小泉八雲 - 1
今朝の『静岡新聞』をひらくと、「しずおか 音楽の現場」という特集記事の中で、小泉八雲 ( ラフカディオ・ハーン 1850~1904年 写真 ) が紹介されていました。
小泉八雲といえば、『怪談』などを著した明治の文豪と言うイメージですが、ギリシャ出身の彼は、アメリカに渡り、さまざまな職業を経て日本に渡ってきた経歴があるようで、この新聞記事では、八雲が 27歳のころ、アメリカの ニューオリンズ に移り住んだときに著した『堤防の生活』を紹介しています。
その記事によれば、八雲と音楽の結びつきは強く、ニューオリンズに在住していたときに、ラテン系の入植者と黒人との混血、クレオール人の文化に関心を寄せていたようです。
著作『堤防の生活』には、人々の歌や演奏の説明が複数記載されていて、研究者によれば、それはジャズ誕生の前夜の様子を描いているようです。
ところで、静岡県焼津市には、小泉八雲が滞在したことがあるということで、彼の文学記念館があります。
その記念館で、2009年から毎年 2回、ジャズの原型に関心を寄せていた小泉八雲を顕彰するコンサートが開かれているようです。
先般 11月 30日にも、そこで ジャスコンサート が開かれ、地元のジャズバンドらが ジョン・コルトレーン作品などを披露して人気を博したそうです。
来年の 3月には、八雲が幼少期を過ごしたアイルランドのケルト音楽のコンサートも開くそうです。
この顕彰コンサートは、いつも観覧の応募が殺到するということです。
狭い会場なので、70人ぐらいが限度。
興味のある方は、早めに問い合わせを。
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