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「大和魂」 番外編 - 2

耐える心

日本が戦後の高度成長期に沸いていた頃、映画界は、洋画では マカロニウェスタン、邦画では 任侠モノ に人気がありました。 (山本晋也監督も、あっちのほうで活躍していましたね。)

Photo その仁侠映画と言えば、高倉健 (写真) さん。

周りからのイジメ・圧力にジッと耐え、弱いものが被害に遭うと、突然、怒りを爆発。

最期には、黒幕と刺し違える・・・

このように、弱いものを助けて、強いものを挫こうとするのが、いわゆる「義侠心」。

日本人の根底に流れていますね。Photo_2

西洋の騎士道にも、弱い婦人を尊重するという徳目があります。しかし、それは、弱い立場の人を守る姿勢を示すことによって 自分の素晴らしさを現そうとするものと言われています。つまり、日本の義侠心とは違って自己顕示欲の現れではないか・・・と言われています。

さて、そのジッと耐える心は、日本神話の天照大神 (アマテラスオオミカミ)が 須佐之男尊 (スサノオノミコト - 写真) の暴挙にジッと耐える姿に似ています。

それが、『忠臣蔵』にも現れていますね。

吉良上野介 (キラコウズケノスケ) のイジメにジッと耐える 浅野内匠頭 (アサノタクミノカミ)。結局、吉良上野介のイジメが昂じて浅野内匠頭の怒りが爆発してしまうのでした。

そうした日本人の耐える心を映画化したのが、黒澤 明 監督 (写真)。

自然の厳しさに耐え、貧乏に耐え、死の恐怖に耐え、悪党からのイジメに耐える・・・。

Photo_3 『七人の侍』では、弱い農民たちが 度重なる盗賊の襲撃に業を煮やしていました。その農民たちを命懸けで守る侍たちの姿が印象的でした。

それが、日本人の共感を呼び、そうした東洋的な思想が世界に迎えられたと思います。

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