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ヒミコ は アマテラス か

大震災から学ぶもの

東日本を襲った大津波は、考古学者や歴史学者、そしてアマチュアの歴史研究家までもに大きなインパクトを与えました。

早速、古史料を洗い流すのですね。

すると、今まで古代日本の海岸線だと思われていたところが、実は、巨大津波の到達点だった・・・ということが分かったり、静岡県の駿河湾沿岸でも、実際に 13メートルを超える巨大津波が幾度もあったことが、地質学との裏付けとともに明確になってきました。

郷土の歴史観が一気に変わったのでした。

このように、日本の古代の歴史も、災害史を通して、いろいろな仮説が飛び交っています。

たとえば、古代史のロマンであった邪馬台国も、ほぼ畿内説で確定したようです。
さらに、その敵国であった狗奴国は、どうやら東海地方にあったようです。

そこで、2世紀後半に「三国志」の魏志倭人伝に記されている「倭国 大いに乱れる」とあるのは、どうやらそのころに起きた巨大地震や気候変動によって、クニに内乱が起きたことを示しているのではないかと推測できるようです。
さらに、3世紀前半に起きたとみられる大地震は、内乱を鎮め統一したヒミコの邪馬台国を襲い、そうして弱体化したところに一気に周辺国から攻められ滅んだ・・・という説が浮上してきたようです。

これは、現今、東日本大震災で起きた福島原発事故を見た中韓が、ここぞとばかりに日本を攻めている姿を彷彿させます。
原発事故と、巨額な借金で、日本は もう終わったと見ているのでしょうか ?

いずれにしても、想像の域を超えない段階ですが、ヒミコ が アマテラスなのか、いよいよそれが近くなってきた感じがしますね。

つまり、中国側から見て、ヒミコは呪術を使って 政 (まつりごと) をしていたと考えられていたようです。

しかし、中国人から見た呪いは、日本人にとっては祈りであったかもしれません。
そうして、武力行使ではなくて、一歩引いた協調路線を貫いたヒミコが、諸国の協議の結果王として君臨したのではないかと推測されるというのです。
つまりは、周辺国から推される形で、ヒミコが大王となったということです。

たとえば、2世紀から3世紀にかけて、日本の大和周辺のクニグニも、巨大災害に襲われて、戦いどころではなかった・・・ということで、神に通じていたとされる呪術師、ヒミコに、復興を託したとも考えられるのですね。

ところが、再度、巨大災害に襲われて、ヒミコが居住していた、あるいはマツリゴトをしていた洞窟が崩落して閉じ込められてしまった。
しかし、人々によって救出されたヒミコは、さらに呪術を駆使して、クニを復興に導いた。
さらに周辺国と和睦して、戦火を交えず合併に成功するなどして、クニの勢力を立て直した・・・。
そんな想像も許されそうです。

南海トラフ型の連動巨大地震はこうした想像を駆り立てるものです。
それほどこの地震は巨大であったということでしょう。
史実は分かりませんが、こうした巨大災害が古代にあったことは、地質学的な裏付けがあるとのことです。

一方、日本の最古の歴史書『古事記』には、洞窟に籠もってしまった アマテラスを、八百万神たちが引きづり出したという天の岩戸篭り伝説もあります。
これを、アマテラスが内乱を自己反省で乗り切ったと解釈する学説があります。

さらに『古事記』では、八岐大蛇 (ヤマタノオロチ) 伝説があり、アマテラスの弟 スサノオが大蛇と戦うのですが、その出雲を襲った大蛇は、実は河川の氾濫を意味していて、出雲の古代国家は治水事業に成功したのではないかという仮説が有力なようです。

そのとき退治した大蛇から「草薙の剣」が出てきたということですが、鍛冶屋の小生が勝手に想像するには、それは剣というよりも鋼 (ハガネ)の使用を表しているのではないかと思います。
つまり、大規模な土木工事をするには、硬い金属が有用で、治水事業をしているうちに工事技術も高まり、鉄器を使うに至る・・・つまり古代の鉄器時代を表現したものではないかと思われるのですね。

これに対して更に想像を膨らませれば、ヤマトのヒミコが男たちに命じて、河川の氾濫に苦しむイズモの治水対策に乗り出し、それに成功してイズモのクニユズリが実現した切っ掛けとなったとも思われます。

その内容には、先の中国の古書とも相関して、いよいよ、アマテラスがヒミコであると思われるのですね。

いずれにしても、日本の古代史がポッカリ抜けているのは、その当時、日本が超巨大災害に襲われたから・・・という想像が許されるのではないかと思います。Photo

そういうわけで、故 手塚治虫さんが描いた『火の鳥』伝説も、こんな具合に書き直したら面白いのになぁ・・・と、思います。

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