところで、雨どいの水で検波・・・は聞いたことがあのません。
アルミホイルが共振のは体験したことがありますが・・・。。。。
投稿: あらま | 2014年4月21日 (月) 12時55分