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マネー資本主義

やるせない矛盾

昨夜、放送された NHKのテレビ番組 『マネー資本主義』 をビデオで見ています。
それを見て、人間の強欲に呆れてしまいました。
儲けるためなら 手段を選ばない・・・

お金が悪いのではなくて、それを使う人間に問題があるのですね。

恐慌のたびに、同じ過ちを繰り返している人類の様子を、この番組は時代を追って示し、人間の「欲」という化け物に負けてしまう人間の弱さを露呈していました。

どんなに立派な人でも、カネを目の前にすると理性を失うと言います。
どうして、そうなってしまうのでしょう ?

自分もそうです。カネを持てば、慢心が沸き起こり、金がなくなれば卑屈になります。

さらに、自分のカネなのか人のカネなのか、分らなくなってしまうものです。

それが、人間の本性だとすれば、人間とは愚かなものだと思います。

小生は一介の雇われ職人です。主人から戴く俸給で生計を立てているのです。
そんな僅かな給料では、大きなものなんて買えません。

そこで、お金を貯めてから欲しいものを手に入れればよいのですが、今の世の中は、その逆で、欲しいものを手に入れてから返済していくと言う考え方が普通になってしまいました。

それが、倒産とか破産の原因になるわけです。

その時は、借りたお金を返そうと思っても、実際には返せない事態に陥ってしまうことがよくあるのですね。

ですから、そんな事態に陥らないためにも、一層のこと、銀行をなくせば良いのです。

つまり、貸借行為を全面禁止するのです。

本来、銀行とは、みんなから集めた金を、金を必要とする人に貸すのが仕事のはずです。
ところが、なぜか今の銀行は、なかなか金を貸してくれません。
体の中の血を回す心臓のように、銀行は金を回すことがその仕事なんですが、今の銀行は心肺停止状態です。
一体、カネを貸さないで、どうして銀行が収益を上げているのでしょうか。
利子以外の手数料だけで銀行経営が成り立つのでしょうか。
それとも、金貸しの他に利益を上げる方法が銀行にあるのでしょうか。

本来の仕事を忘れて、投機に奔走しているのが今の銀行です。

これからは、銀行なんてなくして、人も企業も借金をしないで、貯めたお金で生活したり経営をする。
そうすれば、おカネによる不幸はなくなるのではないでしょうか。
「手形」も「クレジットカード」も止めてしまう。
借金を踏み倒すような信用のない人間というものには、そんなものを利用する価値がないということにするのです。

要するに、信用取引を全面禁止すればよいのです ! !

でも、病気や怪我で働けなくなったらどうするのか・・・
大きな事業をする場合、どうするのか・・・
やはり、お金を借りることもあるだろう・・・

それなら、借りると言う言葉をなくして、貰うという言葉だけにしよう・・・
貸すという言葉を止めて、与えるという言葉だけにしよう・・・
「配当」なんてこともなくしてしまえばよいのです ! !

貸したり投資して儲けることを止めてしまう。つまり、実業以外の殖産を禁止する・・・。

「金融」そのものを否定する考え方です。

・・・なんて、現実的でない妄想を抱いてしまいました。

いまや、6人に 1人が個人破産する、あるいは、4件に 1件が家計破綻する確率の日本なんだそうです。

大不況の今、現実は、もっとヒドイのかもしれません。

こんな日本の経済に、渋沢栄一さんは草場の陰で泣いておられるかもしれません。

借りたものは返さなくても良い・・・、いつからこんな時代になってしまったのでしょうか・・・

銀行を続けるのなら、せめて人類が、「借りたカネは返す・・・」という意識を持ってから営業すべきでしょう。

運用が目的となってしまった「マネー資本主義」。実体のないカネが世界を飛び回っています。

古代宗教では、利子を取る行為は、悪いことでした。

人類の犯した 2つの大きな過ち。それは、火を使うこと。金 ( 対価 ) を創造したこと。

このテレビ番組は、色々なことを考えさせてくれます。

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コメント

こんにちは。

私も銀行が儲かるというのはおかしいと思ってました。
お客様からお金を預かって、返す時にはちょっとだけ増やして返さなければいけないシステムのどこに儲けがあるのか・・・。
「どこかでごまかしをして、わからないところからお金を取っている。」
どう考えてもこれしか思い浮かばないですね。

投稿: まさたみ | 2009年12月21日 (月) 12時13分

まさたみ さま、ありがとうございます。
低金利時代ですから、それに伴って利子も低利息。
銀行の利潤が減るはずなのに。
それに対応する唯一の手段が、統合して資本増加させる。
しかし、そんな見せ掛けにも限度があります。
やはり、国債なんでしょうね。
結局、帰するところは、国民の税金です。

投稿: あらま | 2009年12月21日 (月) 12時42分

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