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TBS 『サンデーモーニング 年末 SP 』

行き詰まりを打破するには・・・

風のない暖かな今年最後の日曜日です。
新年を迎える準備に追われています。
まずは、午前中に年賀状を書き終えて、午後は買い出しに出かける予定でした。

ところが、午前中、何気なく観ていたテレビに見入ってしまいました。Photo
それが、TBS系で放送された『サンデーモーニング 年末 SP 』です。

まず、番組では、現代は経済的にも政治的にも行き詰まりの時代と位置づけておりました。
つまり、既に地球は 全ての人類を抱えるだけの能力を持ち合わせてはいないというのですね。つまり、地球に合った適正人口を超えてしまっているというのです。
そして番組では、その行き詰まりを打破する方法を模索しました。

まず、経済の歴史、人間の意識の歴史を振り返り、人類は行き詰る度にその意識を改革して、その行き詰まりを解決してきたというのですね。

それが、14世紀の ルネサンス であり 18世紀の 産業革命
そうして人々は人権に目覚め、近代民主主義が生まれました。
こうして主義を意識するようになり、16世紀には資本主義と、19世紀には社会主義が生まれました。

21世紀になり、そろそろ新しい意識に改革してもよい時期に至ったのではないでしょうか ?

そこで、この番組では、チベット仏教の ダライラマ の言葉を紹介していました。
それは、「カネも大切だが、思いやりも大切だ。カネを主眼とする価値観から脱却し、新しい価値観を構築しなければ、この経済の行き詰まりは打破できない・・・」と言うようなことを述べていました。

番組では、様々な角度から資本主義の検証をし、結論として「人間の欲を主眼とした経済システムを改めなければならない」ということに至ったようです。

つまり、何か事業を起こすときには、或いは事業を続けるにしても、ただ利益のみを追求するのではなくて、まず、この事業が公共に有益であるかを考えて、そうでなければ、どんなに儲かることでも止めるという意識を持たなければならないということです。

たとえば、投資をするにも、それが本当に「投資」なのか、それとも 利ざや だけを求める「投機」なのかを見極め、もし、「投機」であるならば やらないという覚悟が必要だということです。

つまり、人間の欲望を基本としてきた資本主義から、公徳を基本とした経済システムに脱却しなければ人類の将来はないというのですね。

21世紀は、 を大切にする時代ということで、私欲資本主義 から 公益資本主義のような、持続可能なシステムを考えることが必要だということのようですね。

既に日本には、渋沢資本主義という考え方がありました。

小生は、そこに答えがあるように思います。

( 写真は、近代日本経済の祖といわれる 渋沢栄一 )

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

昨日録画しておいた“日本百名居酒屋(甲府と高山)”を見ていたのであとから新聞を見て番組に気がつきました。
私たちは本当にお金が必要なんですけど(絶対に!)、年に何億の給料だったり何億も親からもらっている人は本当にそれくらいなければ生活できないのか?と思います。
あこがれたりする時もありますけど、実際にそれだけもらったら気がつかないうちに生活がおかしくなるでしょうね。
普通の生活ができればいいですよ、普通で・・・。

でも年末ジャンボは連番・バラを各10枚買いましたscissors

投稿: まさたみ | 2009年12月27日 (日) 13時24分

まさたみさま、ありがとうございます。
たくさんのお金を持っても、その使い方を知らなければ意味がないですね。
今の経済学は、お金の儲け方は教えていますが、その使い方までは教えていないようです。

投稿: あらま | 2009年12月27日 (日) 22時38分

タダの知識ですが、レーニンは私欲資本主義の行きすぎに突っ込みを入れたくて、不労貴族の資産を有効利用したくて革命を起こしたと言います。

その結果貴族の荘園や銀行をつぶしてそこに工場や鉄道、発電所を作り、ソビエトを世界の二大大国に押し上げました。
ただ、その裏でどれほどの惨劇が行われたか。レーニン時代からスターリンに至るまで、ソビエトは経済的大成功と引き換えに人間的なものをすべて失いました。

日本の革命家に北一輝がいますが(彼はソビエト社会主義をボロクソに言いますけど)、彼の国体論および純正社会主義を読んでから日本改造法案大綱を読んでみますと、権力と経済に理念で立ち向かった者の末路が良く見えてきます。

とうとう頭が狂ったかとお思いかもしれませんが、要は人の欲を志向しない社会は最終的に人に見捨てられて滅びます。しかし人の欲を重視しすぎては果てしない闘争の下に一部有力者とそれ以外の社会にならざるを得ません。

人の欲を目指しつつ、行きすぎがあればそれを抑える。その程度のことしかできないのではないかと最近は思っています。

投稿: ある大学生 | 2009年12月28日 (月) 20時54分

ある大学生さま、ありがとうございます。
サスガ、一気に核心を突いてきましたね。

仰るように、理念だけではダメですよね。
人間の経済から欲望を捨てようとすることは、いわゆる平和運動とか核廃絶運動の類と同じことのように思います。
人間の‘欲’には本能に重なる部分がありますから、それを抑制すことは難しいといいますか、不可能に近いでしょう。
しかし、現在のように核兵器が存在する限り、核の恐怖はなくならないと同様に、マネー資本主義から逃れるには、経済活動から‘私欲’を取り除かなければ、解決しないことも事実でしょう。
このまま私欲に対して私欲で応えていても、解決の途に就かないと思われるからです。
結局、戦争をして、あらたな需要環境を作るという過ちを繰り返すことになるでしょう。

