「日本売り」が現実味
金を買いましょう
このところ「金の買取」業者の活動が活発化しているとは思いませんか ?
電話での案内ばかりではなく、昨日も夜なのに、金の買取業者が拙宅を訪問に来ました。
こんなボロ屋敷に金なんてあるはずがないのに・・・
こんなことは今までにはありませんでした。
これは一体何を意味しているでしょうか ?
そこで、昨夜、ネットを渉猟して「日本」の世界からの評価を調べてみました。
すると、最悪なんですね。
日本は、日本人が思うほど世界から信頼されていないみたいですよ。
毎年 首相が交代したり、返済不能なほどに膨らんだ日本の赤字。
しかし、それ以上に、お人良しな日本の国民性に、世界は呆れているようですよ。
実は、2008年に、日本では深刻な財政危機が訪れるはずでした。
それは、かつて、小渕元首相のときの「借金」(国債)償還期限だったのでした。
その危機について、映画界でも「バブルへ GO ! 」だなんて、パロディーを作ったほどでした。
結局、償還はせずに、ロンダリングをしただけ。
借金を合法的に先送りしただけでした。
そうした日本の対応に、世界は唖然として、「日本売り」という言葉が飛び交うようになったのですね。
今の、日本の円高はその反動で、決して日本を評価しているわけではないのです。
かつて、韓国のウォンが経済不安で半値に下がったことがありましたが、近い将来、日本の円にも同様な現象が起こるだろう・・・と噂されるようになりました。
円が危ない。今のうちに「円を売っておこう」という気運になる前に、なんと、アメリカ発のリーマンショックが起こり、比較的安定していた円に人気が集中したわけです。
ある意味、これで日本は救われたわけですが、しかし、リーマンショックに立ち直った世界は、改めて、景気回復軌道に乗れない日本のテイタラクに失望し、あらためて「日本売り」が現実味を帯びてきたわけですね。
今後、日本が赤字国債を増発し、消費税の税率を上げるなど財政再建計画を明確に打ち出せないとなると、日本の円が売られるようになるでしょう。
そうなると、なし崩し的に円が崩壊して、物価が高騰するでしょうね。
実際に今、食料や原油が高騰していますから、そのシナリオによる「劇」は開演したのかもしれません。
そうなると、円を持っていても意味がないということで、それなら貴金属に変えておこう・・・という動きになるのは当然でしょう。
ただ、問題は、日本の国債のほとんどが 国内の銀行などに保管されているということで、円の価値がが半分に下がったところで、国債の償還につながるものではないみたいです。
とにかく、今、円が高いうちに、ドルやユーロに変えておくのもいいですが、今のドルやユーロでは不安がありますね。
中国は、世界通貨を ドルに代わって 人民元にしよう・・・なんて言っているようですが、それこそ「元」だなんて、恐くて恐くて触れません。
そこで、現実的な「金」ということなんでしょう。
しかし、「金」なんて持っていても食べられませんよね。
とにかく、世界はカネの価値が下がる時代に突入しています。
それに備えるにはカネよりも「金」ということでしょう。
そんな事態になっているときは、世界の終末期でしょう。
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