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式年遷宮です

常若

さあ、いよいよ 20年に一度とされる 伊勢神宮の 遷御

伊勢神宮に奉られている神霊が、旧殿から新殿に移る儀式です。

来る、10月 2日に 内宮。そして、10月 5日 に外宮。
いずれも、午後 8時から。
その様子は、インターネットでもライブ放送されるそうです。

ところで、 せっかく建てたり調度したものを、20年毎にすべて替えてしまうなんて もったいない・・・と思うところですが、日本神道の特徴として、「清新高潔」というものがあり、新しさを保つことによって常に若い状態を維持するという「常若」という思想があるそうです。

そうすることによって、いつまでも伝統・技能 そして思想、が正しく継承されるということです。
つまり、20年周期にした理由は、人間の世代交代が およそ 20年で入れ替わることや、コメの貯蔵限度が 20年であることが挙げられるようです。

それにしても、カネがかかることですね。
内宮、外宮の建物だけでなく、周辺にある 125社ともいう神社の建物、そしてその調度品、川に架かる橋までも新しくするのですから、膨大なものです。

その 570億円もの費用がかかるとされる 式年遷宮の資金は、どのようにして調達されるのでしょうか。

戦前までは、国費で賄うことになっていたようですが、実際には国費で賄えなくなった時は、長い間中断したり、あるいは時の権力者の厚い信仰心によって支えられてきたようです。
ところが、戦後は政教分離といういうことで、伊勢神宮の維持・運営には国が直接関わることが出来なくなりました。Photo

そこで、式年遷宮の公式ホームページを見ますと、「大麻」が紹介されています
( 「大麻」と言っても、麻薬ではありません。)

この「神宮大麻」という 神宮の神札 (写真) の領布 が、信仰を広めたり深めると同時に、重要な資金源でもあるようです。

つまり、伊勢神宮は他の神社と異なって、氏子は天皇だけです。
天皇の神社ですから、天皇のお供え物以外は受け付けてこなかったのでした。
それを「私幣禁断」と言って、賽銭箱を設けていないのです。

もちろん、絵馬 とか おみくじ、お守り札なども、伊勢神宮では販売していません。

ところが、その代わりに、かなり古い時代から、家庭や職場にある神棚に奉る「大麻」を頒布 ( はんぷ ) しています。

この「大麻」を自分のところの神棚に奉ることによって、伊勢神宮と大和民族の各家庭とが繋がるようです。つまり、神宮の端末ということなんでしょう。

小生の村では、10年前に、寂れた鎮守の杜の神社を新しくして「津島神社」にしました。
その神社では、伊勢神宮の「大麻」の取次ぎをしています。

また、その津島神社の維持費として自治会を通して 春には「お燈明代」、秋には「初穂料」を徴収し、その一部を、神宮司庁に送っていることになっています。
もちろん強制ではありませんが、自治会が中心になって活動していることに対して批判があることは確かです。

毎年、新しい大麻で正月を迎え、そして毎 朝夕、自宅の神棚に奉ってある「大麻」に記された『天照皇大神宮』の神霊を拝むことは、それを通して伊勢神宮の内宮の天照大神の神霊を拝むことになるということで、大和民族には強い神道に対する信仰があるわけですね。

ほかにも、奉賛会とか崇敬会などと呼ばれる任意の団体があって、伊勢神宮の式年遷宮にかかる資金を献納しているようです。

こうして、神宮の若さを永遠に保っているのですね。

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