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プログラマブル・コントローラー

PC・・・というと

パーソナル・コンピューターを思い浮かべると思いますが、小生にとって PC とは「シーケンサー」、つまりリレー回路のことです。

まだ、パソコンが普及していない頃 (今から 30年ほど前)、機械を作っていた小生に、「電気」という壁が立ちはだかったのです。Photo

つまり、機械とは、スイッチを入れればモーターが回り稼動する・・・という単純なものではなくなっていました。

そのころは、マイコンブームで、家庭用洗濯機・掃除機にもマイコンが組み込まれ始めた時代。当然、産業機械にも電装が施され、複雑な動きをするようになったのですね。

つまり、機械のスイッチの入れると、リレーやタイマーを経て、複数のモーターが作動し、センサーからの信号に反応して、動きを制御するようになったのです。Photo_2
自動化、省力化ですね。

そういうわけで、機械をつくるにしても、単純に機械的な仕組みだけでなく 電気的な仕組みを理解しなければならないわけです。
不得意・・・だなんて言ってられなくなったのです。

そういうわけで、電気の勉強をすることになったのですね。
当時は、そうした「シーケンス制御」を教えてくれるところが少なく、隣の市まで通って夜の講座を受講したものでした。

そのとき、はじめて PC つまり プログラマブル・コントローラーなるものを手にしたのです。
その機器のお陰で、配線を変更するのに、いちいち配電盤の結線を組み替えることなく、簡単に変更が出来るようになりました。049

そうした意味では、この PC は、今のパソコンと同様にコンピューターの一つです。
スイッチの ON、OFF というデジタル信号を取り扱うことでは同じですね。

ただ、そのデジタル信号の取り扱い方が違うのですね。

つまり、プログラマブル・コントローラーの場合は「電卓」と同様に、予め、人間がプログラムした内容に沿って作動するのですが、パソコンなどのノイマン型のコンピューターは、さまざまなデーターも含めて、その状況を‘判断’して作動するみたいですね。

つまり、言い方は悪いかもしれませんが、犬と人間との違いでしょうか。
いぇ、電子計算機と人工知能との違いとでも言うのでしょうか ?

いずれにしても、その機械を作動させるために複雑なプログラムを組むようになり、そのためにパソコンを利用するようになり、今では、シーケンス理論だけでなく、さまざまなパソコンの言語を理解しないと、機械を作れなくなりました。Arithmetic_a20

製図も同様です。T定規に鉛筆、トレーシングペーパーなんてものは、今では使いません。
CAD と言って、パソコンの画面の中で設計します。
しかも、一角法、三角法なんて言っていません。2.5D、3D です。つまり、立体製図です。
そのデーターがそのまま、CAM となって、加工プログラムデーターに変換されるのですから、スピーディーで正確です。

そうした意味では、今の産業機械に携わる人たちは、機械工作だけではなく、電気・電子回路、電子製図など、勉強内容が膨大で 可哀相に思うぐらいです。

それが理解できないと、若い人でも単純作業にまわされて、低所得者層に落ちてしまいます。
同様に、時代についていけない中高年もリストラされて、所得が減ってしまいます。
小生も、時代に取り残された一人なのかもしれません。
時代は残酷ですね。

そんな小生でも、時代の発展とともに、ひとつひとつ理解しながら体得してきましたが、これからの人たちは、いきなり複雑な仕組みを理解しなければならないのですから大変だと思いますょ。Photo_3

しかし、柔軟な頭を持った若い人たちは、取扱説明書を見なくても、携帯電話やパソコンを使いこなしています。

つまり、仕組みなんて理解しないで、単純に作用だけを理解できれは良いみたいです。

そうした姿を見ると、古い考えに囚われないだけ、素直に理屈が頭の中に入っていくのかもしれませんね。

そうした意味では、案ずることはないかもしれません。

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パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

最後の数行しか理解できなかったのですが
この2〜30年の大きな技術進歩とか開発とか
専門家でなくとも肌で感じる事があります。
普通の日常生活の中でももうついていけない感じです。
私が当たり前と思っている作業を親が理解できなかった事。。
今はその親の気持ちが分かる気がします。

