小泉八雲 - 2
明治時代の日本と言えば、「文明開化」という四字熟語が示すように、鎖国を解き、西欧から近代文明を取り入れ始めたころといわれています。
逆に、当時の外国人から観れば、まだ西欧の物質文明に汚染されていない魅力のある国として日本が映っていたようです。
そんな日本に魅了された外国人の一人に、明治時代の文豪 小泉八雲 がいます。
彼は、日本に帰化して日本人として日本の文化を記録していました。
そのひとつが彼の絶筆となった『神国』 ( 1904年・ 明治 37年 ) という著作。
この英語の著書が、外国人が日本を知る上で、この上もない資料となっていたようで、終戦直後の日本を占領した GHQ のマッカーサーも、この本を読んでいたと言います。
もし、この本がなければ、昭和天皇は戦争責任を問われていたかもしれないそうです。
そんな彼を、当時の日本の国学者とか神道信者らはどんな具合に観ていたのでしょうか。
それを知ることができる著書のひとつとして、かつて、このブログでも紹介したことがある、『伊勢神宮と我国体』という本。
これは、大正 4年に刊行されたもので、当時の神道研究の碩学と言われていた 神宮皇学館教授の 広池千九郎 ( 写真 ) というひとの著作です。
漢文 混じりの文語体なので、小生なりに意訳して紹介してみようと思います。
なにしろ、小生は高卒の鉄工職人ですから、その点をお汲み取りくださってご笑覧ください。
長文になりますから、いくつかに分けて記します。
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コメント
神の国といって失脚した総理がいましたね
それを思い出しました
言葉狩りとはちょっと違いますが、陰湿だよなあ
投稿: おばQ | 2013年12月 7日 (土) 18時18分
おばQさま、毎度ありがとうございます。
言葉尻を取るなんて、ある意味卑怯でありますよね。
森さんは、リップサービスが好きな人でありましたから・・・。
とこでこれからは、神風が吹かなくても勝てる戦争をしなければならないと思います。
投稿: あらま | 2013年12月 8日 (日) 00時35分