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利権と国益

原子力 と 原始力

昨日の山口県の上関町長選挙で、原発推進派の現職が三選されたようですね。
どうしても原発に頼らなければならない町では、大事故を起こしている原発でさえも肯定しなければならないのでしょう。

反面、静岡県では浜岡原発のある御前崎市に隣接する牧之原市の市長が本日、「原発の永久停止」を表明するそうです。
原発の利権に頼らなくても自立できる・・・という要素もあるのでしょう。

原発肯定派の根拠としては、交通事故がなくならなくても、自動車は生産され、実際に運用されているではないか・・・というもの。

かたや、原発否定派の根拠としては、原発事故によって惹き起こされる放射能の拡散は、多数の人に及び、次世代以降にも影響を与える。したがって、交通事故との比較にはならない・・・。

そういうわけで、原子力の利権に係っていない人は原子力を否定し、文明生活が不便になっても原始力で頑張る・・・と、意欲をにじませているのですね。

ところが、政府は、原子力の活用を継続する意向みたいですね。
野田首相は先日、国連の場で世界に向けて、日本が原子力を継続することを明言していました。

これは、政府が原子力利権に、いまだに拘っていることも勿論ですが、国防という観点からも、原子力を止められない事情があるようです。

それは、原子力容器の中で生産されるプルトニウムに原因があります。
つまり、もともと原子力発電は、発電目的で発明されたものではなくて、原子力爆弾をつくるために発明されたものです。

その原子力爆弾に必要なプルトニウムを生産する際に、莫大な熱が発生するので、その熱が勿体ないのでその熱でお湯を沸かして発電でもしようか・・・ということになったわけです。

そこで、北朝鮮を含めた核保有国は、原子力発電所を建設したわけです。
ところが、日本やドイツは、核不拡散条約を批准していて、原爆は持たないということを国是にしていますから、原発によってプルトニウムが生成されても、それを爆弾に利用しないのです。

ところが、今年、日本で甚大な原子力事故が起きてしまいました。
それを見たドイツは、原子力を近い将来に放棄する宣言をしました。

ところが、事故が未だに続いている日本なのに、ドイツのように原子力を放棄できないのは、国防の問題があるのですね。

実は、日本は原子力発電を 30年も続けているうちに膨大なプルトニウムを蓄積することになります。

世界の感覚で行けば、これだけの量のプルトニウムがあれば、当然、原発を作るだろう・・・と考えます。

実際に、イギリスの有名紙は、毎年、日本は既に核を保有している と報じています。

実は、中国やアメリカ人の中でさえも、実際に日本は核を保有している と考えている人が多いようです。

いつのまにか、日本は核保有国としてブラックリスト ? に記されてしまったみたいですね。

これが、近隣国には脅威なんですね。
「日本は、核を放棄と言いながら、原爆の燃料を生産し続けている。たとえ、今、原爆を持っていないにしても、日本の技術力でもってすれば、明日にも原爆を保有してしまうだろう・・・」と思われているそうです。

実際に、あの北朝鮮が僅かなプルトニウムを持っただけでも、近隣諸国は大騒ぎになりました。

そういうわけで、今回の原発の事故を契機に、日本が原子力から手を引くことは、近隣国にとっては安心なんですね。
少なくとも、日本に対する核脅威は減ったことになります。

ところで、菅前首相が一時「脱原発」を唱えました。
その理由は、原子力発電の技術は、未だ確立したものではなく危険だ・・・というものですが、それはウソで、実際は、近隣国に諂(へつら) った政策だったと思われます。

だから、菅前首相のウソの政策は、次の首相にアッサリと否定されてしまったわけです。
原子力は、未だに日本では、利権と国益に適ったものなんですね。
それが、良いかどうかは別問題ですが・・・。。。。

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