« ムリ、ムリ | トップページ | 債権放棄を要請 - 2 »

債権放棄を要請 - 1

借金なんて、返さない !

日本政府は、相変わらず 日本経済が復興していると発表していますが、実際に暮らしている我々の実感とは ほど遠いものだと思います。

今朝の地方紙などを見ても、再建中の日本航空が さらなる債権放棄を要請していたことが明らかになりました。
債権放棄とは、借金をチャラにすること。貸した金は返さなくてもいいよ・・・ということです。

そんなことがまかり通る世の中は、異常です。
企業が借金を返せないのなら、倒産・廃業をしてシメシを付けるのが‘筋’というものでしょう。

ところが・・・
「心を入れ替えて頑張りますから、今までの借金をチャラにしてください・・・」
「いいよ」
・・・ なんていう世の中は、経済の法則から外れ、その社会全体が破綻するでしょう。

いつの間にか、借金を踏み倒すことが‘悪’ではないような風潮になってきたと思いませんか。

かつて、日本でバブルが崩壊した時も、不良債権が溢れて、銀行が危機に陥りました。
その時に採った政策が、「銀行の救済」。 真水の注入と、不良債権の処理です。

真水の注入とは、国民の税金を銀行に貸すこと。こうして、なんとか貸し倒れ引当金などに充てることができて、銀行が助かりました。
その時も、銀行の役員や職員に多額のボーナスが支給され、国民のヒンシュクを買ったことがありましたね。
金融界全体が、他人の金と自分の金とを混同している姿が改めて浮き彫りにされたひとコマでした。

不良債権の処理とは、「不良債権処理機構」なるものを作って、そこが各銀行が持っていた不良債権を一括して買い取りました。
具体的には、たとえば、我々の年金が、不良債権の買い取りの際に使われたわけです。
それを端的に言えば、われわれの年金の一部が不良債権に取って代わってしまったのです。

もちろん「額面」は不良債権ではなくて、他の名目に変えられて、永久凍土に埋められてしまったわけですね。
いわゆる 債権のロンダリング です。
かつてのリーマンブラザーズが、サブプライムローンをロンダリングした時と同じような手法ですね。
そうした 国家的な 詐欺手法で、日本の金融界は救われたわけです。
そういったことは、ほとんどの国民に知らされていません。
ですから、消えたのは、年金記録ではなくて、年金そのものなんですね。

こうして、強引に借金をチャラにしてしまったわけで、今や、そうした手法が悪いことではなくなってしまったような感じがします。

次に、今の日本は財政破綻の寸前といわれていますが、こんな感じで、日本の借金も踏み倒されてしまっては適いません。

日本の借金とは、たとえば国債がありますね。その国債には色々な種類、形態がありますが、総じて今の日本国債は、日本の銀行などが保有しているそうですね。個人向け国債も、実際は、銀行が預かっています。
その国内向けの国債を、他のカタチに変えて ( 借換債など )、事実上の「凍結」にしてしまい、日本の借金を軽くしようと考えられているようですよ。

|

« ムリ、ムリ | トップページ | 債権放棄を要請 - 2 »

金融」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/131161/48773063

この記事へのトラックバック一覧です: 債権放棄を要請 - 1:

« ムリ、ムリ | トップページ | 債権放棄を要請 - 2 »