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登り窯づくり

ゲイジュツの秋

12日は、中秋の名月なんだそうですね。
なのに、昼間は炎暑。
体調を崩してしまいます。

さて、そんな秋の休日なんですが、小生を休ませてくれない人がいます。
それが、昔、お世話になった 職長。今風に言えば「工場長」ですね。

御歳、78歳ですが、今も元気です。
彼の趣味は「焼き物」ということで、退職して15年前に自分の窯 (かま) を持ちました。

・・・というと聞こえは良いのですが、実際には知り合いの山に勝手に入り込み、勝手に窯を作ってしまったのです。
しかも、自分は指図するだけで、実際に作ったのは、われわれ若手 (昔は若かったのでした) です。
一口に窯を作ると言っても、大変な作業。
山を切り開いて、土を盛って、レンガを重ねるのですね。coldsweats01

さらに、炭をつくり、その炭で焼き物を焼くのです。
それを、会社の休みの日にするのです。

もちろん、我々はタダ働きです。weep

そうして出来た焼き物を文化祭に出展するのが彼の夢ですが、どうしてもうまく行かないのですね。

鉄の焼入れと違って、土の焼き物は、高い温度で長時間焼かなければならないので、その温度の管理が大変なんでしょう。

そのうちに、職長は床に伏すようになり、出展も諦めたかのように見えました。

ところが、今春、電話が鳴り、焼き物作りを再開するというのです。

小生は、会社が変わって忙しい・・・という理由をつけて難を逃れたつもりでしたが、小さい村ですから、小生が暇であることがスグにバレてしまいました。

そうして、本日の‘強制参加’となったわけです。weep

久しぶりに窯を訪れてみますと、以前よりも更に立派です。
職長は、他の地方から来た人と友達になって、共同で窯を運用しているようです。

相変わらず、小生を小僧のように使います。
もたもたしている小生を見て、職長は「お前も歳を取ったな・・・」だって。
慣れない仕事は疲れるのです。

しかし、そんな職長を見ていると、いつまでも夢を持つことは素晴らしいと思いました。
と、同時に、迷惑とも思いました。
まぁ、ある意味、いつまでも頼って声を掛けてくれるので、有り難いですね。

以前は、社会の風習として、先輩には「絶対服従」でした。
そんな習慣は、今でも我々の間に残っているのですね。

そういうわけで、明日は、どんな理由でサボろうかと必死で考えています。bleah

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コメント

金属や紙や木と違い、土の作品の寿命は長いです
あらま様の元上司は永遠の作品を残そうとしているのかもしれません

縄文土器は残っても、鎌倉時代の刀の多くは酸化鉄に戻っているでしょう
私も過去たくさんの電子機器を作ってきましたが、現時点動いている製品はないと思います
どんな電子機器も寿命はせいぜい10年、悲しいことです

投稿: おばQ | 2011年9月11日 (日) 10時54分

おばQ さま、ありがとうございます。
わが職長が、おばQさまのコメントを見たら、涙を流して喜ぶでしょう。
「やっと、理解してくれる人がいた・・・」
小生は不孝者ですから「無用の長物」ばかり作っている・・・という醒めた目で見ていました。
さて、最近の人造物の寿命は短くなるばかり・・・
携帯電話は 2年、パソコンはせいぜい 4年。
そうやって経済が回っているのでしょうか ?

投稿: あらま | 2011年9月11日 (日) 19時02分

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