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なぜ、寸法を統一できないのか

パッキンを捜す

前回、水周りパッキンの交換を記しました。

水漏れの原因はすぐ分ったのですが、問題は、その交換するパッキンがどこで売っているか ?

とりあえず、近所のホームセンターに行きます。

しかし、ホームセンターは専門店ではないので、すべてのパッキンを取り揃えているわけではないのですね。

小生が必要とするパッキンはそこにはなかったので、次に、取引のある水道屋さんに行ってみました。

「取り寄せになります・・・」、といいます。
そこで、ぶ厚いパッキンのカタログを見せてもらったら、本当にいろいろな種類のパッキンがあるのですね。

待っていては間に合わないので、次に、工具屋に行ったら、ちょうどありました。

そういうわけで、パッキンを捜すだけで半日かかってしまったのです。

そこで思うことは、なぜ、いつまでも寸法が統一できないのか?

一応、寸法には世界基準と言うのがあります。
つまり、ISO です。

しかし、実際には、様々な規格のものがあるのですね。
パッキン ひとつとっても、似たような寸法のものがたくさんあるのですが、ピッタリのものでないと、水漏れは止まらないことが多いのです。

さらに、油圧など油のパッキンの寸法はシビアです。
少しでも違うと、油が漏れてきます。

また、農機具のパッキンとか噴霧器のパッキンも微妙に違う・・・

つまり、日本はこんなに物流が発達しているのに、未だに寸法が合わずに苦労しているのです。

原因は、すべて、アメリカやイギリスにあるのです。
つまり、かの国では、いまだに自国のインチサイズに拘っていて、国際標準規格に合わそうという意識が全くないからです。

小生も、いちおう鍛冶屋の端くれですから、インチ・サイズなのか ミリ・サイズなのか、そのぐらいの違いは目で見ただけで分りますが、実際には、ほんとうに沢山の種類の規格があります。

日本人は、そういうことが面倒くさいのか、部品の交換で手間取るよりも、アッセンブルごと交換したほうが、安くて正確なので、他に問題がなくても、たった一箇所の問題だけで全てを交換してしまう風習が築かれていると思います。
つまり、部品を探している手間よりも、全体を交換したほうが安い・・・と。
そこで、大量のゴミが生じるのですね。

ところが、後進国とか発展途上国の場合は、そんなことはしてられません。
パッキンが悪ければ、そのパッキンだけを交換するのです。

とこで目をつけたのが、日本のゴミ。
日本のゴミは、中国のゴミと違って、清潔で正確なのですね。

そこで、ベトナムなどの修理屋さんには沢山の部品が揃っているのです。
かれらは、僅かな寸法の違いでも、正確に目視で判断します。
日本人のように、ノギスとかマイクロメーターなんてものは使うまでもないのですね。

その目の良さには驚いてしまいます。

それにしても、そうした寸法の違いがいつまでもカイゼンされないということは、いかがなものなんでしょうか ?

でも、その僅かな寸法の違いで生計を立てている人もいるので、いちがいにカイゼンすることが良いとも言えないような・・・ 

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コメント

アフリカに手で水をくむポンプを設置するNPOの人に話を聞いたことがあります。
そこではパッキンや回転軸が壊れるともう直せないのだそうです。
それを教えるのだけど覚える気がないと言います。
私は日本人だけが丸ごと交換するというのではなく、やる気のない人がそうだということだけだと思います。
なお、日本ではユーザーではなく流通がめんどくさいのだと思います。
ちなみに私は厳密な仕事をしませんので、シールテープがあればごまかしてます。

投稿: おばQ | 2013年7月19日 (金) 17時35分

おばQさま、毎度ありがとうございます。
問題を解決する手段として、お金を使うか、知恵を使うか・・・
途上国の場合は、問題が生じた場合、その問題を解決するか、そのままにしておくか・・・
確かに、ベトナムでさえも、日本が建設したインフラを維持管理せず、そのまま風化させている姿を見かけました。

おばQさまのように、基本や加減を知っている人は‘ごまかし’が効きますが、先日、逆方向にシールテープを巻いている水道屋さんを見かけました。
結局、水漏れが止まらず、ボンドを塗ったり、ウレタンスプレーを吹き付けていました。
それを見て、あらためて「空洞化」を感じてしまいました。

投稿: あらま | 2013年7月19日 (金) 20時35分

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