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揣度

食事の支度Cooking_a07

したく。

支度、あるいは仕度という漢字の意味は、準備するとか用意することなんだそうですが、本日は、おなじ「したく」という音で「揣度」という漢字があることを、発見しました。

と言っても、中国語に「揣度」という言葉があって、「猜測」つまり『推測』と同義語みたいですね。
そういうわけで、新たな発見でも何でもないわけですが・・・

とにかく、念のため漢語学者である諸橋徹次氏の『広漢和辞典』で調べてみました。

すると、熟語索引に「したく」の一つとして「惴度」がありました。
ところが、どうやらこれは ミスプリントみたいで、「惴度」という語彙はなく「揣度」の間違いだったようです。

つまり、小生は、本日、辞書のプリントミスを発見したわけです。
大修館書店の出版物にしては、珍しいですね。

ちなみに、小生は、当日の新聞で字の「間違い」を探すことに快楽を感ずる変人です。

そんなことはともかく、この「揣度 - したく - 」は、どうやら音だけでなく意味も「支度」とつながっているようです。

つまり、「揣」も「支」も、図る、計画するという意味があるそうで、英語で言う「プランニング」ということになるようです。

さらに、日本語では「相手の腹の具合を推し測って食事を計画する」という意味になるようで、これは深いですね。

さらに、厨房用語で「したく」とは、仕込みという意味で、食材を調理あるいは盛り付けする寸前の状態にまでしておくことのようです。

つまり、我が家の板前さん ( 調理師免許を持っている次男のこと )に聞くと、人参の場合は、その皮を剥き、千切りや銀杏切りなどにしておくことが「人参をしたくする」ということなんだそうです。

更に言えば、食べる人の年齢、性別、健康状態を考慮して、食材のサイズを整えることなんだそうですよ。

このように「支度」は、食事そのものを指したり、食事を用意する心構えまで、意味するようです。

「したく」ひとつでも、日本人の「おもてなし」の心意気が伝わってきますね。

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