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責任問題

誰が責任取るの ?

明日の 4月 22日には、小6・中3 を対象にした全国学力テストがあるということで、今朝の『静岡新聞』では第一面でそれを取り上げています。

なぜ『静岡新聞』が騒いでいるかと言うと、昨年の静岡県の 小6国語 A (基礎) 問題の平均正答率が全国最下位だったからです。

それに怒った川勝静岡県知事が、市町学校名を公表するという騒動になり、結局『静岡新聞』がそれを報じてしまった・・・。

そこで、文科省は学校別の学力数値の公表を禁じていたのが、今回からは解禁。
今まで公表を禁じてきたのは何だったのか ?
わけのわからない展開です。

とにかく、明日行われる全国学力テストで、静岡県は最下位から脱出し、正答率を全国の平均点以上にもっていこう・・・を目標に、現場の教員が頑張っているようです。
その結果が、明日のテストで出てくるというのですね。

そうした新聞記事を読んで疑問に思ったことは、いったい学力テストとは、生徒のための学力テストなのか、先生のテストなのか、静岡県教育委員会のためのテストなのか、はたまた『静岡新聞社』のためのテストなのか ?

はからずも、その新聞の見出しには『教育の責任者は誰に』とあります。

しかし、大人が騒いでいるのに、当の子供たちは知らん顔。
いったい何に騒いでいるのか・・・サッパリわかりません。

これが、日本人の「責任」なんでしょうか。
その「責任」という文字で思い出すのが、今年、生誕 100年という 故 丸山真男氏。

東大の政治学者、あるいは思想家とされた彼は『体制批判家』として、戦前では「天皇制」を、戦後では「日米安保体制」を批判してきました。
その彼の著書を読んで感ずることは、彼は「体制」そのものを批判していると言うよりも、無責任に物事が進んでしまう体制を批判していたように感じます。

つまり、丸山真男という思想家は、雰囲気で物事が進んでしまうことに危惧を感じていたようで、たんなる左翼思想家ではないみたいですね。

責任の所在を明らかにしない。
そうした日本の国民性が、今のような誰も責任を取らない社会を作り上げたと思います。

今回の学力テストも同様です。
前回の学力テストが最下位になったのは、誰の責任だったのか ?
『静岡新聞』が問いかけているように、その責任者は誰なんでしょうか ?
結局、『静岡新聞』では、「主役は市町」と記し、学力向上のために必要な改革競争の責任を市町の教育委員会にあてていました。

はたしてそうなんでしょうか ?
主役は、やはり直接テストを受ける生徒たちではないでしょうか ?

出来の悪い子供を持った責任は、親なのか先生なのか、先生を管理している組織なのか、その首長なのか。
そんなことを問いたところで何になるのでしょうか ?

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