清らかな音
デジタル音の弊害
初老 (実際には中老) の小生の趣味は、オーディオです。
以前は、野球やカメラ、釣が趣味でしたが、もはや、そんな体力がございません。
そんなわけで、もっぱら映画鑑賞や音楽を聴くのが、今となっては小生の趣味として残っています。
しかし、歳をとるということは、聴力も低下しているということですね。
その聴力の低下を感じるときが、CD のレンズクリーナーを聞いている時です。
今はそんなことをする人はいないと思いますが、以前は、ピックアップ、つまり CDプレーヤーのレンズを乾式で掃除をするためには、特殊な CD盤を使っていたのですね。
特殊と言っても、CD盤の裏面に刷毛を植え込んでいるだけのもの。
そんな構造なものでは、逆に、レンズを傷つけてしまう・・・ということで、今では使われていませんね。
問題は、そのクリーナ CD盤に録音されている音。
掃除をしている間、無音では芸がないということなんでしょうか、いろいろな音が録音されています。
小生が持っている クリーナー盤の音は、低音から高音をテストする音が録音されています。
一般に CD音の音域は、20~20,000 Hz ということで、このクリーナーも、テスト音として 20~20,000Hz の音が段階的に出てきます。
それで、ピックアップの掃除をしながら スピーカーとかアンプの調子を調べることができるのですね。
と、同時に、それを聴いているリスナーの耳の調子も調べることもできるのです。
そういうわけで、時々、その音を聴いて、自分の聴力を調べているのですが、どうやら小生の可聴域は、60~10,000 Hz みたいです。
子供や孫たちは、20~20,000 Hz の音に反応しますから、小生のオーディオシステムには問題はないようです。
そこで、耳の良い子供たちら、昔のレコードを聴かせてみると、その音の美しさに驚くようです。
つまり、レコードの音は、CDのように、20 Hz 以下 20,000 Hz 以上の音をカットしていないので、広い音域の音を再現しているのですね。
小生には そんな音は聴こえませんが、子供たちには よく分かるようです。
そこで、今の子供たちがどんな音を聴いているのか、コンピューターゲームの音を聴かせてもらいました。
すると、ピコピコ、ギーギー、ガーガーとしか 小生には聴こえないのですね。
子供たちは、そんな音を聴いて、一日を過ごしているなんて、可哀想に思えてきました。
世の中には、美しい音源があるのに。。。
どんなに美しい CD 音でも、自然のせせらぎ、風の音には叶わないでしょう。
そういう音に接していない現代の日本の子供たちは、ある意味、本当に可哀想ですね。
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