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下向きの生活

何もできない

家内が網膜剥離の手術をしましたが、この病院の方針として、術後、入院しないで通院で治すようです。
網膜剥離といえば、重症な病気ということで、普通は、一週間から十日ぐらい入院して、その間、身体を下向きにしてベットに固定するそうです。
ところがこの病院は、網膜剥離にしても白内障にしても、手術をした場合、入院せずに通院で治す方針のようです。
聞くところによりると、眼科の治療で、レーザー治療の場合は入院しないことが一般的になっているようですが、重症な網膜剥離にする硝子体手術の場合は入院するのが常識なんだそうです。
ところが、この病院では手術が終れば家に返すみたいですね。

腰のヘルニアの手術でさえ 日帰りになっているぐらいですから、眼の手術も 日帰りになっているのでしょうか。

それにしても、スゴイ医療技術だと思います。
たったの 30分足らずで、広域に広がった網膜剥離の手術を終えてしまうのですから・・・。
それを、一般の個人病院でやっているのですから驚きですね。

とにかく眼の手術が終ると、一週間ぐらい、患者は下向きの生活を強いられることになります。
つまり、剥離した網膜がシッカリくっつくまで、患者は常に、顔を下向きにしていなければならないのです。
それが患者にとっては非常なストレスになるので、患者を家に返して、幾分でもストレスを軽減させようとする配慮なんでしょう。

ただ、家で過ごすことは、患者には良いことかもしれませんが、患者が何もできないことには変わりはないのですね。
下向きですから、自分で目薬をさすことでさえできないのです。
目薬をさすことぐらいは自分で出来そうに思いますが、実際にそうなってみると、それが不可能であることが分ります。
そこで、術後、暫くの間は二時間おきに目薬をさすことになるのですが、結局、家族がその世話をすることになるのですね。
つまり、要介護者が増えたことになります。

そういうわけで、認知症の母に加えて、家内の世話をすることになったので、小生は全く仕事になりません。

しかし、今まで世話になってきた家内ですので、ここはひとつ恩返しのつもりで介抱させてもらおうと思います。

とにかく、常に下向きの生活というのは、予想以上に患者の負担が多いようです。
苦しい姿勢を維持しなければならないので、首筋から背中、腰に至るまでパンパンになります。
また、胃を圧迫することになるので、吐き気がするようです。

家内の場合は、重症な船酔いみたいになってしまい、胃の辺りを中心にして気持ちが悪くなったようです。
とにかく姿勢が限られているので、背中を伸ばしたり、いろいろと工夫をしたようですが、一向に その気持ちの悪いのが治らないようで、仕方がないので、小生は夜通し家内の背中や足のマッサージをしました。

その間、認知症の母は相変わらず 次から次へと仕事を作ってくれます。
大学生の長女も、「今、お母さんは大変なことになっているから、自分のことは自分でするように・・・」と言い聞かせても、容赦なく仕事を作ってくれます。
そこで、小生がさらに注意すると、プイと横を向いてしまいました。
どうやら長女は、今晩は友達の家に泊まるそうです。

長男夫婦は、共働きで忙しいようです。
嫁さんから家内の携帯にメールで、「何かあったらメールしてください。」なんて送ってきましたが。
しかし、そもそも家内は眼が使えない状態だから、メールができません。
まぁ、いいか・・・・。。。。

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