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防衛省 グローバルホーク導入へ

アメリカの圧力Photo_3

昨日のネット新聞、毎日 jp が、アメリカの無人偵察機 グローバルホークに関するレポートを報道していました。

これに先立つこと 10月 4日にも、『静岡新聞』朝刊のヘッドラインで、日本の防衛省が このアメリカ製の無人偵察機の導入を検討していることについて伝えていました。

防衛省は、中国や北朝鮮の不穏な動きを監視するために、偵察衛星のほかに、こうした無人偵察飛行機が必要になると判断したと思います。

実際に、防衛省は 03年度から無人偵察飛行機の基礎的な研究に着手しているそうです。
具体的には、現行の有人戦闘機 F 15を改修して無人化する計画だったようです。
ところが、その改修事業がうまく進んでおらず、防衛省は 1日に、その事業を受注していた東芝からの納期延長申請を承認せずに打ち切る発表をしていたそうです。

【 加筆。上記 F-15戦闘機の無人化計画については、現行のF15戦闘機を無人化にするということではなく、次期戦闘機自体を無人化にする計画と、戦闘機から無人偵察機を射出する計画とがあるようです。下段の「ある大学生さま」のコメントをご覧ください。併せて、偵察航空隊 ← の Wikipedia の記事もご参照ください。】

そして、アメリカから既に実戦配備されている グローバルホークを導入する運びのようですね。
それだけ、急いでいると言うことなんでしょうか。

どうやら、アメリカ側は、この機会に日本に この無人機の売り込み攻勢を掛けているようです。

しかし、この一連の報道に気になるところがあるのですね。
それは、その金額です。

新聞などが伝えるところによりますと、この無人偵察飛行機 1機の値段は、約 5,000万ドル、つまり 41億円 で、3機だと、120億円を超える見通しだと言うことです。

今年 3月の報道では、 1機 3,000万ドル、つまり 当時の日本円にして 27億円と伝えられていましたから、大幅な値上げがあったということになります。

2002年 2月には、グローバルホークは 1機 2,000万ドルという情報もありました。

さらに、この他に 司令部機能を持つ地上施設の整備に数百億円を要すると言われています。

アメリカ側の言い分としては、今、日本の上空を守っている F15戦闘機は、1機 100億円ぐらいだから、無人機は それよりも安いだろう・・・と言うことのようです。F15

でも、アメリカ国内では、 F15 の調達価格は 3,000万ドルと言いますから、日本は破格な買い物をさせられているわけですね。

さて、次に不思議に思うのは、なぜ、日本での無人偵察機の開発が遅れてしまうのかと言うことです。

アメリカの兵器は、日本の技術を利用しています。
つまり、日本の技術なしでは、アメリカの兵器は作れないのですね。

更に言えば、日本の遠隔操作技術とか自立制御技術は、世界から見て飛びぬけて高いのですね。
ですから、その気になれば、日本は こうした無人機などは作れるはずだと思うのです。

無人機ではなく、有人飛行機も、日本は国産のものを開発する能力があるのですね。Mrj
ようやく、三菱が国産の中型ジェット機の生産を開始しました。

でも、本来なら、既に日本製の飛行機が世界の空を飛び回っていても おかしくない筈ですよね。

ところが、実際には、宇宙航空開発も含めて、航空機開発に関する国からの援助が極めて少ないのですから、なかなか思うように国産飛行機やロケットの開発が出来ないようです。

これは、アメリカの指令によるものだと言われています。

つまり、日本との貿易の不均衡を是正させるために、アメリカは わざと高額な兵器や医療機器を日本に買わせているのですね。

さらに、アメリカ製の兵器を自衛隊などに使わせることによって、日本の兵力のコントロールをしているわけです。

このように、アメリカは密かに日本に圧力を加え続けていると言われています。

今回、尖閣諸島沖での船舶の衝突事件で、アメリカは、ソロバンの玉を一桁上げたようです。

自国の防衛を外国に委ねると言うことはどういうことなのか・・・。

こうしたことも、我々日本国民は知っておく必要があると思います。

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コメント

うーん
なかなか難しいですよ
F15完成品をアメリカから買えばの話でしょう
もっと簡単なライフルだって、アメリカの量産品なら数万円と聞きます
それを自主開発して少数しか生産しないから数十万といいます
ライセンス生産とかいろいろ考えないとだめでしょうね

