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日韓、大河ドラマ比較 - 3

作られた歴史観 - 2

前回は、日本の大河ドラマはツマラナイというところまで記しました。

ところで、小生が住む静岡県の首長たちは、みな 韓国の歴史ドラマのファンばかりです。どうしてかと言うと、韓国のドラマは、内容が充実していて実に面白いのです。

それは、端的に言うと、韓国の歴史ドラマは、ファンタジーなんですね。
事実、幻想的で美くしい映像で、内容も豊かです。

ですから、日本の衛星放送では、NHK も含めて どのチャンネルでも、韓国ドラマの オンパレードです。

なぜ、そんなに人気があるのでしょうか ?

それは、史実とはかけ離れた 創作 だからでしょう。

たとえば、日本でも人気の高い連続長編ドラマ チュモン は、『日本神話』、『三国志』などの要素をミックスしていますから、非常に面白く仕上がっています。
たとえば、日本武尊とか、諸葛孔明みたいな人たち、つまり歴史上のオールスター、キャラクターたちが、韓国人となって活躍するのですから、絶対に面白いのです。

しかし、なぜこんなことが韓国では許されているのか・・・
日本でこんなことをしたら、歴史を滅茶苦茶にすると言うことで叱られてしまいます。

そこで、韓国の歴史を調べてみると、その理由が分るような気がするのです。
どうやら、韓国でも歴史が失われているのですね。

とにかく、朝鮮は中国大陸の半島と言うことで、大陸からは攻められるし、日本という島からも攻められてきたという歴史です。
そして王朝はというと、中国の冊封体制に従ってばかりで、他国から攻め込まれると国民を捨てて逃げてしまうのですね。つまり、国民は常に流民なんですね。

しかも、内乱も続き、史跡は破壊され、史料なども焼かれて あまり残っていないようです。

さらに、僅かに史料が残っていても、歴史を記した漢字を読める人が少なくなっているということで、簡潔に言えば、韓国の歴史は失われているわけです。Photo_4

そこで、補充をしなければならないということで、幻想的に仕上げているわけです。
民族の誇りのために、各時代ごとに「英雄」を作らなければならないのですね。
それが チュモン であったり 太王四神記 (写真) であるわけです。

しかも、中国や日本の歴史と比べて遜色のないものにしなければならないのですね。
もう、こうなると なんでもアリ・・・なんですね。

だから、朝鮮の歴史は、中国よりも少し新しいかもしれないが、日本よりも古い・・・という設定をしているわけです。
しかも、各時代ごと、日本より勝っていなければならないのですね。

たとえば、朝鮮通信使を日本に派遣したということで、中世の日本は李王朝の属国だったということにしたいようです。

しかも、日本の文化は、海を渡った大陸からの文化の影響を直接受けているのではなくて、半島を経由し、朝鮮で成熟した文化を倣ったものが日本の文化だ・・・ということにしたいのが、どうやら韓国側の希望なんだそうです。

だから、日本の仏教も、日本の遣唐使遣隋使が大苦労して伝えたものではなくて、朝鮮の百済の仏教が日本の仏教になった・・・ということにしたいのが韓国側の希望のようです。

でも、そんなことになったら、仏教を日本に取り入れた聖徳太子が怒ってしまうでしょうね。

「いえいえ、心配することはありません。そもそも聖徳太子なんていないのです ? ! 」
なんていう声が、海の彼方から聞こえてきそうです。

そういう具合に、自国の歴史を希望的に創作することができるのですから、その大河ドラマも面白いはずです。

つまり、韓国では、史実に囚われることなく、自国の歴史を自由自在に創作できるのですね。

ついでに、日本の領土である 竹島対馬 も、韓国の領土であるという史料を勝手に創作しているようですが、それはダメですよね。

創作は、あくまでも、ドラマでの話までに留めておいて貰いたいものです。

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コメント

3本立てでしたか。伊達じゃないなぁ。なんて。

投稿: ある大学生 | 2010年9月 9日 (木) 01時42分

ある大学生さまにお褒めいただき、恐縮です。
でも、この考え方は、佐為さまのホームページで学習した結果です。
つまり、佐為さまの推薦図書を読んだ内容を韓国的な手法で適当にアレンジしただけです。