しかし、次に控えている世界大戦は恐らく‘勝者のない’核戦争でしょうから、それだけは避けなければならないと思います。

そこで、どうしても平和裏に今回のマネー資本主義が起こした不況を乗り越えなければならないわけですね。

ところで、仕事をすること、つまり働くことの意味を考えた時、人が社会生活を営んでいる以上、相手または周囲の役に立たなければ、自身の生活が保証されないと言われております。
仏教の説法を借りれば、「働くことは人のために動くこと」、あるいは「傍 (はた)を楽にすること」と言う説明ですね。
つまり、相手に要望が発生し、それに応えることが経済の始まりと言うことになります。
そして、相手に自分が有用であることを認めてもらい、相手の要望に応えなければ、その人の経済が確立しないわけですね。
そこで、今までの経済学では、相手の要望には全て応えようとするものでした。
ところが、これからの経済学は、相手の要望のなかから社会生活に悪影響をあたえる欲望には応えないようにしようというものです。
そのためには、互いに欲望の発生を制限し合おうというのですね。

考えただけでもムリな話です。
それを実現させるためには、善悪の意識を統一しなければならず、さらに人それぞれに、エゴに打ち勝つ強い精神力が求められます。
人の‘善’に依拠した経済学の確立・・・。
でも、そうしなければ最悪から回避できないだろうと言う危惧があるようです。


投稿: あらま | 2009年12月28日 (月) 22時38分

新年明けましておめでとうございます。

長文での返答、経済の始まりの説話、ありがとうございます。

1点だけ。
核廃絶は不可能です。既に核技術は完成されており、その作り方や原理は量子力学の基礎で、それがなければ素粒子などの研究はできません。ボーアやアインシュタインの研究を再びパンドラの箱に入れてしまうことはできないのです。
実務的に言うなら、核爆発を起こす高純度核物質の入手や製造を禁止したところで、低純度核燃料や高汚染核廃棄物質などを大きめの爆弾に積んで撃ちあげてしまえば、戦略的には5発で1発分の威力があります。簡単に言えば核汚染してしまえば良いのですから何も問題はありません。
オバマ大統領は、じゃあなんで核廃絶だと言いだしたのかと言えば、実はアメリカ国防省がNASAと共同で開発してる新兵器があるんですけど、それの設計のめどが立ったんですよね。何かと言うと「運動エネルギーミサイル」とでも言うべきもので、弾頭はただの鉄の塊なんですけど、それを音速の20倍だの30倍だのまで加速して、着弾時に隕石のように、核爆弾並みのエネルギーを発生させると言う物です。
これは、核の制限にもBC兵器の制限にも当たらない大量破壊兵器と言うことで、アポロ計画の時代から構想はあったんですけど、最近(スターウォーズ計画のファンのブッシュの頃から)ミサイル防衛と核廃絶が選挙のネタもとい政策として成り立つようになってきたので真面目に開発を始めたようなのです。(このミサイルは物理的に早すぎてミサイル防衛はできません。ロシアや中国はこんな技術力がないので今ホントに困ってます)

細かく見てみたらこんな体たらくです。国民をだまして、世界をだまして、だましだまされの人類に未来はあるのか。無いと私が困りますので何とかしたいです。

投稿: ある大学生 | 2010年1月 1日 (金) 03時55分

ある大学生 さま、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
どうか、今年も、ある大学生さまにとりましても輝いた年であることを祈念いたしております。

さて、不況や戦争の原因が人間のエゴであるとこは分り切っているのですが、そのエゴを取り除けないのが人間の実態ですね。
結局、近い将来、人は自身のエゴで滅んでしまう・・・というのが学者様方の定説のようです。
また、どの宗教界でも‘末法思想’を唱えていますね。

21世紀はない・・・なんて言われていて、もう 1/10が過ぎてしまいました。
やはり、人類は滅びるのが怖いと見えて、なんとか踏みとどまっているようです。
それを見ると、やはり、人類の将来は期待しても良いと思います。
・・・でないと困るのは、ある大学生さまだけではないからです。

新春早々、なにかスゴイ話題になってしまいましたが、夢や希望をもって、お互い、頑張りましょう。

投稿: あらま | 2010年1月 1日 (金) 10時18分

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 昨日は友達とマイケルムーア監督の「キャピタリズム ~マネーは踊る~」を見て、かなり娯楽作品としても楽しめた映画でした。  この映画に関しては1主婦による「映画「キャピタリズム ~マネーは踊る」についてのブログが詳しかったので、そちらに譲ります。(^_^;)  なおキャピタリズムの悪行については、9.11の真実や 時代の精神のサイトをご覧ください。(^_^;)  そして今日、サンデーモーニング SPの資本主義について見ました。 久しぶりに今後の日本のビジョンへのヒントと、歴史の転換点... [続きを読む]

受信: 2009年12月27日 (日) 23時07分

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