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本人確認

本人の意思

さて、母の住んでいる母屋が、区画整理のために取り壊され、それにあわせて、母は居宅介護施設に入居することになったのですが、その手続きに難渋しています。

まず、認知症とはいえ、取り壊される建物は母の名義の物件です。
しかも、新居に移転するのも母です。
それに関して、本人の意思が尊重されるのは当たり前ですね。

ところが、移転することに対して、「YES」と言ったり「NO」と言ったり・・・。
気持ちがなかなか定まらない様子。
それは、認知症でなくても、いままで住んでいた環境が変わるのですから無理もないでしょう。

・・・それにしても、何時まで経っても、意思が決まらない・・・。

そういうわけで、意思を確定するためにも、どうしても「後見人」が必要になってくるのですね。
そこで、今までは、本人に代わってすべての手続きを 長男である小生ができたのですが、今の時代は、そんなに単純ではないようです。
いちいち本人の意思確認が必要なんてすね。Photo

銀行口座の出し入れも、法務局で公図を取り寄せることも、すべて母の委任状が必要になります。
母の息子だからといって、すぐには出来ない時代みたいです。

とにかく、なんでも「委任状」が必要。
ところが、その委任状を書くだけでも、認知症の母にとっては重労働です。
さらに、その委任状が本物であるか‘審査’にかかることもあります。
そんなことを待っているよりも、かえって本人を連れて行くほうが早く事が済ませます。

そういうわけで、昨日から本日にかけて、母を連れて、各種の申請したり、一連の必要書類を調えたりしたわけです。

どうやら、最近は、親の金を当てにしている子供が多いということで、銀行などでも「長男」だからと言っても、それだけで金の出し入れができないようです。

また、以前は空欄でもよかった 月日 も、きちんと確定しなければならないようです。
たとえば、入金したらそのなかから出金する・・・ということを銀行に頼んでも、その日付が確定していないと受け付けてくれないのですね。

プライバシーの保護とはいえ、まったく面倒です。

それから、「委任状詐欺」というのもあるようです。
つまり、老人から「委任状」をとりつけ、それを根拠にお金や権利書を騙し取るという手口です。

そういうこともあるので、単に委任状があるからといって、事が済ませるとは限らなくなったようですよ。

・・・ということは、逆に、子供に一任したくでも、そう簡単には出来ない世の中になっているようですね。
まったく、せちがらい世の中ですね。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

自分が自分である為の証明を、、
証明しても
その内容を信じて貰う為に
又手続きがいる。

私も以前
父の貸金庫の第2権利者になる時
本当に大変な思いをしました。
詐欺や横領の事件が起こる度
再犯防止の為に制度がややこしく強固なものに
なるのでしょう。


人の財産やお金を横取りする人間がいる限り
制度と悪者のいたちごっこ。

大変なのは急を要する場面でアレコレ手続きしなきゃならない
普通に暮らす人々。

あらまさんの手続きが
少しでもスムーズに進みますように。

投稿: sue | 2012年2月22日 (水) 10時19分

sue さま、ありがとうございます。
sue さまも、たいへんなご苦労をされてきたのですね。
とにかく、プライバシー保護の下、制度が強固になった反面、融通が利かなくなりました。
庶民のモラルが低下した分、法律が増えている感じがします。
以前は「徳治国家」だったとは言いませんが、法治国家が良いものとは必ずしも思えなくなってしまいますね。

投稿: あらま | 2012年2月22日 (水) 10時49分

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