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希望の村

日本の希望Photo

昨年の夏、チリのサンホセ鉱山で落盤事故が発生し、そこで働く 33人の鉱員が地下 700メートに閉じ込められたことがありましたね。
事故後 17日目に 鉱員らの生存が確認されるや、現場近くには「エスペランサ」(希望)という名の村が、突如、出現しました。
チリ大統領をはじめ、政府関係者、閉じ込められた鉱員の家族、親戚、愛人、そして世界各国から集まった救援隊、技術者、心理学者、生理学者、栄養学者、航空宇宙科学者、さらに 医師、ボランティア、報道関係者がその村人でした。
特に、チリ大統領は他の仕事はそっちのけで、現場に張り付いて陣頭指揮を執りました。
その大統領の姿勢は、売名行為と陰口を叩く人もいたようでしたが、彼のお陰で迅速な支援体制が整い、奇跡の救出劇が実現したことは事実でした。

希望を捨てないでチームワークを組んだのが救出の成功になりましたが、なによりも中心となったリーダーが地上と地下にいたことです。

その落盤事故とは比較にならないほどの大規模な災害が、わが日本を襲いました。
いぇ、原発の事故が進行中の今は、今も災害に襲われ続けている言えるでしょう。

そこで、今朝の新聞の第一面を見ると、共同通信社の世論調査が記されていました。
それによると、東日本大震災や福島第一原発事故での菅首相のリーダシップが「発揮していない」と回答した人が 76%であったそうです。

Photo_2 しかし、菅首相の交代時期については、「直ちに交代すべき」は 23.6%に留まっているそうです。

つまり、相変わらず、首相のリーダーシップについては厳しい評価ですが、交代の時期ではないと考えている人が多いということですね。

本日も連休中にもかかわらず、参院で予算委員会の質疑が開かれていたので、そのテレビ中継を見てみました。

すると、本当に放射線に関する政府の対応は大丈夫なのか心配になってきました。
政府や東電は、情報を隠蔽しているのではないか、情報を操作しているのではないか・・・と思ってしまいました。

危険なら危険で、対象地域の住民、児童を疎開させるなど、早急な対応をすべきではないかと思ってしまいました。

本来なら行政府は、こうした災害時にはリーターシップを発揮すべきですよね。
しかし、沢山の話し合いの場を設けるばかりで、意見が錯綜し、会議は踊る始末です。

それでは、菅首相がダメだから、自民党の谷垣総裁なら大丈夫・・・と、断言できるのでしようか ?

今の顔ぶれなら、誰が頭になっても同じこと・・・、そうした印象を国民が持っていることが今回の世論調査にも示されていると思います。

今の日本人は、災害難民というよりも政治難民と言う人もいます。

津波に襲われた空港も、地震で破壊された新幹線も、その復旧には 1年以上は掛かるだろうと予想されていましたが、空港は僅か 1ヶ月で、新幹線は 50日で復旧し、世界を驚かせています。

しかし、日本は更なる「奇跡」を必要としていると思います。
その「奇跡」を達成させるためには、どうしても強いリーダーが必要なんですが・・・。

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コメント

あらま様

菅直人がだめなら誰がよいとはいえないのはそうなのですが・・
出てきたアイデアが公務員の賃金カットとは、絶句です
その他、参与とかも辞任が続出しそうです

もう、辞めてもらったほうがよいと思いますね
国家を任せて置けないと心底思います

投稿: おばQ | 2011年5月 1日 (日) 23時36分

おばQ さま、まいどありがとうございます。
国会のテレビ中継を観て、国民と政治家たちとの温度差を感じました。
「話し合っている場合かよ ! ! 」と思いました。
もちろん、国会で災害対策の法律を整備して、補正予算を組むことは大事でしょう。
しかし、今は、それは国会に任せて、行政に携わるものは、最前線に立ち采配を振る時です。
遠方から叫んでも、最前線の兵隊は動きません。
自由の女神のように、ジャンヌダルクのように、最前線を走ることによって兵隊はついてくるのですよね。
日本の場合、兵隊の質がよいので、リーダー不在でも、大和魂で困難を乗り越えています。
しかし、リーダーはそれに甘んじることなく、最前線に立つことが必要だと思います。
鳩山さんは「チキン」といわれましたが、菅さんは「アカン」といわれるゆえんですね。

