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SAYONARA JAPAN - 最終回

老後を国内で

今年の暮れに政権が代わり、日本の社会保障をどうするか ???

年金の加入者が減り、事実上、保険金で運営するはずの国民年金は破綻していて、その不足分は税金で賄われています。
小生のところにも、毎年の誕生月に、「年金定期便」が届きますが、それをみると、年金受給の開始年齢は高くなる一方で、更に、受給予定額も減る一方です。
働いて納めるほど減っていくとは、どういうことでしょうか ?

また、日本の財政難が表面化すれば、現在の介護保険制度も破綻するとか ?

そうみると、将来の日本の老後は、決して明るいものではないですね。
そういうわけで、10年ほど前から、老後を国外に求める人が増えているようです。

そこで、フィリピンやインドネシアなど、東南アジア諸国の様子を伺うと、そうした日本人を受け入れる体制があるようですね。

暖かいし、物価が安い・・・。
(暖かいというよりも、暑いと言ったほうが正確かも)
さらに近代化が進み、衛生的になり、医療の水準も上がっています。
治安も国民性も日本とは違いますが、それでも老後を東南アジアで過ごすことは、魅力的ですね。

小生も、今夏、ベトナムに行ったとき、そんな日本人たちに会いました。
中国と同様、ベトナムも社会主義国ですが、自由貿易政策を取り入れていますから、ベトナムで事業を展開している邦人が多いですね。

しかし、東南アジアの物価が安い・・・といっても、ジリジリと上がっていることは事実。
どうやら、高度成長とインフレは連動しているようですね。

したがって、10年前からベトナムに住んでいる何某氏の話では、日本に帰りたいと言うのですね。

その大きな理由は健康問題。
医療が進んでいるとはいえ、もし、脳梗塞などの重大な病気に罹ったら、不安だということです。
重度な介護が必要になった場合は、東南アジアは適当ではないようです。

さらに、日本でもオレオレ詐欺が横行しているように、国外でも日本の老人を狙う詐欺師が多いようです。

そして、一度、住み着いてしまったら、そう簡単には帰れないそうです。

小生の同級生の中には、ニュージーランドやオーストラリアに住み着いている者がいます。
快適な生活を送っているといいますが、実際には、隣の芝生は青く見えるようです。

そういうわけで、「さようなら、日本」を考えている中高年の人たちは、よ~く考えることが必要だと思います。

でも、小生は、ベトナムなら住んでもいいと思っています。

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年金」カテゴリの記事

コメント

あけましておめでとうございます。

一年ぶりに書き込ませて頂きます空理空論です。

日本が今の状態で維持できているのは二つの理由があると思います。

一つは、日本に対する見えない実力の認知、

もう一つは、冷戦の終結と前後して勃興した中国の存在です。

お書きになっておられるように、国債という、日本の政府が発行した商品、
これが流通できているのは、日本ひいては日本人に対する信頼ゆえです。

これは、あきらかに、戦後占領期体制の賜物ではありません。
戦後、日本の企業が国内外に展開できたのは、
商売相手として扱ってもらえたのは、先立つ日本の在り様が大きかった。

アメリカに占領されて民主化したから、ではありません。
いまではもうすり切れて、意図的に差し替えが行われていますが、
アジアのために、というのが虚号ではなかったと認められていたからでしょう。これは外国でも、そして他ならぬ日本人自身も。

第二の国際関係による条件として、最大の貿易相手国となったアメリカが、当初の日本産業破戒政策を転換したのは、冷戦の開始が大きな原因でした。植民地支配からの解放、この呼号を、冷戦期には、共産主義諸国が言って回るわけです。その流れの中で、占領期当初の日本産業への意図的政策は撤回され、航空機などは作らせないが、それ以外の、アメリカにとって都合の好い分野だけは、生かしてやる、という政策に転換されたわけです。
この政策は功を奏し、一時期かなり優勢だった共産主義国側を、東側の東側、極東で封じ込めることに成功しました。
冷戦後、その役割を、外交的独立性を保った中国が担います。
アメリカの言う通りにならない構造があって、そして、初めて日本が生存を許されるという構造は、米ソから米中へと構造変化するなかで、存続し続けているわけです。

以上、二つの原因が日本の現状を許しているわけです。
しかし、大きな違いがあります。
再独立を経て、高度経済成長を走り抜けた、兵隊に行ったような人たちと、
高度経済成長を享受した人たちとは、受けた教育が根本から違う、ということです。

