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東海地震はいつ来るのですか - 4

首相は「英断」したのか

菅直人首相の要請に基づき、静岡県の浜岡原子力発電所の 4号機が 昨日停止し、5号機も 本日停止すると伝えられています。
こうして、浜岡原発の全ての原子炉が停止するのですが、そのことについて 静岡県民の反応は様々であることは、いままでお伝えしてきたとおりです。

ところが、昨日、福島第一原発の 1号機が メルトダウンしていたことが報道されると、静岡県民の反応は、一気に、首相の判断が「英断」であるという方向に変わったと感じます。

冷却に失敗したら、原子炉は暴走する・・・。
暴走した原子炉は止められない・・・。
そうしたら、多量の放射線が環境を汚染する・・・。

静岡でも、福島から漂ってきた放射能が観測されていると言いますから、静岡県民は敏感になりますね。

次の瞬間に起きても不思議ではない・・・とされる東海地震。
その地震が、もし本当に起きたら、菅首相の決断は「英断」と称されるでしょう。

実際に、静岡県知事は、首相の決断を「英断」と賞賛し、浜岡原発がある御前崎市周辺の首長たちも、首相の判断を支持している様子です。

仮に、今後、東海地震が来なかったとしても、菅首相の判断は誰も批判できないと思います。
なぜなら、明確な科学的な根拠があるからです。

そういうことで、首相は自身の判断については「歴史が評価するだろう」と胸を張っているようですね。
こうして、菅首相は原子炉政策について、主導権を握った感じがします。
とにかく、この決断で菅首相は傷つくことがないわけで、政治家として天晴れです。
おそらく、自民党政権だったら、そんな決断は出来なかったでしょう。

しかし、安心はまだ早いのですね。

福島第一原発でも、地震直後、原子炉を安全に停止させていました。
しかし、冷却ができなかったのですね。

現在、浜岡は原子炉を安全に停止して、燃料棒を冷却していると伝えられています。
ところが、その冷却がなんらかの「想定外」の事情で出来なくなったら、福島第一原発と同じことになるでしょう。

そうなれば、首相の判断は遅かったとか甘かったなどと批判されてしまうでしょう。

そういうわけで、首相の判断が「英断」となるまでには、まだまだ様子をみなければ分らないと思います。

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コメント

噂ではアメリカから圧力があったからということですよ
英断と言うよりアメリカに叱られてハイハイといっただけのようです

投稿: おばQ | 2011年5月15日 (日) 07時51分

おばQ さま、ありがとうございました。
そういえば、先月、クリントン長官が来日するのに合わせて、原発事故回復の工程表が示されました。
そして現在、アメリカ主導の原発事故の回復プランに沿って行動されているそうですね。
どうやら日本のやり方にシビレを切らしたアメリカが陰で強力に動いているようです。

ところで、首相の要請を受けて、原発の停止をしていた中電。
ところが昨日、五号機を冷却中にタービンを回した蒸気を海水で冷やして水に戻す「復水器」内に、海水が漏れるトラブルがあったそうです。
そこで、別の系統に切り替えて原子炉冷却作業を続け、予定より遅れて冷温停止したようです。
もし、別系統の冷却装置も動かなかったら大惨事になるところでした。

何が起こるか分らないですね。

投稿: あらま | 2011年5月15日 (日) 19時41分

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