サービスのガラパゴス化
日本は鎖国中
今や‘ガラパゴス’といえば、東太平洋に浮かぶ 小島 の名前ではなくて、「閉ざされた環境で独特の進化を遂げること」を言うそうですね。
そこで、西太平洋に浮かぶ我島は、西のガラパゴスなんだそうですよ。
そのひとつの例が、I T 機器。
世界中が使いやすい携帯電話を普及させている中で、日本だけが多機能の携帯電話を繰り出しています。
パソコンも然り。相変わらず日本だけが、多機能を目指している感じがします。
それを「モバイルのガラパゴス化」と言うのだそうですね。
日本だけが独特の進化を遂げています。
モノだけではありません。サービスも独特の進化を遂げています。
たとえば、「おかえりなさいませ、ご主人様。」と、秋葉 のメイドたちは迎えてくれるそうですね。
新興宗教のなかには、本部といいますか地場に行きますと、「おかえりなさい」と迎えてくれるところがあるそうです。
それどころか、今の日本では 一般の店でも、まるで神様を迎えるような接客態度です。
そうした日本人のサービスに、外国人らは満足感よりも むしろ 違和感を感じるようです。
逆に、小生が海外に行くと、あまりにも簡単な接客態度に拍子抜けしてしまいます。
やっぱり、日本の「接客」は独特です。
敬語とは違った接客用語を使い、完璧な品やサービスを提供してくれます。
どうやら日本の場合では「お客様は神様」みたいですね。
そして、日本の子供は「殿様、お姫様」なんだそうです。
親が何でもやってくれますからね。
その「殿様、お姫様」が大人になると、今度は「神様」になるようです。
しかし、その「神様」も、過剰包装のようなサービスを提供する側になると、ナーバスになってしまう。
そして、ウツになり、自殺に至る・・・。
どうやら、神様 以外に 神様を設定することは、神を冒涜することになるようですね。
こうした日本の「接客」は、日本古来から伝わる「もてなし」とは違ったものみたいです。
つまり、「お客様は神様です」という考え方は、経営者の欲 が カタチ になったもののようですね。
ところが、本来の「もてなし」は、相手をいたわる心から発生したものと言われています。
もう、神様ごっこ、王様ごっこ は止めて、日本は世界基準に戻りましょうよ。
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コメント
ひとたびそれが普通になってしまうと普通では無い事に気づかないのが日本です。外国と比べないと改革ができないのもその姿でしょう。
何が良い何が悪いって、自分ソースではっきり主張できないんですよ。情けない国民ですね。
投稿: ある大学生 | 2010年7月 8日 (木) 22時15分
ある大学生さま、ありがとうございます。
今の若い人たちは、マスコミに流されないで、正しい情報を得ようという努力をしていると思います。
小生の世代にはなかった傾向です。
そういうわけで、日本人は進化していると思います。
投稿: あらま | 2010年7月 9日 (金) 12時54分