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カード払いの功罪

借金の感覚がない

ちょいと気になることがあったので、記してみます。

最近、小生はバイクに凝っているのですが、そのときの 有料道路の支払いを ETC にしているライダーが多いのには驚きました。

料金所で停車して、手袋を外し、ポケットなどから通行券と現金を取り出すのには時間が掛かります。
そこで小銭をばら撒いてしまうこともシバシバ・・・。。。

でも、ETCにしておけば、そんな手間も要らないし、割引もあります。
実際には、クレジット会社経由で代払いしているのですね。
つまり、ETCとはカード払いのひとつです。

このように、クレジットカードは便利な面があるのですが、こうした「代払い」とは「一時的な借金」であることを自覚していない人が多いと思います。

先払い式の プリペイドカードとは違い、クレジットカードとは、クレジット会社を経由して銀行口座から引き落とす仕組みですね。
つまり、直接、自分の口座から引き落としているのではないのです。

多くの場合、現金払いよりもカード払いのほうが安いというのも魅力のひとつ。

更に、その仕組みを使えば使うほど、ポイントが貯まり、さまざまな特典が受けられます。
そのポイントを貯めるために、敢えて不要なものまで買うこともあるそうで、逆に、それがカード会社の思惑なんでしょうね。

このように、クレジットカードによる決済とは、カード会社に代払いしてもらっているのですから、その「手数料」も支払っているのも事実です。

でも、前述のように、現金払いよりもカード払いのほうが安いので、手数料を支払っているという感覚がありません。
つまり、カード会社に寸借しているという意識がありませんよね。

実は、既に、すべての商品にカードの手数料が上乗せされていて、現金払いの人でも、カードの手数料を支払っているのですね。

つまり、カードの対象の商品には、広告費と同様に手数料が上乗せされているわけです。

たとえば、テレビ広告を見ないでその商品を買ったときでも、その商品の代金にはテレビ広告代が含まれているのと同様なわけです。

カードを利用する、しないに関わらず、われわれはカード手数料を支払っているわけです。

それならカードを利用したほうが得だ・・・と考えやすいのですが、実は、カードには便利すぎて使い過ぎてしまう面があるのですね。

手元に現金がなくても、欲しいものが買えてしまう。

さらに、口座にお金がなくても、カード会社のほうで適当にローンを組んでくれるので、高額なものでも買ってしまう・・・。
いわゆるカードローンですね。

気がついたときには、膨大な借金が・・・。。。。

・・・自分に限ってそういうことはない ! !

という方は、特に注意が必要です。
最近は、学生カードなるものか横行し、マイナスには絶対にならない仕組みだと思っていたのが、実際には借金の山だった・・・ということもあるそうです。

本日は成人の日ですが、借金を抱えたまま成人の日を迎える新成人が多いそうですよ。
人生のスタートから借金では、先が思いやられます。

小生は、自身がカード地獄に陥りやすい性格だと思っていますので、最初からカードは一切 持たない主義です。

車も家も、ローンを組まずに、貯めたお金で買いました。
そうすれば、巨額な「手数料」や「利子」を払わずに済みます。

特に家の場合、現金払いですから、ローン組の半額で手に入れることが出来ました。

そこで小生が言いたいことは、今の日本の借金は、企業も個人も、国も地方も、無軌道に借金を重ねてそれを踏み倒したから膨大なものになったのです。

安易な借金が生んだ悲劇です。

ローンを組まなければ、家をもてない ! ?
と、言う人がいます。

それは詭弁です。

ローンがない時代でも、日本の人々は家を持っていました。
それは「ムラ」の助け合いがあったからでした。

「ムラ」という組織があった時代では、互いに助け合って家を建てたようです。
そこでは、労力などの貸し借りはありましたが、それは道義的なもので、今のように、家の建築のために個人が借金を丸抱えするようなことはありませんでした。
それは、まさに今の東南アジアの村の人々の生き方です。

質素な家で、借金もなく暮らすのか。
それとも、豪華で近代的な住まいで、借金を持って暮らすのか。
どちらが幸せかは、一概には言えないと思いますが・・・。。。

とにかく、低所得者が過分なマイホームを持つ社会にはリスクがあります。
アメリカのリーマン・ショックがそのひとつでした。
最初から返済不能な人に、住宅ローンを組んでしまったのでした。
中国でも、低所得者向けの住宅ローンを扱っている闇バンクが横行して、その破綻がささやかれています。

そういうことを考えると、長期ローンを組んだ時点で、あるいは長期の手形を切った時点で、既にそれは割り引かれ、不良債権化されていると見るべきでしょう。

利便性を追う経済学が生んだ、現代の悲劇が続くわけです。

戦後の日本は、戦前の節約的な生活から、「消費は美徳」として経済成長してきました。
しかし、それは固定相場という極端な円安状態が続いていたからです。

今、日本政府では、再び国民の消費を推奨して、経済発展を図ろうとしています。
しかし、それはあくまでも、お金が国民に行き渡っていることが前提であって、借金をしてまでも購買意欲を促進させようとする趣旨のものではないと思います。
近い将来に、金利や税金が上がるから、今のうちに借金しよう・・・なんて具合にしていたら、結局、デフレスパイラルに戻ってしまうと思います。

個人消費の場合には、モノが欲しいと思ったら、お金を貯めてから買う。
これは生活の基本だと思います。

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