« 肩凝り | トップページ | やっとキンモクセイが咲き出しました。 »

超、多忙です ! !

まるで、高度成長期 

今回は、珍しく仕事の話です。
なにせ、仕事や勉強が大嫌いな小生がする話ですから、テキトーに読み流してくださいね。

さて、小生は、鍛冶屋と申しましても、いわゆる 型職人 でありました。

ところが、最近、3D ( 立体 ) プリンターの出現で、「型」の産業は一変しています。

「型」というのは、つまり モデル のことで、文字どうり製品の基本となる最初の「カタチ」のことです。

たとえば、プラモデルの部品を作る場合には、予め作られた「型」の隙間に原料のプラスチックスを射出成型して量産します。

あるいは、鉄板を「型」に圧力を掛ければ、缶ができたり、ヤカンや鍋などができます。

また鋳鉄を流す「型」には、木型とかスチロールなどが使われています。

昔の倣い旋盤にも木型が使われました。

こうした「型」を作るには、旋盤とかルーター ( フライス盤 ) とかいう加工機械などを駆使し、さらに必要に応じて表面を鏡のように滑らかにするために磨いたりして、たいへんな作業を重ねてきました。

ところが、 3Dプリンターの出現で、そうした加工プロセスなしで、精緻な型が出現するのですね。

つまり、パソコンで作成した 3D CAD のデーターが、そのまま立体的に‘印刷’されるのです。

そういうわけで、安価で迅速に試作品などを作ることが出来るようになったのです。
さらに、今までは不可能だった加工も可能になったのですね。

たとえば、内部と外部の加工が同時に印刷加工されるのですから、いままのように、部品を組み合わせて一つの「型」を作らなくても良いということです。

しかし、3Dプリンターの素材はあくまでも樹脂ですから、鋳型のように強度が必要のない場合はそのままでよいのですが、出来上がった型が、さきほどのプラスチックスの射出成型の型のように強度や硬度が必要の場合、どうするかが問題になっています。

そのために‘インク’の開発が盛んですね。
歯科医療のときに使われているように、紫外線を当てると固まるプラスチックスみたいなものとか・・・・
いわゆる 光硬化 樹脂ですね。

あるいは、例えば、強度のある塗装をするとか、メッキをかけるとか、強度が必要な箇所に細かい砂を打ち付けるというショットという方法でその表面を強くするとか、光触媒を利用するとか、色々な方法が試されています。

そうした表面加工は、強度や硬度の獲得だけでなく、表面の模様を描くことにも利用されます。

さらに、電気が流れる樹脂を原料にしたインクで 3Dプリンターを利用すれば、配線やハンダ付けが不要な、複雑な立体基盤を作ることが出来るばかりでなく、そのままコイルとか集積回路までできてしまうのですから、これは凄いことですね。

こうした技術が、開発中のフィルムディスプレーに組み込まれると、映画『ハリーポッター』の魔法界の新聞のように、新聞の写真が動画になるはかりでなく、紙面のニュースが常にに UPDATE されて最新の情報になっているとか・・・。

つまり、ポケットのなかに折りたたんでおいたフィルムを開けば、それがそのままタブレットになるのですね。

つまり、最近放送された テレビのサスペンスドラマ 『ハニー・トラップ』 に出てくる 新素材 「グラフェン」そのものですね。
折りたたみ可能な携帯フィルムが新聞になったり、携帯電話になったり、大型テレビになったり、そこへ作図してみたり・・・。

あるいは、その素材で作られた衣類がタブレットになるかもしれません。
つまり、表面さえあれば、それがタブレットに変化する。

そんな映画のような世界が目の前です。

小生は、そうした 3D プリンターの駆動部品の製作に関係しているので、非常に忙しくなったのです。
ノンタイトのノンバックラッシュ・・・という構造なんですが・・・

産業の空洞化が叫ばれている今日ですが、重量のあるノズルを正確に移動させる技術は、日本が一番だと思います。

ところで、小生は「忙しい」ことが嫌いです。
なにしろ、「忙」しいという字は、「心が亡ぶ」と書きますから。

ですから、なるべく忙しいという字は書きたくないのですが、それを書いてしまったということは、既に、心が亡んでいるのかもしれません。

|

« 肩凝り | トップページ | やっとキンモクセイが咲き出しました。 »

仕事」カテゴリの記事

コメント

3Dプリンタのプログラムがたいそう難しいらしいです
グーグルスケッチアップで遊んでいる私が簡単に使えるものが現れるのを期待しています

投稿: おばQ | 2013年10月21日 (月) 22時22分

おばQさま、まいどありがとうございます。
ところで、今や、レーザーで 3D測定したものが、そのまま「コピー」としてプリントアウトされているようですね。
もちろん、倍率変更も可能。
また、3Dプリンター用の製図支援ソフトも開発されていて、数値を入れなくても、描いたものが、そのままモデルとして出現する・・・。
たとえば、違った角度から撮影された好きなタレントの写真を入力するだけで、その人物の精緻なフィギュアが出来てしまう。
いまや、それが現実となっているようですね。
もちろん、家内にはバレないように・・・。。。。

投稿: あらま | 2013年10月22日 (火) 09時06分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/131161/58418416

この記事へのトラックバック一覧です: 超、多忙です ! !:

« 肩凝り | トップページ | やっとキンモクセイが咲き出しました。 »