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ISO -12

恩恵を受けたのは・・・

ISO とは、国際標準規格 という意味ですから、その規格を守っているところなら、どこでもその仕事が出来るという意味です。

それを利用したのが、核拡散で有名な カーン博士 ( 写真 )。Photo

彼は、世界各地の工場で核爆弾製造の機械部品を作らせて、北朝鮮の核開発に貢献した人物とされています。
もちろん、その中に 日本の工場もあるそうですよ。
工員たちは、何の部品なのか 知らされることなく 正確に核兵器製造機械の部品 を製造するまででした。

ところで、日本に QC ISO のマネジメントシステムが導入された当時は、現場の職工らから根強い抵抗を受け、それが 今も 続いている感じがします。
ところが、そうしたシステムを導入した 特定アジアは、抵抗もなくそれを受け入れたわけです。
その結果、新しい設備とともに、急激な発展を遂げるのですね。
それが、今の東アジアの現状だと思います。
日本では工賃が高いということで、日本の企業が安い労働力を求めてアジア各地に新しい ISOマネジメントシステムの工場を作ったのですから、最初からそのマネジメントシステムが機能するわけです。
もちろん、最初は苦労があるのですが、何しろ国際標準規格ですから、彼らはその恩恵を縦 ( ほしいまま ) に与 ( あず ) かるわけです。

つまり、日本で標準化されたシステムはアジアで開花し、その代わり、日本の技術が空洞化したのでした。

とにかく、日本は、働かなくても食べていける不思議な国ですが、日本以外のアジア諸国は、働かなくては食べていけません。
ですから、仕事に対して真剣で、技術の吸収も速いのです。

ところで、こうした伝統技法の習得には、年齢の壁があるものです。
特に、感覚で覚える技術は、20代でその仕事を始めるのでは遅いのです。
鉄工の場合は、遅くとも 16歳前までには開始していなければ体得できないものがあると思います。
ところが、日本の場合は高学歴が定着して、低年齢の頃から厳しい修行に入る機会が少ないと思います。
しかし、日本以外のアジアの国は、低学歴の人が多く、低年齢層が技術を体得しています。
そういうことで、日本の伝統技術が、アジア諸国で受け継がれています。
細工、塗り物、彫り物、裁縫、石工、鉄工、木工・・・。総ての職種で、日本の工芸品がアジアの工場で作られるようになったのです。

また、大陸や半島の人たちは、目を盗んではサボろうとし、言われたことしかしません。
そうした精神は、性悪説にのっとった ISO の精神に合致していますから、ISO がうまいこと機能するのです。

ですから、アジアの人たちにとって、ISOマネジメントシステムはピッタリなんですね。

最近は、職場のリーダーとか管理職までも、現地の人に任せることができるほど、アジアのマネジメントシステムは成長しています。

次回は、企業の責任、つまり、CRS について語りたいと思います。

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