投稿: あらま | 2011年5月 2日 (月) 09時41分

 長らく不在で申し訳ありません。まさに人生の岐路に立ち、なおかつモラトリアムもあと1年なのだと自覚してリアルに集中しておりました。運よく内定を取り付けましたが今回の震災でそれなりの打撃を受けている様子で、来年まで内定が持ってくれればとひたすら祈っています。

 さて・・・リーダーシップの欠如激しいと言われるわれらが総理大臣閣下ですが、なぜそのように言われてしまうのか。と少々考えてみました。

 まず、前評判が悪すぎる。経歴上、市民活動家として元々単独のゲリラ活動には長けている人ですが、人や組織をまとめてどうと言う事はほとんど鳩や沢に任せていて、基本的に人望が無い。

 続いて危機に直面した時の反応がよろしくない。陣頭指揮を執ろうと現地視察を思いついてみたり、ボランティア政務官や節電大臣などを作ってみたり、気が付けばとにかく対応が場当たりで、現場を混乱させただけ。
 それを批判された途端、自分は官邸にこもって会議に耽り、枝野「総理大臣代理」を通してしか情報を外に出さなくなったために情報開示の姿勢を疑われ。
 さらにその中でイラ菅を遺憾無く発揮し、会議の重要人物である参与が辞任する始末。自分が任命した重臣までついてこない。

 挙句の果てに踊る会議に真剣になりすぎ、補正予算が組めたのは1か月半後、その間震災関係の法律は何も成立していないと言う始末。慎重になるのは良いがこの大事に憶病になってどうする。

 もうなんか、その辺のサラリーマンが1日社長をやったらこうなりますよ的な代表と言うか。実力も無ければ実現すべき夢も無く、ただ偉大な総理大臣と言う幻想に憧れている。傍から見ればもう完全に厭きられた道化なのに、自分はまだ演技時間が残っているからと居座り続けてさらに場を白けさせていると言うか。
 とにかくこれほどに人を従わせるのが下手な人もいるんだなあと妙な感慨を受けています。


 ついでにあらま様、自由の女神とは「民衆を導く自由の女神」との表題がついたドラクロワの絵の事かと思いますが、西洋人の考え方・・・特にフランス人の考え方で言うと、「あれは女神ではない」と言うのが正しいです。

 あの絵の表題は正確には、「民衆を導く自由」であり、フランス革命の精神である自由の偶像があの姿なのです。「自由と言う精神に奮い立たされる民衆」を描いたのがあの絵です。

 ですから、自由を主張する指揮官が最前線に立って民衆を動かしたと言うよりは、自由と言う理想が直接に民衆を動かした事を強調するのがあの絵です。

 古来より行われた戦争とそれで書かれた絵は、王家の闘争であったり貴族の利権であったり、そういうものが指揮官と兵隊を動かして戦っているものを自画自賛するために書かされた物でした。ドラクロワが言いたかったのは「今回はそうではない!我々は崇高な精神のために自発して戦っている!」と言う事で、だからこそあの絵は美しいし価値があるのです。

 そう考えてみると、我々日本人は精神的にまだまだ西洋の豪胆さには遠く及ばないなあと思う一方、日本はそれが良いんじゃないかと思う自分もいて、複雑な心境です。

投稿: ある大学生(内定済み・・・でも取り消されるかも) | 2011年5月 2日 (月) 21時40分

ある大学生(内定済み・・・でも取り消されるかも) さま、お久しぶりです。
いろいろとご教授をありがとうございました。
貴兄の内定が実を結びますよう、衷心よりお祈りしています。

ところで、菅直人首相には、最初からその資質がないことがよく分りました。
やはり、ビジョンを描けない人は、首領には向いていませんね。
早急に代ってもらいたい所ですが、心当たりが誰もいない・・・。
このまま、放射能まみれ、借金まみれの日本を後世に引き渡すなんて・・・。
現代を生きている大人のひとりとして 大いに恥じるところです。

> 今回はそうではない!我々は崇高な精神のために自発して戦っている!
・・・というドラクロワが言いたかったこと。
これと似たような精神は、日本人の大和魂の中にもあると思います。
ただ、日本人の場合は、自発と言っても「忠臣的な」自発であって、西洋のそれとは違うような気がします。

先の戦争では、日本人は何百人もの犠牲者を出しても自ら終戦の決断が出来ませんでした。
今回も、陛下の聖断を仰ぐことになるのでしょうか・・・。
そんなことまで考えてしまいました。

投稿: あらま | 2011年5月 2日 (月) 23時05分

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