あの人の息子
本日は、こどもの日です。
決して「子供の日」ではないのです。
なぜかというと、マスコミや公官庁が「子供」と書くと、人権団体から抗議が来るんだそうです。
たんなる「言葉狩り」なんですね。
それにしても、なんとも窮屈な時代になったものです。
さて、そんな「子供」について感じていることを記してみましょう。
ところで、今でも小生は、地元では、アラマさん・・・と呼ばれるよりも、アラマさんの息子さん・・・と呼ばれることがあります。
どうやら、この地では、小生よりも小生の父親の方が まだインパクトがあるようです。
父が亡くなって 17年にもなりますが、今でも「アラマさんにはお世話になりました。」という人がいます。
小生が知るよりも、父は偉大であったようです。
しかし、50歳を過ぎても、いつまでも「アラマさんの子」と呼ばれることには、いささか嫌な気がするのですね。
小生が社会にでて、初めて出張に行ったとき、親方から「絶対に外では‘息子’と言う言葉は使うな。」と教えられました。
先方の会社の名刺交換のとき、社長の息子を紹介されることがありますね。
そのときに、「社長の息子さんですか」・・・なんて口を滑らせでもしたら、その商談は破談すると教えられました。
日本の企業は世襲が多いのに、いつまでもそれを気にしている社会なんですね。
それに対して、西欧はそんなこと気にしていないようです。
むしろ、平気で ○○の息子と云います。
例えば、Johnson とか Jackson なども、John`s son とか Jack`s son の略 なんだそうですね。
また、ファストフードの マクドナルドも、ドナルドさんちの息子さん・・・という意味なんだそうですよ。
つまり、Mc とか Mac という語は、ゲーリック(スコットランドやアイルランドの古い言語)で son of ○○ という意味なんだそうです。
だから McDonald は son of Donald ということになり、McDonald の D は大文字なんですね。
つまり、名前からして、最初から父の息子であることを示しているのです。
さらに、ルパン3世 なんてもの、初代ルパンの 三代目ということですよね。
それでは、○○の息子という名前があるのに、○○の娘という名前はないのか・・・というつまらない疑問が沸きます。
いまのイギリスの エリザベス女王は、正式には エリザベス二世なんだそうですね。
西欧では名前の由来を大切にする一方、先代は偉かったかもしれないが、俺は俺だ・・・という意識が定着しているので、○○の息子という名前でも平気なんですね。
それに比べて、日本は度量が狭い。
○○の息子といわれるのがイヤなら、最初から継がなければ良いのに・・・と思います。
なんて言う小生も、アラマさんの息子・・・と呼ばれるのがイヤです。
それがイヤなら、父よりも大きくなればよいのです。
その点、小泉進次郎さんは立派です。
(上の写真は、拙宅の五月人形。子供たちが大きくなったので、まったく手抜きの飾り付けです。)
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