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歴女

日本の女神たち

一時期、流行語ともなった「歴女」。

こうした歴史に関心を持つ女性が増えた原因は、「歴史の陰に女あり・・・」ということで、歴史と女性との係わりを示す ゲームソフト が売れたとか 「篤姫」などの大河ドラマが放映されたのが原因のようです。

どうやら、西欧の歴史では、女性は、裏切り呪い誘惑・・・というイメージが強いのですが、東洋の歴史では、女性は、支え祈り勇気・・・というイメージが強いようです。

どうも、それが 歴女 の共感を呼んだようです。

また、話はガラリと変わりますが、最近、小生は自治会の役員をしています。

そこで、村の神社の世話役などもやっているのですが、その神社の「由来」などにも遭遇する機会があり、日本の神話に興味が沸き、図書館で「日本神話」に関する本を読むようになりました。

すると、日本の歴史上の女性は勇敢で、幾度も国の危機を救っていたのを発見したのです。

特に、日本神話に登場する「女神」たちの活躍は、目を見張るものがあります。

まず、日本と言う国は、憲法の第一条にも示されているように、天皇が象徴となっている国ですね。

その天皇の皇祖皇宗が「天照大神」という太陽女神です。

つまり、日本は神武天皇以来、男系男子の皇統の国・・・なんて言う人がいますが、元はと言えば、女神が最初なんですね。

その天照大神は建国の祖ということで、忍耐、勇敢、寛容に溢れたキャラクターを持っています。

その日本の神々の頂点に立つ太陽女神の危機を救ったのも、女神でした。その名は、天鈿女神 (アメノウズメ神) 。彼女の踊りで、高天原は暗黒の危機から救われたのでした。

その他、日本の代表的な聖母神として 神功皇后 があげられます。彼女は、夫の仲哀天皇に代わって神の信託に従ったのでした。その間、呪術的方法で出産をコントロールしたということで、生まれてきた応神天皇が神の子として尊ばれることになります。

他にも、菊理姫神 (ククリヒメ神) 。木花咲耶姫神 (コノハナサクヤヒメ神) 。玉依姫神 (タマヨリヒメ神) 。豊玉姫神 (トヨタマヒメ神) 。倭迹迹日百襲姫神 (ヤマトトトヒモモソヒメノ神) など、神の信託を受け、神と神との仲介役をしたり、子孫を増やしたり、その系列をつなげるなど、女神たちは 国の創造・維持の場面で重要な役割を果たしています。

なのに、男性の神たちは情けないのですね。

まず、天照大神の父親である 伊邪那岐命 (イザナギノミコト)。

彼は、妻であった 伊邪那美命 (イザナミノミコト)との約束を破って、黄泉の国伊邪那美命の姿を見てしまったのです。

そして、「ここに伊邪那岐命見畏みて逃げ還りたまふ」ことなるわけです。

お伽噺でも、例えば 鶴の恩返しの時は、旦那さんである よひょう は機を織る妻の つう 姿を見てしまい そのまま逃げられてしまいましたね。また、浦島太郎は我慢し切れず、玉手箱を開けてしまいました。

日本の男性は、神世の代から 我慢のできない性分のようです。

(でも、現代では、パートナーの携帯を覗く割合は、男性よりも女性の方が多いみたいですね。)

他にも なんと 143歳まで長生きされたという 景行天皇という神様がいました。彼は、実の息子である 日本武尊を「東征」の名目で追放してしまいました。Takeru7

その理由は、 息子である 日本武尊 が自分よりも強いと 脅威を感じたからといいます。

父親に疎まれた日本武尊は、その後、苦難の道を歩くのですが、その日本武尊を助けたのが、叔母の 倭姫命 (ヤマトヒメ )だったり、妻の 弟橘姫 (オトタチバナヒメ) (写真) でした。

そういうわけで、神代の頃から、日本史に登場する女性は、可憐で我慢強く、命も惜しまず犠牲になっていきました。

つまり、男性が元気な時は その男性を支え、男性が元気がないときには その男性に代わって軍の先頭に立ち、太刀を振るう・・・それが、歴代の日本女性の姿のようです。

そうした大和撫子 (ヤマトナデシコ) の姿が歴女たちの共感を呼ぶのでしょうか。

さて、今の日本は、膨大な借金を抱え、産業も衰退し、高齢化が進んで、諸制度が破綻しようとしています。

そんな現代に生きる男性は、女性にプロポーズの言葉も掛けられないほど、元気がない感じがします。

そうした未曾有な日本の危機を救うことは、草食系男子ではムリでしょうか ?

日本を再生させるのは、やはり、大和撫子なんでしょうか ?

我々、日本男児は、もっと シッカリ しなければなりませんね。

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