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管理国、ニッポン・・・だったのに

汚名返上はできるのか ?

べトちゃん・ドクちゃん・・・を知る人も少なくなったでしょう。

かつてのベトナム戦争で、アメリカ軍はジャングルに潜むベトナム兵士を見つけようと、枯葉剤を撒いて森林を消滅させようとしたのでした。
その枯葉剤がベトナムの妊婦に影響して、さまざまな奇形児を生む結果になり、かのべトちゃん・ドクちゃんもその犠牲者でした。

このように、戦争が終っても、残された毒や放射能で国土が汚染されると、累代的に被害が残ることが分っています。

日本でも、ヒロシマ・ナガサキで原爆が投下され、60年以上も過ぎた今でも累代的な影響が確認されています。

もちろん、独身の兵士が死ねば、そこで種が途絶えるのですから、それだけでも累代的な影響・・・となるわけでしょう。
しかし、今回は、そうした意味ではなくて、残留物の健康被害に特化しています。

そこで、新聞各社でこんな報道がありました。

経済産業省原子力安全・保安院は26日、東京電力福島第一原子力発電所事故と、広島に投下された原子爆弾で大気中に放出された放射性物質の種類別の量をまとめた資料を公表した。単純計算すると、原発事故の放出量はセシウム137が原爆の168.5倍、ヨウ素131が2.5倍にあたる。

これだけを見ると、福島県では毎日、ヒロシマ級の原爆が落ちているような印象を受けてしまいます。しかし・・・

保安院は「原爆は熱線、爆風、中性子線による影響があり、原発事故とは性質が大きく違う。影響を放出量で単純に比較するのは合理的でない」としている。

そういうわけで、報道の仕方には細心の注意が必要となりますね。
いずれにしても、いまだに大量の放射能が環境に放出されていることは事実で、政府や東電には、正確で明確な説明責任があるはずです。

・・・しかし、こんなんで良いのでしょうか ?
これが、「品質管理」「環境管理」大国、ニッポンの姿なんでしょうか ?

日本は、世界一、管理に長けている国であると自負してきた観がありました。
さらに大企業では、国際基準を超えた厳しい審査をしていると胸を張っていたはずです。

ところが、利権の前では、危機管理なんて全くの無力でありました。
しかも、今もそうです。

今回の事故を受けて、我々は、改めて原子力事故を見直す機会を得たのでした。
そこで、危ないのは、原発ではなくて、核燃料であることか分りました。

それなのに、政府を含め、官界、財界も反省もしていないし、ただただ茫然としているだけ・・・そんな印象にしか見えないのは小生だけでしょうか ?

彼らの危機管理・・・なんて、共産主義と同様に、単なる理想論なのでしょうか ?

いったい、日本の「管理者」と名乗る人は何をしているのでしょうか ?
そんな腹立たしさを感じてしまったニュースでした。

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