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オープンガーデン

小布施町の試みPhoto

先日、長野県の小布施町というところに行ってきました。

静岡県に住んでいる小生にとって、昔の小布施町と言えば、スキー場に行くときの中継地点といった感じでした。

ところが、この人口 1万 2千人の小さな町が大変身をしたということで行ってみたのです。

すると、街並が美しく整備されて、雰囲気が良いのですね。

さらに、葛飾北斎の記念館に行ってみたら、その充実した展示内容に感心してしまいました。
非常に分かりやすいのですね。

そして本日、NHK のラジオ放送を聴いていたら、その小布施町の「街並修景事業」について解説していたので、しばらく聞き入ってしまいました。

カーラジオでしたので、全部の放送内容を聞いていたわけではありませんが、なるほど・・・とうなずけました。

その内容を少し説明しますと・・・

小布施町を観光の地としたのは、いわゆる「ハコモノ」でした。

ハコモノ」というと、大金を使った豪華な施設。
それなのに、いつも閑古鳥が鳴いている。
さらに、天下り公務員の受け入れ先。
・・・と言ったイメージですが、小布施町の場合はそれとは違うのですね。

それが「五者会議」というもの。
小布施町を変えようという同志が五人集まって、徹底的に話し合ったそうです。
五者とは、行政、長野信用金庫、小布施堂という栗菓子屋さん、ほか 民間人 2人。
その五者が、小布施に統一感のある街並を建設しようと立ち上がったそうです。

それを単に行政に任せるのではなく、町民たちが中心になって発案し、行政がそれを後押しすると言った形を採ったそうです。

そのために、まず、町民たちが土地を交換し合ったり 賃貸契約を結ぶなどして、広い道を作ったそうです。
つまり、民間主導の区画整理を実現したわけです。

さらに、「オープンガーデン」といって、個人の庭を観光客に開放したのですね。
さらに、庭を見てもらうだけでなく、個人の本棚を開放。
なかには、庭の一角にビールサーバを置いて、フリードリンクとして振る舞う人もいるとか。

そんな具合に、最初は 38件でスタートした「オープンガーデン」も、いまでは 130件が開放しているんだそうです。
スペインの「パティオ」みたいですね。

さらに、若者を呼び込もうということで、町長室の隣の部屋を大学の研究室として提供。
全国からさまざまな大学が、この研究室を利用して、町興しや、地方経済を研究しているそうです。
その一方で、学生らからさまざまな提言を受けることができて、町が発展したと言うのです。
それを「小布施 若者会議」と言うそうです。
これは、スイスのダボス会議を模したもので、若者たちがアイデアを出し合って、小布施 特産の商品開発とか、社団法人を立ち上げたり、I T 農作物を開発するなど、早速、効果が現れたということです。

とにかくイベントを立ち上げるのではなく、小布施の普段の生活が観光となるような無理のない仕組みを作ったということです。

こうした ローカルコミュニティー空間を実現するために、とにかく当事者たちが納得し合うまで徹底的に話し合ったと言うことですね。
そうして、統一した街並景観が、自主的に実現したというのです。

行政の一方的な「ハコモノ」ではなくて、町と共存する「ハコモノ」。
こうした小布施スタイルは、地方活性化のヒントになると思います。

( 写真は、小布施で発見した、巨大ステンレスのカブトムシ ! ! )

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コメント

この町のことを何かで聞いたことがあります。
ともかくもっとも基本となるのは、郷土愛ですね。
郷土愛なんていうと古臭いかもしれませんが、自分の住んでいるところが好きという素朴な感情なしにはなにもできません。
私は会社員していた時は、千葉都民でした。いけないことです。
今はひまがあると、郷土資料館めぐりとか、地名研究会なんてクラブにはいって地元や近隣町村を歩いています。
ここに住んでまだ5年で、何も知らないのですが、死ぬまでには地元の歴史や特産物など説明できるようになりたいと思います。

投稿: おばQ | 2013年10月 2日 (水) 18時23分

おばQさま、ご返事か遅れてすみませんでした。
コメントをありがとうございました。
さて、このところ「検定」シリーズが人気で、郷土博士が続々と誕生しているようですね。
静岡では「富士山」検定が人気で、ちょっと設問を見たところ、小生には全然わかりませんでした。
そうした郷土史を調べる中で、それぞれの時代の「地名」を知ることで、その地の思わぬ歴史に接することありました。
同じ土地でも、仏教が盛んなとき、新田が開発されたとき、領主が代わったとき、津波が襲った後・・・などの理由で、さまざまな名前に変わっていたことを知ったとき、歴史とは、その時代に作られるのではなく、後の人たちによって変えられていくことを知りました。

郷土史は本当に面白いですね。

投稿: あらま | 2013年10月 5日 (土) 21時07分

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投稿: chan luu ブレスレット | 2013年10月23日 (水) 06時02分

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