投稿: sue | 2011年2月17日 (木) 09時23分

こんにちは。

高校の時に耳にした懐かしい用語がたくさん出てますね。
リレー回路も勉強しました。
ここがONになるとここに電流がきてOFFになりこちらに流れるからここがONになる・・・こんな感じですね。
製図道具も入学の時に購入しました。
鉛筆の芯を平らにしたり、ディバイダー(?両端が針になっているコンパス)を強く当てすぎて穴が大きくなってしまったり・・・。

今思えば私の頃にアナログからデジタルに代わり始めたのかなあと思いますね。
でもアナログを経験できたことは良かったです。

投稿: まさたみ | 2011年2月17日 (木) 13時37分

sue さま、ありがとうございます。
小生の父の子供の頃は、大八車を引いていたのです。
それが、いまや、国際宇宙ステーションが頭上を飛ぶ時代です。
こんなに加速的に時代が変化して、孫子の時代はどうなるのか心配になってしまいます。

投稿: あらま | 2011年2月17日 (木) 20時00分

まさたみさま、ありがとうございます。
テレビ放送も、今年の 7月からデジタル放送に完全移行するようですね。
そんな具合に、会社でも家庭でもアナログ機器が少なくなってきましたね。
いまに、アナログと言う言葉が死語になってしまいそうですね。

投稿: あらま | 2011年2月17日 (木) 20時07分

私は工業高校でT定規と三角定規で製図をしていました。会社に入ってからはさすがにドラフターを使いました。1970年頃、技能士試験の時にドラフターを試験場まで持っていったのですが、当時でもT定規を使っていた人はいました。
おっと、もちろん計算尺です。そういえば計算尺検定なんてありまして、競技会もありました。県で10位くらいになったこともあります。今なら笑われるだけでしょうけど・・・

投稿: おばQ | 2011年2月17日 (木) 20時58分

おばQさま、ありがとうごさいます。
青写真、鑽孔紙・・・
今となっては使われない品々です。
しかし、当時は、それが無くなるなんて考えも及びませんでした。
パソコンOSの出現とその普及で、世の中がスッカリ変わってしまいした。
さらに、インターネットは、世界の距離を縮めるどころか、バーチャルな世界を出現させました。
こんなことは、20年前は、予想もしていませんでした。
次の 20年後。
ハードディスクとかDVDなどが使われなくなり、新しいシステムが誕生しているのかもしれませんし、それ以外の、違った世界になっているのかもしれません。
その頃には、小生なんて、世の中の進み具合には全く追いていけてないと思います。

ツイッターとかフェイスブックでお手上げです。

投稿: あらま | 2011年2月17日 (木) 21時55分

パソコンは,「人工知能」というほどのものではないですよ。

パソコンは,今や「家電」といっていいでしょうが,これほど動作が不安定で使用法が複雑な家電はないと思います。
仕組みを理解しなくても使えるのは今に始まったことではなく,テレビやラジオの仕組みを知らなくても,初期の単純な機能のものは誰でも使いこなしていたでしょう。

Windows XP 以降で,MS-DOS の知識をほぼ必要としなくなってからも,今のパソコンを使いこなすには,やはり,ある程度のハードウェアやプログラミングの知識が必要だと思います。
まあ,一般家庭でネット利用がほとんどの場合はそうでもないかも知れませんが。

自慢したいわけじゃありませんが,職場でも若い人でパソコンを使う手元が私からみておぼつかない人は多く,質問もよく受けます。

投稿: WontBeLong | 2011年2月20日 (日) 22時22分

WontBeLong さま、コメントをありがとうございます。
確かに、テレビの仕組みが分らなくても、テレビを観ていますね。
そうした意味では、仕組みなんて理解しないで道具を利用している時代が既にあったと思います。
もしかしたら、坂本竜馬も銀カメの理屈など知らないで写真に納まっていたのかもしれませんね。
さて、小生が 8ビットパソコンを手にしたときはポケコンと呼ばれ言語もBASICでした。
その後、ディスプレーの左上の部分が点滅して、その部分だけ画面が焼けてしまうような時代にりました。
それがフォートランになり、DOS になり、ウインドウズが出現しました。
小生の場合、パール言語ぐらいまでは理解が及びましたが、今は、何が何だかサッパリ分りません。
もう、諦めました。

