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支配者

間違った求愛

このところマスコミが連日取り上げているのが尼崎の女性による殺人・家庭崩壊事件。
小生は、うんざりです。
それにしても犯人の支配欲は異常です。
さらにその犯人に支配された人たちから人間の弱さとか家族や夫婦、兄弟の脆さを感じます。

こうした事件は過去にもあり、そのたびに首謀した犯人の異常的な性格が話題になります。

しかし、こうしたカリスマ性をもった一人の人間が他人を支配する構図は、日常的にも見受けられます。

例えば、恋人や夫婦、あるいは母娘の間に生じる DV も、間違った求愛が発展した異常心理だと思います。

また、静岡のNHKでは、今年の夏に発生した「管理売春」を取り上げ、その犯罪の構図にメスを入れた報道をしていました。

これは、三人の若い男性に監禁された一人の女性が、売春を強要されたもので、女性はスキを突いて逃げ出したというものです。

被害に遭った女性によれば、最初は、ネットによるゲームサイトなどで知り合い、そして現実に出会いを約束します。
そして、最初に出会ったとき、男性側から、この出会いに至るまで金が掛かっているから、その投資分の弁済を求められるというのですね。
その際、念書にサインをさせられ、その内容を破ると家族に危害を加えると脅かされ監禁されてしまうというものです。

そうした一方的な理不尽に、被害者は何もできずに支配されてしまうというのです。
その背景には「念書」とか「約束」という「合意」が、被害者を拘束してしまうのですね。

したがって、相手に支配されないようにするには、そうした約束をしないことです。
また、約束をしたとしても、途中でヘンだと気がついたら『解約』する勇気をもつことです。

ところが、日本人は人が良いので、安請けする傾向があります。
そうした良い人ぶる傾向が、日本人を破滅に導いている感じがします。

そうした弱さが、相手に支配欲を導いてしまうのだと思います。

小生は、「支配」と「保護」とは紙一重、人間の心一つだと思います。

親が子供を保護するのも、国家が国民を保護するのも、その根源は家族愛、愛国心だと思います。
それは「無償の愛」であるはずです。
ところがそれに見返りを求める心理が発生すると、その関係は「保護」から「支配」に豹変します。
対象を拘束したり、私物化するのですね。

例えば、前の記事にある「大奥」春日の局 という一人の女性による将軍家の支配の様子を現したものです。
しかし、春日の局に言わせれば、それは国家の安寧、将軍家の安泰のための‘愛情’によるものなんだそうです。

それが国家的な規模になっているのが共産主義国家とか軍事国家でしょう。
お隣の中国とか、北朝鮮がその例です。
日本の官僚政治も同じです。
一部のエリート集団が、日本を牛耳っています。


とにかく、「支配」の末路は「破滅」です。

日本の天皇が長く続いている理由は、国民を「支配」しなかったからです。

翻って、日本の会社組織にはびこる ISO組織とか労働者組織。
その多くは、経営者側とは違った支配構造を形成していました。
結局、それもスグに崩壊したり、形骸化してしまいましたね。
今残っているのは、支配をしていなかった組織のみでしょう。

ですから、支配してはダメなんですね。
最後に、チャップリンの映画『独裁者』を引用したいと思います。

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