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映画 『グラディエーター』

世襲 と 忠誠

まず、先日の『遵奉』の記事からご覧ください。

この映画は、CS放送で観ました。Photo_4
ベンハー』を髣髴させるような、スゴイ映画だと思いました。

内容は、古代ローマ時代、後継者に忠誠を誓わなかった将軍が、その新しい皇帝に処刑されるのですが、なんとか逃れました。
しかし、将軍の妻子は惨殺され、自分自身も奴隷として売られてしまいます。
その後、剣闘士(グラディエーター)として活躍した彼が、その復讐を果たす・・・。

この映画のテーマは、『忠誠』と『人望』だと思います。2
先帝には忠誠は誓えても、その息子には誓えない・・・
世襲を拒否した「忠臣」の運命を描いています。

映画ですから、最後は妻子の仇は果たせました。
しかし、実際にはそんなことは なかなか有り得ないでしょう。

この映画の主人公である将軍に忠誠を拒否された新しい皇帝は、根が腐っていると言うか、悪人はあくまでも悪人、卑怯者はあくまでも卑怯者として描かれています。
こうした人間は古今東西に存在して、そうした人が権力を握ると、その下の人たちは不幸です。
どこかの国も、どこかの会社もそんな感じです。
バカ息子が継いだお陰で、ヒドイ目に遭っている人が多いではないでしょうか ?

ヒドイ世襲・・・・今で言えば、北の将軍さまでしょうか。
北朝鮮も「民主主義人民共和国」とは名ばかりで、独裁専制国家が三代も続くことになりそうです。
北朝鮮にも、この映画のような人望の厚い将軍が現れないものでしょうか ?

しかし、今の革命は、エジプトのように、インターネットの書き込みによって民衆が立ち上がると言う新たなスタイルが発生したようです。
その輪が近隣諸国に広がっているようです。

つまり、人望を集めた新たなリーダーによって時代が変わると言う今までのスタイルとは違うようです。

日本の場合は、時代がどんなに変わろうとも天皇がトップて在り続けました。
そして、今では天皇が世襲であることが憲法によって定められています。

ところが、日本のエンペラーは実権を持つことは許されないような運命のようです。
歴史を見ると、天皇が実権を握って親政をしようとすると、殺されたり流されたり、分断されたりで、散々な運命を辿りました。

そういうわけで、日本のエンペラーは、実権は他に譲り、象徴としてのみ その存在を許されてきた・・・という感じがします。
そして、皇位継承が時の権力者の抗争の原因となり、それが野心家に利用されてきたようです。
そういうわけで、この映画のような忠臣にめぐり合わないような運命が、歴代天皇だったと思います。
唯一、大楠公 つまり 楠正成 が 長い天皇の歴史の中でただ一人の忠臣だったように思います。

2000年 アメリカ 172分 (完全版) 155分 (劇場版)  監督 ; リドリー・スコット 出演 ; ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、コニー・ニールセン 

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