もうすでに、占領期体制から3,4世代が経過しています。
祖父母も戦後教育の申し子という世界になっています。

占領期に日本が全壊しなかったのは、世に流れるメディアや、
豹変した教育を、日本人がそのまま受け入れない地があったからです。

だから、心配されたような共産側への怒涛の流れも発生しませんでした。
これは、いろんな政策の結果というよりも、日本人の地があったからだと思います。

しかし、日本再独立後、朝鮮戦争の休戦も落ち着き、極東周辺での冷戦構造が定着した60年代から、そういった戦前日本の記憶で価値を測る人たちではなく、占領期教育、戦後メディアを常識とする人達が世間を塗り替えていきました。これが団塊の世代といわれるものだと思います。

いわば、物事の本質を、はぐらかされた世代だと思います。
そして、政府側でも、占領期に日本が共産化しなかったのは、
自国民の矜持によるのではなく、ただ単に唯物論的に、
そういう風にしなかったからという解釈が定着したんじゃないでしょうか。
ほかならぬ、政府側が唯物論に染まっていたんじゃないかと思います。

日本の教育問題は、思い出したように時々メディアに出ますが、
実は60年代から問題は進行していると思います。

ようするに、高度経済成長を可能にした日本人と、
今現在の日本人とは違います。

一朝、事が起これば、堰を切ったように、そういう方向に流れてしまう、
そんなリスクが、むしろ、今、あると思います。

そして、中国は、ソ連と同じではありません。
アメリカとの共同を至上のものとしつつ、日本から学んだ経済力、経済手法を、アメリカから学んだ合理主義、差別主義で洗練し、政治的にも大きくなっています。
ソ連とアメリカの場合は、絶対に譲れない根本的な政治に関することで、どちらかが崩壊するまで続かざるを得なかった争いでした。
ところが、中国とアメリカは経済的に補完し、中国側に幾らでも変わる用意がある。そして、アメリカ的な社会に、中国はむしろスムーズに入っています。
共産党エリートたちは、次の世代をアメリカ留学組として成功させる準備に余念なく、むしろ、戦後平等主義的な日本は、鄧小平理論を拡大解釈して階級格差をペッグした中国の後塵を拝しています。

思いつくままに書いておりますので、だいぶラフになってしまいましたが、中国はソ連と違って、幾らでも譲歩するでしょう。

以上、二つの要素から、日本の将来は予断を許さないと思います。

一番初めに述べました、戦争直後の日本人に対しては、国内外に存在した潜在的信頼というものにつきましても、むしろ、隠されているリスクが大きいと思います。

投稿: 空理空論 | 2013年1月 2日 (水) 12時46分

空理空論 さま、あけましておめでとうございます。
新春早々、大論文を戴き、恐縮しています。

さて、以前にも記したことがありましたが、日本が世界に経済デビューしたときは、1ドル = 1円からスタートしました。
ちなみに、 1セントは、1銭 と訳されました。
(正月早々、オヤジギャグをお許しください)
それが、戦争直前には 4円を超えるほど落ち込み、戦争が終わると、円(サークル)の内角は 360度ということなのか、円は一気に 1/900に落ち込んでしまったわけです。
実際の経済よりも円安で固定されたので、日本は高度成長できました。
しかし、変動相場制に移ると、円は一気に高くなり、経済成長のピークは過ぎてしまいました。
現在は、日本の実力よりも円高がつづき、日本経済は一人負けを続けています。
中国は、市場主義に共産主義を都合よくミックスした経済体制なので、意図的に中国元を安く固定して、中国の成長を助けています。
しかし、そんなご都合主義がいつまでも許されるはずはなく、中国が正当に評価されれば、バブルははじけ、さらに一人っ子政策による少子高齢化が経済を圧迫して、日本のようになるでしょう。
しかし、粛清が横行している中国ですから、党幹部以外の老人は切り捨てて国力を維持するかもしれません。
また、民主化が進み、党が崩壊しても、中国人の気質が変わらなければ、信用は得られないままで、いずれにしても、相手にしたくない国です。
アメリカは「正義」の国ですから、正義の押し売りに付き合ってさえいれば、日本は安全でしょう。
問題は、日本の借金。
日本国内だけでは賄いきれないので、最近の政府や日銀は、海外の政府や中央銀行に「営業」に赴いているそうです。
「日本国債を買ってください。」と。

しかし、日本国債のランクは中国国債並みの信用度。
そう簡単に買ってくれません。
そこで、投機筋に大量の日本国債が買われ、ゲーム感覚で一気に売られたら、「SAYONARA,JAPAN」ということになるでしょう。
日本の運命は今、海外の大手投機家の「ココロ 一寸」のところで留まっているようです。
そこには、日本や日本人に対する「信頼」という感覚はない世界のようですよ。

・・・ということで、今年も不確かな要素の多い状態で年明けましましたが、よろしくお願いします。
来年もこうした意見交換ができるように、祈りつつ・・・。。。。


投稿: あらま | 2013年1月 3日 (木) 11時24分

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