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緩まないナット

高価

最近、東京のスカイツリーの建設でも使われているという緩まないナットが話題になっています。Photo

ハードロックナット・・・といわれるものですね。

構造は、テーパー(斜め)になっている部分をダブルナットで締め付けて、ボルトとナットの隙間を埋めようというもの。

弊社が開発している ノン・バックラッシュ構造に似ています。

こうした緩まないナットは他にもあり、ナットにスプリングをつけた Uナット というものもあります。U_3

しかし、いずれも高価で、半ナットのような厚みしかないので、スバナで締め付けるとき力が分散してナットの形状を破損することがあります。

そういうわけで、一般には、スプリングワッシャーダブルナットで、十分です。

このように、緩まないために テンションを加えて間隙を埋めようという構造の他に、間隙にボンドを入れて固定しようという発想があります。

たとえば、ナットのネジ山の部分に、予め樹脂みたいなものを塗布して、締め付けるとそれがネジ山の間隙を埋めるものもあります。
( たとえば、ロックタイトと呼ばれるものがあります。)

普通は、ネジを入れるボルトにボンドを塗布して締め付ければ緩みません。
さらに、予め、タガネでネジ山を少し潰して、強引に締め付けるという方法もあります。

しかし、どんなに工夫を凝らしても、リベット (写真)には適いません。Photo_2
たとえば、大正・昭和の初期に建造された鉄橋は、ボルト締めではなくて大きなリベットで留めています。
それが、今でも頑丈に留まっているのですね。

(写真の橋は、大正 12年 (1923年) に作られた 安倍川橋。リベットで作られています。)Photo_3 

つまり、締めり緩めたりしないのなら、溶接してしまえばよいのです。

ただ、リベットも溶接も振動には弱く クラックが入りやすい・・・なんて言われます。
しかし、熟練工がやれば、そんなことはありません。

このように、構造物を組み付けるには、いろいろな方法があります。

職人が締め付けたボルトは、たとえシングルナットでも緩みませんよ。
ちょいと、裏技があるのですね。
でも、ここでは教えませんよ。

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