以下をご参照ください。

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/book021209.htm

『韓国人の歴史観』 黒田勝弘著

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/book021118.htm

『歴史とはなにか』 岡田英弘著

投稿: あらま | 2010年9月 9日 (木) 07時49分

なるほど~。
ではやはり日本の大河ドラマを面白くする!というのは無理がありますね。
怒られちゃいますね。
・・・私もすっかり生活が疎かになってしまいました。
反省して少し立て直します。
・・・でも、楽しい♪

投稿: しーな | 2010年9月10日 (金) 05時59分

おぉ・・、やはり シーナ さまも はまりましたか ! !
韓国歴史ドラマは面白いですね。
小生は、母が眠れない時に、ネット配信で観たり、ビデオに録って観ていました。
とにかく、若者たちが美しく、一途で好感が持てます。
さらに、展開が大胆であったり、繊細であったりで、次はなんだろう・・・と、ワクワクさせますね。
これは、日本のドラマには ない要素だと思います。

ところで、韓国のハイビジョン映像が、なぜ日本よりも美しくメリハリがあるかといえば、日本と韓国とでは、デジタル放送形式が違うようですね。
専門的なことは良く分りませんが、簡潔に言うと、日本では、さまざまな条件に対応した方式なのに対して、韓国・アメリカなどの方式は、画質重視の方式を採っているようです。

また、韓国の若き放送作家たちが、各国に直接赴き、勉強・研究し、垣根を越えた書き方を得たようです。
具体的には、日本語、中国語、英語などを自由に喋れるまでに勉強して、その国のことを深く研究しているようですよ。

どこかの国のように、いつまでも「英語なんて喋れない・・・」なんて言っているのとは違うようです。

このように韓国では、まるで、日本のテレビの黎明期のようで、非常に活気があるようですね。

しかも、日本という 身近なところに先進技術があるので、目標を立てやすく、倣いやすい環境でもあるわけです。

そうした若い力がみなぎっています。

しかし、何と言っても「愛国心」の強さが、日本と韓国とでは違い過ぎます。
それが、ドラマの制作に強く大きく影響しているでしょう。

そういうわけで、今の日本に、韓国を越えるだけの器量はないと思います。

小生は、そんな日本に対して 危機感を覚えています。

さて、「チュモン」の後にも、素晴らしい韓国歴史ドラマが控えていますよ。
どうしましょう ?

http://www.eigeki.com/korea/nenpyo/

投稿: あらま | 2010年9月10日 (金) 09時32分

うわ~・・・wobblyどれも面白そう・・・。
太王四神記は以前観ました!面白かったですheart01
今度はどれがいいか、あらまさんのおススメを教えてください。
まだ、チュモンが半分残ってますのでその後で。
・・・頭の中が韓国の時代劇に染まってますよcoldsweats02

投稿: しーな | 2010年9月10日 (金) 22時03分

しーな さま、重ねてコメントをありがとうございます。
実は、小生は「チュモン」以外はあまり観ていないのです。
・・・というか、また「ハマル」かと思うと、怖くて観れないのですね。
これ以上、しーな さまの生活を崩してしまうのかと思うと、罪悪感を覚えます。smile

韓国ドラマも良いですが、BS放送各局で放映している昔の映画も良いと思います。
小生は、そうした映画を自動録画していて、それを観ることがありますが、どれもが良作だと思いますよ。
ただ、自動録画ですので、観ないとドンドン溜まってゆきます。
現在、観ていない映画が 20本も溜まっています。
新作の映画も観たいし、時間が足りなくて困ってしまいますね。

投稿: あらま | 2010年9月11日 (土) 06時28分

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