北方領土の日
政府に強い意志を示そう
そこで、独立行政法人北方領土問題対策協会のホームページの記事を引用します。
2月7日は、1855年のこの日(旧暦では安政元年12月21日)、現在の静岡県下田市において日魯通好条約が調印された日です。この条約は、日本とロシアの間に通商を開くとともに、平和的な話し合いによって両国の国境を択捉島とウルップ島の間と定めたもので、これによって、択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島の北方四島は日本の領土として確定し、これ以後、両国の国境は何度も変わりましたが、北方四島は一貫して日本の領土でした。
このように、歴史的にも、北方領土は日本固有の領土です。
ところが、終戦に乗じて、旧ソ連が北方四島を不法占拠したままです。
戦争を放棄した日本は、話し合いによって四島の返還を求めてきましたが、一昨年、民主党政権に変わり、外交に対して さらに弱腰な対応を示しました。
今朝も、政府は朝刊に「北方領土の日」の全面広告を掲載していましたが、政府としての意気込みは全く感じられませんでした。
領土問題は、国としての外交問題です。国防問題です。
政府はそれを、国民一人ひとりの問題にすりかえています。
国民が強い意志を示しても、奪われた領土は帰ってきません。
国が、憲法に基づき、主権を守る・・・という問題です。
その憲法が、主権を守れないような内容ならば、憲法を改正すべきでしょう。
特に、昨年の夏からの 尖閣問題で、政府・民主党が領土問題で中国に弱腰な対応をしていることを見たロシアは、すかさず、北方領土はロシアのものだと明言するようになりました。
そして、北方四島の施設の拡充をしているようです。
領土問題は、その国の主権の問題です。
弱気な対応をすれば、スグに奪われてしまうものです。
そうした意識をもった代表を、われわれ国民は選出しなければならないと思うのです。
主権を守れない民主政権から脱却して、まともな国防のできる政権に変わることが必要だと思います。
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コメント
こんにちは。
呆れてしまいました。
「国民一人ひとりの強い意志が、返還実現に向けた大きな力になります」・・・?
返還実現に向けての意思が弱いのが今の政府ですよね。
かといって今までの政府も結果的には実現できなかったわけですが・・・。
とにかく最低でも北方領土に住んでおられた方が生きている間に何としても返還してもらいたいです。
合法的に、そして強引な手を使っても。
投稿: まさたみ | 2011年2月 7日 (月) 19時40分
まさたみ さま、ありがとうございます。
対岸で騒いだところで、ロシアは聞く耳を持たないでしょうね。
国民がどんなに意識があっても、政治家に意識がなければダメですね。
主権問題とは、国民の問題ではなくて、国家権力の仁義なき戦いですよね。
頭の中が「スッカラ菅」内閣では、期待はできません。
自民党を含めて・・・。。。
投稿: あらま | 2011年2月 7日 (月) 21時45分