投稿: あらま | 2011年2月20日 (日) 23時41分

ポケコンより Apple-II,MZ,PC-8001などの「マイコン」の方が先ですよ。
私は中学生でしたが,マイコンを買うお金がなく,店頭で短いプログラムを打ち込んでは走らせて遊んでました。

N-BASIC や N88-BASIC では,ファンクションキーの表示のところが焼けましたね。

私はいまだに「パソコン」という言葉が好きではありません。なんかマヌケな響きを感じます。「マイコン」の方がかっこよく聞こえます。
今,「マイコン」っていうと普通は意味が違っちゃいますけどね。

何か,他の人のコメントもそうですが,「懐かし話大会」みたいになっちゃいましたね。

ところで,仕事上ちょっとしたプログラムが必要だったり,趣味でプログラミングをされたいなら,java をいじってみればいかがでしょうか。
Eclipse がフリーですし,解説書は山ほど出てます。

オブジェクト指向のプログラミング言語を知ると,新しい世界が開けますよ。
私は FORTRAN 一辺倒でしたが,5年ほど前,java を使い出して,初めて BASIC をさわったときに近い「ワクワク感」を覚えましたよ。

投稿: WontBeLong | 2011年2月21日 (月) 22時55分

WontBeLong さま、重ねてコメントをありがとうございます。
小生がパソコンを必要に思ったのは、座標を出すためでした。
NC加工機の刃先補正を正確に出すためには、どうしてもプログラム関数電卓が必要だったのですね。
いまでも、カシオ Fx601P の残骸が記念として残っています。
ところで、小生と同世代が ビル・ゲイツです。
彼は、言語をまとめ上げて OS を築いたわけですが、そうした緻密で根気の必要な仕事をやり遂げた人が巨万の富を築くことが出来たわけですね。
その頃の日本は、ワープロブームになったので、プログラム言語を究めようとする人は少なかったと思います。
そういうわけで、プログラム言語は必要に迫られてやっていたわけで、好きにはなれませんでした。
その後、すぐにCADが出現し、鍛冶屋にとっては苦痛の種が続きましたが仕方がないですね。

投稿: あらま | 2011年2月21日 (月) 23時56分

たびたびすみません。

これは失礼しました。
電気屋の店頭で1時間も2時間もパソコンにかじりついている中学生だった私とは,少し人種が違ったようですね。

私は不精者なので,学生の時は製図が面倒くさくて仕方が無く,手書きよりはずっとラフな操作で精緻な製図ができるCADには感動しましたが。

ちなみに,私はビル・ゲイツという人物そのものは嫌いではありませんが,彼のおかげで世の中がかなり住みにくくなったと思っています。Mac が普及していれば,もっとパソコンは「家電」に近づけたのにと思っています。
といっても私は仕事上,メジャーなものを使う必要があり,Macは使いませんが。

投稿: WontBeLong | 2011年2月22日 (火) 00時29分

WontBeLong さま、重ね重ねコメントをありがとうございました。
小生の友人で「言語」の研究をしていた人がいます。
かれは Mac 信奉者で、ウインドウズが出現する前に、既に「ハイパー・テキスト」「ハイパー・リンク」をこなしていました。
つまり、そんな彼を見ていると、Mac はマニアック過ぎて、一般には馴染めなかった傾向があり、それが今も続いている感じがします。
その点、ビル・ゲイツは使いやすさを重視して、パソコンの仕組みを知らなくても操作できるように心がけたのが彼の成功の原因だと思います。
パソコンの欠点は、その長所でもある二進法を採用していることに原因があると思います。
そこで、いわゆる「メモリ」を使わない、つまり非ノイマン式の新しい発想の「人工知能」の研究がされているようですね。
つまり「ニューロン式」とでも言うのでしょうか、生物の神経細胞を模した方法です。
しかし、小生は、その理屈が全く理解できませんし、もう、小生の酒で破壊された頭ではムリだと降参しています。

投稿: あらま | 2011年2月22日 (火) 14時48分

すみません,「おしゃべり」好きなもので。
「ブログ主」の責任はお感じにならず,気が向けばのんびりお相手下さい。

私はマック信奉者ではないですが,「食わず好き」なもので,少しマックを弁護させて下さい。
ウィンドウズは明らかにマックの後追いで,Windows 3.1 でマックの足下に何とか辿り着き,95で何とか横に並ぶことができ,それで一気にユーザが拡がったと思っています。
私自身も,Windows95 が発売されるとき,「これでやっとウィンドウズとマックのいいとこ取りができる」と,発売日前日の夜中に電気屋に並びました。

