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SAYONARA JAPAN - 6

日本に捨てられたのか、日本を捨てたのか・・・

さて次は、金融問題から雇用の問題に移りたいと思います。
既にお気づきになっているかもしれませんが、日本に「さようなら ! ! 」を告げる人が多いのですね。

東北大震災で、福島第一原発がメルトダウンしたとき、多くの東電の社員が、日本を捨てて海外に逃げて行った・・・というお話ではありません。

実は、日本総研の調査によると、国外に流出する日本人が増え続けていて、その数は年間 10万人以上で、働き盛りの 20~49歳が中心なんだそうです。
つまり、毎日 300人近い人たちがこの国を去っていく計算になります。

理由は、日本に働き口がない・・・。。。。
大学を出て、博士号までとっても、就職にありつけない人がいるのですね。

そんな人たちが、日本を捨てて海外に就職口を求めている・・・という話です。

今回、参考にするテレビ番組は、11月 21日に放送された 「 FNS ドキュメンタリー大賞・サヨナラニッポン」。

まず、番組では、中国 大連の様子を紹介していました。

大連市は、一人当たりの GDP が北京や上海を上回るといいます。
その大連市政府の調べによると、2011年現在、大連市に進出している日系企業は 4,308社。

ここでは、多くの日本人が労働者として働いています。
あるコールセンター会社をみると、日本から転送された電話が、ここ大連に到着し、日本語で対応しています。

一昔前では、コールセンターといえば、沖縄が中心でした。
しかし、今は、海外で対応しているのですね。

番組で紹介された青年の月給は 10万円。
現在、日本の非正規雇用の若者の平均月収と同じです。
大連の中国人の平均給与の 3倍です。

そんな給与で中国で生活するのですから、高級マンションで優雅な生活が出来るのですね。
こんな若者が、大連だけでも 1,000人近くいるというのです。

日本語が話せるということで、日本人労働者が高給で雇われていたのですが、ここにきて中国人のなかでも日本語を完全にマスターして就職してくる人が増えてきたのです。
日系企業に就職できた中国人は、一般の大卒の 3倍の給料をもらうことが出来るのだそうです。

そうすると、別に、日本人ということで中国人の 3倍の給料をもらう意味がなくなってくるわけですね。
中国に新天地を求めた人たちには、つらい現実です。

実際に、中国人と同等な給料で、中国人と同じ仕事を余儀なくされた日本人もいるようです。
それでも、なんとか生きて行けれるのが中国。
生活感は、日本よりも良いとか・・・。
日本のような激務はないので、心身ともに楽なんだそうです。
でも、社会保障もないし、帰国しても、日本の同世代の人と比べて同様な保障に預かることが出来るわけではない・・・。。。。
日本でやり直すよりも、ここにいたほうが楽だ・・・。。。。
将来が見えないなか、結局、中国に残っている日本人。
日本に帰る気持ちになれないのが分かる気がします。

またこの番組では、労働者という立場ではなく、経営者として大連で活躍している人を紹介していました。
中国人の気質に馴染めず、過労で倒れるほど大変みたいです。
それでも、中国のほうがいいというのですね。
中国は受け入れてくれる・・・と言うです。
逆に、日本は受け入れてくれなかった・・・。。。
そんな日本に「さようなら」を言って出た。

そんな彼らは、日本を捨てたのでしょうか ?
それとも、日本に捨てられたのでしょうか ?

次は、「さようなら、日本」と言うのは、若者だけではない・・・というお話です。

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