それから値段というのは原価主義もありますし、市場価格もあります
決してアメリカ支持ではありませんが、一概には言えません
自衛隊某関係者から聴きましたが戦闘機だってロシアから買ってもいいわけです
でもそうするとアメリカとロシアとの貿易額は大いに異なり、そりゃ大事でしょう

世の中、しがらみが大変です

投稿: 佐為 | 2010年10月 8日 (金) 05時36分

 珍しく朝早起きしてしまいました。

 F-15の偵察機化については、「F-15自体を無人化する」のではなく、「F-15から無人偵察機を射出する」ことを考えていたのでその辺は訂正を。帝国海軍の桜花をイメージして下さるとぴったりかと。あれは有人でしたが。

 グローバルホークは低速で高高度を長時間飛び、広範囲をまんべんなく偵察するのに対して、F-15改造のRF-15搭載の無人機は、ある程度高速で中空域を、必要な時だけ飛ぶと言う形式になっております。つまりピンポイント偵察って事ですね。どこを偵察とは言いませんが「離島偵察」ですね。

 グローバルホークは管制室を地上に作るので、場所もリソースも十分取る事が可能なのに対して、RF-15の場合は機上に全部積みこまないといけないため、余計難しい仕様になっております。まぁそんな感じで東芝さんが頑張りましたけど結局仕様に堪える物は作れなかったということでしょうね。

 日本の航空機技術はおっしゃるように最近三菱ジェットの成功が取りざたされますが、まだまだだと思います。電子技術、素材技術、航空力学などは熟達し、先進国レベルに達しているものの、日本はエンジンが作れません。今現在国産で最大級の物を使ったとしても、出力でF-15の4分の1にもなりません。航空機用の大馬力かつコンパクトで整備性も効くエンジンの開発を進めなければ、自国産の軍用機など夢のまた夢です。(第二次大戦のときにもそれはネックでしたよね。)・・・でもいつか叶えて欲しいとは思いますね。
 
 うーん、それにしても最近は怖いですね。米軍の無人機頼りはどんどん進んでおります。プレデターに始まり、その戦闘能力をさらに高めたリーパー、偵察に特化したグローバルホーク・・・。そのうち、無人空母、無人駆逐艦に無人潜水艦、無人攻撃ヘリや無人戦車を中心とした無人の敵侵攻部隊を無人偵察機が発見し、撃退するために無人攻撃機が発進したら敵の無人戦闘機が迎撃して、かけつけた味方の無人戦闘機とドッグファイトを繰り広げ、果てには双方の無人爆撃機が市街を爆撃。流れる血は市民のものだけ… なんて時代が到来してしまうわけです。そうなったら、当に戦争をやる人はゲーム感覚でパッとやってしまうかもしれませんね。

 新兵器が開発されるたびに思います。それが造っただけで使わない無駄なモノで終わってほしい。

投稿: ある大学生 | 2010年10月 8日 (金) 06時13分

佐為さま、おはようございます。
日本のF15はライセンス生産されているということで、そのライセンス料が膨大と言われています。
いずれにしても防衛を他国に委ねることには、それなりの問題があるということではないでしょうか。
ジャイアン に守ってもらう スネオ も、カネがなければ ドラえもん のいない ノビタ みたいなものですね。
そろそろ考える時期だと思います。

投稿: あらま | 2010年10月 8日 (金) 07時10分

ある大学生さま、おはようございます。
ご指摘をありがとうございます。

http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/22920420.html

さて、新聞を改めて読み直すと「有人偵察機は、現在使用している F 15戦闘機に偵察機能を持たせる変更が思うように進まず、防衛省は 1日に改修事業を受注していた東芝からの納期延期申請を承認せずに打ち切ると発表したばかり。」
と、記されていました。
どうやら、小生の読み間違いですね。
ただ、言い訳になってしまいますが、次期国産戦闘機は、無人操縦機能を持たせる計画もあるようで、そのために現行機で実験をしているという情報もあります。
どうやら、その情報もあって、小生が誤認したようです。

http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/31149414.html

さて、現代の戦争は、パソコンの画面を見ながらゲーム感覚でやっているそうです。
本当に人が死んでいるのに、その実感が伝わらない戦争なんだそうですね。

それから、兵器の自動化、ロボット化は ますます進んでいくでしょう。
小生が子供の頃、手塚治虫さんの漫画の実写版「マグマ大使」という番組が放送されていました。
それを観ると、未来の戦闘機を予言しているようですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%9E%E5%A4%A7%E4%BD%BF

投稿: あらま | 2010年10月 8日 (金) 07時21分

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