ビルゲイツではなく,スティーブジョブズが,「仕組みを知らなくても使える」コンピュータを目指していたはずです。
ちょっと検索してみた中から,ひとつ紹介すると,
http://mrrsblg.wordpress.com/2010/01/page/2/
あたりを見て頂ければと思います。

なぜ,あらま さんのご友人が言語の研究のためにマックを選択されたのかわかりませんが,マックの方がコンピュータの仕組みを知らない人向けで,仕組みやプログラミングに興味のある人はDOSマシンの方に興味を持つのが一般的だったと思います。
皮肉なことにコンピュータを買う人は後者が多かったのでDOSマシン(PC/AT互換機)の方が普及してしまい,その流れでウィンドウズが普及してしまったのだと思います。
IBMやマイクロソフトの勝因(今はマイクロソフト一人勝ちですが)は,1980年前後の時代にコンピュータを買う人は,マックの良さをわかるような一部のマニアックな人を除けば,ある程度ハードウェアやプログラミングに興味のある人だと判断した(のかどうか知りませんが結果的にはそう見えます)ことだと思います。

あと,「非ノイマン型」と「人工知能」は別モノで,非ノイマン型のひとつであるニューロコンピュータは人間の脳の働きを模してはいますが,それ自体が「人工知能」ではなく,「完全な人工知能の実現の可能性を高めるコンピュータ」と言えるかと思います。

投稿: WontBeLong | 2011年2月22日 (火) 22時53分

今,気付きましたが,最初のコメントを書かれた sue さん,コメントを書かれた人の中で唯一の「文系」の人と思われますが,「~」がひっくり返って見えますよね。
おそらくマックをお使いだと思います。

マックは,工学,技術系と対局の,芸術,文筆家などに愛用者が多いです。

投稿: WontBeLong | 2011年2月22日 (火) 23時01分

WontBeLong さま、コメントをありがとうございます。
こうして、専門家の方とパソコンについてお話が出来て嬉しいです。

ところで、小生はパソコンは「宗教」みたいに思うことがあります。
その時の「縁」で そのパソコンにつながると思います。
ですから、パソコンの黎明期から「縁」がある人もいれば、それを「職業」として利用している人もいるわけですね。
また、関心のある人もいれば、関心の薄い人もいる。
そういうわけで、パソコンとのつながりは人それぞれだと思います。
もちろん、小生の母や会社の同僚など、パソコンに全く「縁」のない人もいます。
しかし、本人の如何にかかわらず、もはや、間接的にも無縁な人はいない状況ですね。
今後、パソコンが発達を続けるのか、それとも、新しいモノが出来て、パソコンが不要になる時代が来るのかは分りませんが、小生には、こうした新しいものを使うことは出来ても理解することは出来ないでしょう。

投稿: あらま | 2011年2月23日 (水) 12時37分

お付き合い頂き恐縮です。これで最後にします。

その前に,sue さんのコメント,今見ると~はひっくり返ってませんね。何か勘違いしたようです。申し訳ありませんでした。

なお,私は専門家ではありません。延々と蘊蓄を書き込んで失礼しました。
でも,話すのに比べて書くのは,「いい加減なことは書けない」という意識から,自分の知識をいろんな情報から再確認,補充するので,自分のためになりますね。

最近の若者は,携帯でネット利用ができてしまうので,パソコンを使えない人が増えているようですね。

あと,ゲーム機の Wii に,私は高い可能性を感じました。パソコンに取って代わり,「家電」として現在一般家庭でパソコンが果たしている役割,またはそれ以上を果たせそうな可能性です。

パソコンが「家電」になる努力を怠って今の地位にあぐらをかいている間に,時代は変わりつつあるのかも知れません。

投稿: WontBeLong | 2011年2月23日 (水) 19時42分

WontBeLong さま、ありがとうございます。
今、こうしてお話しているのが、2~30年後には「昔話」になってしまうでしょう。
そのときに、パソコンがどんな姿になっているのか、楽しみですね。

投稿: あらま | 2011年2月23日 (水) 21時52分

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